ゲームのまな板

yatasanは、ゲームとスワローズが大好きです。

2011年06月



昨日まで17打席連続無安打だった田中浩康。ここ最近はヒットも出なければランナーを送ることすら出来ず、ついに先日の試合でスタメン落ち。
今日はスタメンに戻ったが、危機感を煽られ、もう後がない状態だった。

西 1 1 3 0 0 0 0 0 0 0 0 5
ヤ 0 0 0 1 1 2 0 0 1 0 1 6

林 1勝13S
グラマン 1勝1敗1S

ヤクルトの今日の先発は、今年初先発どころか初登板の山岸。この時点で察することが出来ると思うが、今日は谷間で、相手の先発が岸と言うこともあり捨て試合に近かった。
その期待に山岸も応える。俺がテレビを付けるまでに早くも5失点。大学から帰ってきた俺を、一瞬で絶望の淵に突き落としてくれた。
しかし、明るい話題もあり、不調に沈んでいた田中がその時点で二安打を放っていた。まぁ、元々今日は無理ゲーなのは分かっていたし、田中が復調の兆しを見せてくれただけでも良しとしよう、
と思っていたら代打のユウイチがツーベースを放ち、ホームでクロスプレー。キャッチャーはアピールに必死で何故かタッチをしないという不可解な行動を取り、ヤクルトが二点目を返す。2ー5。
おやおや。西武の中継ぎは、ファンが胃薬を常備せずには見てられないほど酷いことで有名だ。これはもしかすると・・・
予感めいたものを感じていると、次の回、バレンティンが超特大ホームランで更に二点を返す。4ー5。
これで岸は降板。7回から西武の中継ぎが登場する。
すると藤本があっさりセンター前ヒット。これは勝ったと確信。完全に流れはヤクルトだ。が、何と次の相川があろうことかバント失敗。引き寄せかけていた流れがまた戻ってしまう。
しかし二死一、二塁でバッターは田中。おいおい、ここで田中に回ってくるなんて、ドカベンじゃあるまいし、出来すぎだろ。ここで打てばもちろんヒーロー。ヒーローインタビューで涙を流しながら
「今まで辛かったけど・・・」的な事を言って、ファンの感動を誘い、チームを鼓舞し、ヤクルトはここから破竹の勢いで勝ち続けるのであった、というビジョンが見える、見えるぞ!

そんなご都合主義的な展開は脆くも崩れ去り、見逃し三振。

その後、9回二死までスイスイ抑えられ、代打の宮出も2ストライクまで追い込まれて万事休す。西武の渡辺監督がニヤニヤ笑っているのが、抜き取られる。
しかし、宮出が何とか内野安打で繋ぐと、渡辺監督の顔が凍りつく。
次の青木が何とも胡散臭い死球を貰い、更に暴投で二死二、三塁。バッターはまたも田中。
何とも出来すぎな展開に俺は奮い立つ。ここで打ったらカッコ良すぎだろ・・・

打っちゃいました。レフト前へタイムリーヒット。しかし、前進守備だったため一人しか帰ってこれず。
ここで逆転サヨナラなら最高にカッコ良かったんだけどなー、まぁ次のホワイトセルに期待しよう。


ファァァァァァッッッック!!!


え、何この魂の叫び?あれ、ホワイトセル、審判に詰め寄って何してんの?退場とか言われてるんだけど。
え?このファッキン野郎が、ファッキン高いボールを、ストライクとかファッキンな判定しやがったから、ファッキンしてやっただけだって?
お前がファッキンだよ、この馬鹿!水差ししてんじゃねーぞ!打者が退場とか初めてみたぞ。

ホワイトセルが退いてしまったので、仕方なく代打に福川を送る。そして案の定のゴロアウト。延長に突入。嫌な予感がする。

しかし、イム様が三者連続三振であっさり抑える。
その裏、ヤクルトも相手のファインプレーに阻まれる。

次の回、イム様ピンチを迎えるも頑張って抑える。超クール。
その裏、一死一、二塁のチャンスで、バッターはどうでも良い時にしか打たない青木。ここはどうでも良い場面だと思って打て!と念じてると、本当に打ってしまう。
しかし前進守備だったのでランナーはホームに帰れず。ここでヒーローになれないのが何とも青木らしい。

一死満塁。迎えるバッターは何とまたも田中。おいおい、この試合の構成作家は水島新司が担当してるのかと疑ってしまうほどの出来すぎた展開に、ボルテージが一気に上がる。
初球、いきなり振り抜いてレフトフライ。タッチアップでランナースタート。うわ、浅いけどこれ大丈夫か?と心配していたら、レフトの肩が弱く、簡単にサヨナラのランナーが帰ってくる。
6ー5。今シーズン初のサヨナラ勝ち。田中の周りにナインが駆け寄る。さり気無くホワイトセルもいる。退場でもベンチにいるのは良いんだなw
もちろん今日のヒーローは田中。さあ、感動のインタビューが始まるぞ!とハンカチを用意していたら、驚くほど素っ気なく終わってしまい、盛大にズッコケてしまう。

いやー、今日も中継ぎが踏ん張り、打線は諦めずに頑張りと、チーム一丸になった良い試合だった。ソフトバンク戦の流れそのままだね。
岸相手に、谷間で勝てたのはもちろん大きいけど、それ以上の付加価値がある試合だった。
好不調の波が激しく今まで勢いだけのような気もしていたヤクルトだが、こういう試合が出来るのだから、間違いなく強いチームだよ。今年こそは優勝出来ると断言出来る。
まずは明日勝って、交流戦の借金を返済したいね。


先週の水曜日、京セラドームでヤクルト戦が行われたので観戦しに行ってきた。
相手のオリックスは目下6連勝中で、しかも先発はエース級の働きをしているフィガロ。対するヤクルトも三連勝と調子を取り戻しつつあったが、先発はイマイチ安定しない山本。
この時点で圧倒的に部が悪いわけであるが、その日のヤクルトには勝利の女神が付いていた。誰かって?はい、俺です。
俺が観戦した試合は5戦5勝。しかも全て甲子園。甲子園と言えば、圧倒的な阪神補正がかかる魔の球場であり、随分前にヤクルトは甲子園で13連敗したこともあった。
しかし、俺が見に行くとあら不思議。打つわ打つわ打つわ打つわ打つわで、もうやめて阪神のライフはゼロよ!と杏子も叫ばざる終えないほど打ちまくり、13ー0でボロ勝ち。阪神ファンがヤケで東京音頭を合唱するくらいの圧勝を見せてくれた。
それ以後も俺が見にいく度に勝ち、しかも毎回接戦で楽しませてくれるという、この恵まれっぷり。これで異論はないと思うが、俺は勝利の女神なのだ。皆の者、頭が高〜い!

さて、そんな勝利の女神の俺の前に立ちはだかったのが奴だった。あぁ、奴からは死神のオーラを感じる。間違いない。
その死神、いや、その日一緒に行った友人は、応援したチームが必ず負けるという恐るべき力を持っていた。
彼は西武ファンなのだが、球場に行く度に負けて、バイトで忙しいらしく普段はテレビで野球を見れないが、久しぶりにテレビを付けるとやっぱり負けて、友達の付き添いで球場に行って他球団を応援するとまたまた負けるという、この死神っぷり。野球ファンとしては致命的な特殊能力だ。
これを聞いて、面白い、と俺は思った。俺の聖なる力と彼の死神の力、どちらが強いか試してみようじゃないか。

決戦当日。
球場で待ち合わせる俺たち。
よ〜う、待った?待ってない?待ったような、待ってないような。え、どっちだよ?うん、結構待ったよ。あ〜ごめんごめん。じゃじゃ〜ん、嘘でした〜。全然待ってないよ〜。
と、しょうもないやりとりをしている間も俺には見えていた。俺の女神と奴の死神が火花を散らして睨み合っているのが。凄まじい負のオーラだ、俺の女神はこいつに打ち勝つことが出来るのか!?

無理でした。試合は0ー7のボロ負けでした。彼の死神に完膚無きまで叩きのめされて、俺の女神は隅っこの方で震え上がっています。

それから三日後の昨日。死神君は巨人ファンの友達の付き添いでまた球場に行ったらしいが、巨人はあっさり勝ってしまった。

要するに、勝利の女神や死神なんて試合には全く関係なく、見ていれば勝つ時もあり負ける時もあるわけで、俺の場合偶々勝ちが続いていただけであり、逆に友達は偶々負けが続いていただけであって、でも実際先発が誰かで試合の趨勢が決まるのも確かなので、あー由規が先発する木曜日の試合に行っとけば良かったーと思う俺であった。

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