ゲームのまな板

yatasanは、ゲームとスワローズが大好きです。

2011年07月

今日も中盤に華麗な逆転劇。館山がいつも通り粘れずに二失点したあと、それまでノーヒットに抑えられていた福井から畠山が逆転満塁ホームラン。さらに宮本の今シーズン第一号で5得点。はい、今日もヤクルトファンが東京音頭を歌って終わり。いやー、毎回シナリオじみた勝ち方ばかりで堪りませんなー。

広 0 0 0 0 0 2 4 0 0 6
ヤ 0 0 0 0 0 5 0 0 0 5


というネタ振りは置いといて、今日の負けは完全に投手交代の遅れにあるわけで、結果論とは言え、丸にタイムリーを打たれたところで松岡なりバーネットに代えていれば、栗原に3ランを浴びることもなかったと思うのだけど、
シーズンを長い目で見たうえで、ここで無駄に投手を浪費したくないと監督は思ったのだろうし、別に今日がシーズンの命運を決める試合でもなく、まだ半数しか消化してない事を考えれば、監督の判断は決して間違いではない。
しかし、監督は今日館山を投入した意図を忘れてないだろうか。今日は増渕だろうという大方の予想を覆して、オールスターの登板から中4日の館山を持ってきた。これは、エースの館山で何としてもこのカードを勝ち越すんだ!という狙いがあっての事だと思ったのだが、継投を見ていると、別に負けたところで何ともないですしー、それより選手が無駄に疲れる方があとあと困りますしー、という感がありありで、どうも一貫としていない。なら何故、今日無理してまで館山を投入したんだと思ってしまう。
何としてもこのカードを勝ち越す為ではなかったのか?後半戦、良いスタートを切る為ではなかったのか?中盤までは狙い通りヤクルトにとって最高の展開だった。しかし、一貫としない采配の結果、押本を引っ張って打たれてしまい、試合を落としてしまった。館山と石川の二枚看板を立てて、広島相手に負け越すという最悪の展開になってしまった。
ヤクルトにとってはたかが一敗だが、こういう負けがチームを悪い方向へと導いていく。

館山と石川に若干の疲れが見え始め、中継ぎ陣もへばってきた。ここで、前半戦サボっていた由規と村中の価値が問われる。連続完封するくらいの投球を期待しよう。
明日は巨人戦。とにかく連敗しないことが大事。この悪い流れを早急に断ち切って貰いたい。

とりあえず順位表

勝 敗 分 勝率 差
ヤ 38 24 9 .613 -
中 34 36 2 .486 8
神 34 36 1 .486 0
巨 32 38 4 .457 2
広 30 36 5 .455 0
横 25 44 6 .362 6.5

ここまで一方的な差がつくとはちょっと意外だったけど、ヤクルトが首位にいる事に関しては何ら不思議ではない。
昨年も小川体制になってからセリーグで最も勝率が高かったチームはヤクルトであり、今年は更に先発を整備した上にバレンティンが加入したのだからこの順位は必然。
今年から統一球になったことも大きい。繋ぐ野球を心掛けてきたヤクルトにとってはあまり影響がなく、逆に一発狙いの振り回すしか脳がない巨人は大幅弱体化。阪神も序盤は去年の飛ぶボールの余韻を引きずって調子を崩した。
中日は高齢化のツケが回って慌てて若い選手を使い出し、最初は勢いで勝っていたが、最近は経験のなさが祟り失速中。広島は単純に戦力が乏しく、横浜は相変わらず勝ち方が分かってない。
ヤクルトはこの一ヶ月、村中と由規の先発二本柱を欠き、川島と福地も故障でおらず、打線の要だったバレンティンが絶不調にも関わらず、交流戦が終わってからの成績は13勝5敗4分。
正直、他のチームがグダグダ過ぎる面もあるが、今年のヤクルトはとにかく粘り強い。
ヤクルトの総得点は239、総失点は241。得失点差がマイナスなのに貯金は14。一点差の試合で10勝5敗。二点差の試合では12勝1敗。
この事からも分かるが、今年のヤクルトは圧倒的な力を見せ付けて勝っているというよりは接戦を物にしている。
良く言われることだが、接戦を勝てるチームは強い。例えば、どんなチームでも打線が大量点を取ったり、先発が完璧な投球をすれば、簡単に勝つことができる。攻撃、守り、采配のうち、どれか一つの要素を満たすだけで良いんだからね。
しかし、接った試合をものにするには、ここ一番のチャンスで打てる打撃力と、小さいリードを守ることができる投手力、そしてミスをしない繊細な試合運びが必要となってくる。つまり、チーム力が問われるわけだ。故に、接戦で勝てるチームは強いと言われる。
そういう意味でも今年のヤクルトは間違いなく強い。その強さの秘訣は小川監督の手腕によるところが大きいと思う。
小川監督の采配はスマートで、とにかくブレない。そこには小細工や相手の意表を突こうなどという考えは存在せず、率直なまでにチームが勝つ為の最善の策をハッタリなく出している。だから策に溺れて自滅することもないし、選手は監督の次やることが良く分かってるから常に準備が出来ている。
相手を良い意味で意識せず、自分達の野球を徹底して貫いていること。これが小川ヤクルト最大の強みだと俺は思っている。

14年ぶりの首位ターンを経ての後半戦。
未だに俺は、優勝争いとはこの10年間無縁だったあのヤクルトが首位にいることがあまり実感として沸かない。今まで優勝を願ってはいたものの、心の底ではどうせ無理だろと諦めていた節があった。そしていざ首位という現実を見ても、何処かおとぎ話のようなボヤけた感覚になる。マジックが点灯した辺りからようやく現実味が帯びてくるんだろうか。
選手もそろそろ優勝を意識するはず。ヤクルトの主力選手の多くは優勝争いの経験がないが、二年前に阪神とCS争いをして制した経験があるから、それを活かせるはず。
とにかく後半戦も、過剰に意識せず、いつも通りの形を崩さずに野球をしてもらえたらなと。それだけは最後まで徹底して貫いて欲しい。

中 2 1 0 0 0 0 0 0 2 0 5
ヤ 1 0 0 4 0 0 0 0 0 1 6

今日の試合は、セリーグの防御率No.1の館山とNo.2の吉見の投げ合いで、当然投手戦になるかと思いきや、まさかまさかの打ち合いに。
館山が3点取られるのも予想外だったし、吉見から5点取れたのも予想外だったし、イムが同点2ラン打たれたのも予想外だったけど、一番予想外だったのは、圧倒的な投球を見せていた浅尾から、バレンティンが粘りまくって最終的にヒットを打ったこと。
あれだけクソみたいなバッティングをしていたのに、あの時の集中力は凄かった。その前の畠山も良く粘って四球を選んでくれた。
サヨナラのチャンスで宮本は倒れ、次の川端に期待がかかったところで岩瀬が出てきて、宮出に代打。この代打もビックリしたんだけど、岩瀬相手に四球を選ぶほどの集中力を見せていたから、流石小川監督は選手を見てるなと感じた。
で、二死満塁で相川。規定の3時間30分は既に過ぎており、泣いても笑っても最後のバッター。
正直言うとあまり期待してなかった。こういう場面で相川が打ったの見たことないし、とか思ってたら右前にヒットを打ってサヨナラ勝ち。
9回に追いつかれ、更に浅尾の完璧過ぎる投球見せつけられて、今日はもう引き分けで良いやと思っていただけに、この劇的な勝ち方に興奮しちまったよ。
今日も決して万々歳の試合内容ではなかったけど、本当の勝負どころでは強さを発揮して勝つという今年のヤクルト野球の真髄を見たね。
別に引き分けでも何らゲーム差は変わらないし、むしろヤクルトにとっては引き分けも勝ちに等しいのだけど、中日に、やっぱりヤクルトには勝てないということを見せ付けれたという意味でも今日の勝利は大きい。
しかし、勝ちはしたが相手に粘られて何となく嫌な流れがあるのも事実。明日も勝って、その嫌な雰囲気を叩き潰して欲しいね。

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