2012年01月08日

言葉にならない

最近の毎日を一言で例えるなら、
平凡がふさわしい気がする

忙しかったり、確かに自分が20代後半とは思えないような
アクロバティックな仕事をしているが、
悩みも平凡、
幸せさも平凡

そして、まぁいいことなんだけど、
なんとか大学卒業から就職して落ち着くという
多分人生でそこそこ一番目くらいに過酷な目標を達成しつつあって、
たぶん、今年一年何もがんばらないで、
このまま毎日を過ごして行けば、
頑張ってなくても給料は増えて行くだろうし、
仕事もある意味で楽になっていくだろう


ただ、このままの毎日がつづけば満足なのかと言われると、
そうではない

たった一度の人生、
自分の力がどのくらいか、納得するまでそれを試し続けたい


そんな、ある意味で落ち着いて来た私が最近、
喉から手が出るくらいにほしいものは、
熱烈な恋愛小説

誰が書いた小説だって良い

どんな設定だって良い

ただ、読み終わったときに、
一体この清々しさにも似た無力感はなんなんだ!と思うくらいの
熱烈なものが読みたい

言っても
好きな作家の小説以外はあまり読まない私が、
偉そうに批評できる気もしないんですが、
どうも最近読む小説はおもしろくないな

おもしろくないだけだったらまだ良いんだけど、
おもしろくないだけじゃなくって、
個人的な感想を単刀直入に言うと、
気持ち悪いなっていうような作品に最近よく出会ってる気がします

これも全く個人的な意見で、
別にその作品の善し悪しを評価する物ではないんですけど、
恋愛小説が読みたいなって思ったときで、
例はあまりに単純ですけど、
「ノルウェイの森」とか
「こころ」とか
「せかちゅう」だって良いです

なんていうか、
「純愛」ってワードがしっくりくるような、
内容やストーリーは極めて単純で良いから、
どうすることのできない切なさを描いてくれって、
私は思うんです

でも、
最近読んだ小説はどれも、
「純愛」ってものをそれぞれに目指しているのはわかるんですけど、
どれもこれも、
血のつながった者同士の恋愛だったり、
同性愛だったり
離婚だったり
流産だったり


決してこれらのテーマが純愛ではないと否定してるんじゃないですよ

それよりも私が個人的に感じたのは、
これらのテーマで書けば、純愛になると思っているのか、
いや、
きっとたぶん、
こういうテーマを入れ込まないと純愛にはならないと思っているんじゃないか

というようなことを勝手に思ったのです
そして、
なんだかそれが、
いやいや、恋愛小説は、テーマや設定よりも、
表現力のほうがだいじなんじゃないかなと思ったりしたのです

そんな中で、
やはり去年一番、出会って感動したのは
『太陽の塔』

これはよかった。
彼の作品は最近本屋でよく平積みされていたりして、
私も結構読みましたが、
個人的には太陽の塔は別格の出来栄でした

彼の書く文章自体は、
あまり読みやすいとは思わないんですけど、
すごく奇麗な小説だなと、読み終わったときに思いました

確かに、この小説が評価されているのは、
彼の独特の世界観だったり、
今までの恋愛小説にはない個性だったりするのかもしれないけど、
最も肝心なところで、
この小説は、決してそれだけじゃなかった

人が、人に恋いこがれる、その単純な感情に、
じっくり焦点をあてた小説

こんな作品が読みたくて、
最近は仕事も落ち着いて来たので、
文庫本を一日一冊読んでますが、
全然出会えません

なんかないかな

plastic_nitto_a
posted at 23:49

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