とにかく面倒くさい






GCとwiiで出ているアクションゲーム。開発はスキップと任天堂。

ある家族の家が舞台で、その中をおよそ10センチのロボ視点で探索するというゲームデザインは確かに面白い。
タンスの引き出しを階段に使ったり、コードを登ったり、窓の小さな割れ目から庭に出たり、ソファーの下に潜ったりと、普段何気なく家にあるものがギミックとして活用出来るのは何となくワクワクしてしまう。

しかし、何から何までこのゲームは面倒くさい。
ちびロボの動きが遅いし、操作性は悪いし、カメラワークはぎこちないし、メニューはもっさりだし、電池がすぐになくなるのでその度に充電しないといけないし、いちいち無駄なアクションを強いられるし、メカの使い勝手が悪すぎるし、近くで飛び回ってるナビロボが鬱陶しいし、一定時間経つとまた最初の地点からやり直しになるしと、もうとにかく動かしてるだけでウンザリしてくる。
箱から梯子が出てきてそれを使うことで高く登れるアイテムがあるのだが、わざわざその箱を行きたい場所まで押して運ばなければならないと知った時、イライラがピークに達し、この時点で完全にやる気が消失した。

遊びやすさと触ってすぐ分かる楽しさを今では基本的なコンセプトとしている任天堂であるが、
直感的操作がウリとなるDSやwiiが出るまでは、モッサリな動きとぎこちない操作性、様々な制約をあえて課して世界観を引き立てるという手法を取ることが意外と多く、遊びやすさの点に関してはむしろ疎かった。
64とGC時代のマリオやゼルダの伝説がその最たるもので、ちびロボはその流れを地で行っている。

だからやりたいことは良く分かるんだけどね。
全体から滲み出ているぎこちなさは、ちびロボの機械的な感じを出そうとしてのことで、色々と面倒なことを強いられるのはプレイヤーとちびロボの一体感を強めようしてのことだろうが、ここまで積み重なるとただイライラが募るだけ。
ちびロボになりきらせることに執着して、引き算をせずに足し算をし続けた結果、面倒な部分ばかりが浮き彫りになってしまってる。せめてメカを使いやすくしてくれれば大分印象も変わるんだけど。

やることはお使いの繰り返しなのだが、このお使いの情報量が少なく、どこにもメモされないので、色々やってるうちに忘れてしまう。
これもイベントを押し付けがましいものにしないためにあえて記録しなかったんだろうけど、そんな配慮は良いからもっとユーザビリティに作ってくれ。

ゲームのアイディアは面白いだけに、残念。