作り込みが甘すぎる




画像1


PS3とPSVITA。アクションゲーム。アクワイア。

秋葉原の街中を駆け回って女の子の服を脱がしていくゲーム。
と言うと誤解を受けそうだが、事実その通りなのだから仕方ない。服を脱がすのは人間に化けた吸血鬼を太陽に晒して倒すためという大義名分はあるが、そもそも吸血鬼とか関係なく一般人も脱がす事ができるので、単純に主人公は服を脱がすのが趣味なのだろう。女だけでなく男の服も脱がせるため、野郎の肉体が好き!という人にも対応しているハイブリッドっぷり。素肌フェチとストリップフェチには堪らないゲームとなっている。
しかし残念なことに脱がせられる範囲は頭装具、服、ボトムまでなので、肝心な下着は脱がせることができなくてオーマイガー・・・かと思いきや連続でストリップを決めると何ということでしょう、相手は全裸になっちゃった。肝心な箇所は眩い光で隠されているが、これがセロCの限界だろう。

ではどうやって脱がせるのか?単純明快だ。ひたすらボコるのみである。
頭、上半身、下半身の三部位に脱がせられる着衣があり、それに応じてプレイヤーの基本攻撃も3種類存在する。頭には上攻撃、上半身には中攻撃、下半身には下攻撃といった具合で、部位に一定のダメージを与えるとそれに対応した着衣を脱がすことができる。
はっきり言ってやってることは単調だし、そのうえガード崩しの操作がやりにくくてイライラするし、一度に出てくる敵の数が多いのにロックオンがないのも疑問で、アクションとしてそれほど良く出来ているとは思えない。ヒットアンドアウェイを求められるバランスだが、□ボタンを長押ししているだけで攻撃をかわせてしまうのも達成感に欠ける。
だけど、そんな欠点は煩悩の前では無意味なんだよね。服を脱がしてあられもない姿を晒させる。この興奮と快感。結局のところこのシステムで重要なのはそこだろう。エロゲーでやってろと言うような設定をアクションのシステムとして昇華させたアイディアの勝ちとしか言いようがない。

そういうわけでアクション部分は色んな意味でオリジナリティがあって見所も多いが、他の部分に関しては特に見るべきところは見つからない。
まずミッションの内容がメイン・サブ問わず超がつくほど安易なものばかり。どこどこ行って何々を倒せかどこどこ行って何々を貰って来いのパターンのみ。しかもミッションが終わる度に一々拠点に戻る必要があるため余計に作業っぽさを加速させている。
このゲームの要である、秋葉原を再現したというマップも大いに期待外れ。外観は中々見栄えるが、マップがぶつ切りで少し移動するだけでロードが入る+透明バリアーで遮られているところが多いせいで全然気持ち良く歩き回れないし臨場感の欠片もない。
アイテムを売っている店の多くが実名の店舗だったり、モニターから他社のゲームのプロモーション広告が流れているなど、何となくそれっぽい雰囲気は出ているだけに、もう少し作り込みはどうにかならないのかとどうしても思ってしまう。フレームレートも目に付くほどガクガクだし、クオリティはかなり低いと言わざるを得ない。

秋葉原のマップが舞台というのに惹かれ、開発も侍道や忍道などの箱庭ゲーを作ってきたアクワイアだからそこそこクオリティの高い箱庭の中を歩き回れるかと期待して買ったが、全くの肩透かしだった。手抜きなのか低予算で頑張った結果がこれなのかは分からないが、いくらなんでもハリボテすぎる。
ストリップといい秋葉原といい題材はとても良いのに、キャッチーさだけの出落ちゲーで終わってますね。完全に釣られた。