2月10日   Double Binding

ライスオンザライス。


「天丼味」や「カツ丼味」を謳うふりかけが話題になっていると聞き及び、
それはどうだろう、と思っている次第なのです。
そういう味のふりかけの存在意義自体を疑問視しているわけではない。
手軽に天丼やカツ丼の味が楽しめるのは良いことだ。僕も是非食べてみたい。
だが、それはしかし「天ぷら味」「カツ煮味」という名前にすべきではないのか。
天丼やカツ丼というのはあくまでごはんと組み合わさった後の状態を指す言葉であり、
ごはんにかける前のふりかけ単体の味を評するときに
その名前を使うのはおかしいと言わざるをえない。
もしこの名前に正当性を持たせようと思ったら、
従来からある「おかか味」や「梅味」といったふりかけたちも全て
「鰹節丼味」「梅ごはん味」のように改名しなければならないはずだ。それは道理が通らないだろう。

と思ったけど実物を食べたことがないので、
あるいは天丼やカツ丼のごはん部分の味、お米の味も
このふりかけには含まれている、という可能性が残っている。
もしそうなら僕の批判は的外れだ。それは天ぷら味ではなく紛れもなく天丼味だ。
丁重に謝罪したい。そのうえで改めて、今度こそその存在意義を疑問視したい。