憧れのあの人に会える!



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PS4とXboxoneのシューティングゲーム。開発はDICE。

あまりにも有名すぎるSF映画、スターウォーズのゲーム。
とりあえず例のファンファーレから始まる出だしに感動した。あれが流れるだけでスターウォーズの世界に入った気分になり、一気に盛り上がる。
次に映像が凄い。ヤバイくらいに凄い。驚異的なまでに舞台やガジェットを描写している。ダースベイダーのテカテカ具合、ATATのデカさ、エンドアのやたらと強調された風光明媚っぷり。あの世界だ。夢にまで見たスターウォーズの世界がそこに広がっていた。

ゲームとしては、対戦がメイン。なのに三人称視点と一人称視点をいつでも切り替えられるという、「一人称のメリットが臨場感を高める以外何もないじゃん・・・」と、勝負を度外視したような仕様が取り入れられている事から分かる通り、このゲームは温い。
何しろそこら辺に落ちてるメダルを拾うだけでルークやダースベイダーに変身出来てしまう。ユニークキャラはチート級に強いので変身さえすれば何も考えずに操作してるだけで無双できる。CODだったら連続で何人倒さないと使えないとか言われそうだが、このゲームは敷居を下げて誰もが楽しめるように作られている。
これは英断だろう。結局のところ大事なのは対戦ではなくスターウォーズの世界観なのだから。
そういう意味で、プレイヤー自身は単なるモブ兵士として扱われているのは面白い。戦場でユニークキャラに出会ったりすると「ルークさん、握手して下さい!」「ベイダー卿だー逃げろー」「うわぁ、皇帝が走り回ってる・・・」という感じで、何だか物凄く気分が昂ぶってしまう。憧れのあの人に出会った!という感じだ。
勝利至上主義で殺伐とした空気が流れている対戦ゲームだったら桁違いに強いユニークキャラに遭遇しても恐らくストレスしかないだろうが、このゲームの「とにかくスターウォーズごっこが出来れば良いじゃん」という空気の緩さによって、別に倒されても悔しいどころかむしろ「ありがとうございます!」という気持ちになる。スターウォーズのキャラは個性とハッタリが強くて魅力的なものが多いが、このゲームはそのヒーロー性を直に体感する事ができるわけだ。
特に、最高に興奮するのはユニークキャラ同士がぶつかり合う瞬間だ。ベイダー卿に蹂躙されているところに颯爽と現れるルーク。飛び散るライトセーバーの閃光。激しいフォースのぶつかり合い。申し訳ない程度に茶々を入れるモブ兵士。ドラマを感じずにはいられない。映画の一場面のようなシーンを自分たちで作り上げる事ができるのである。この臨場感はゲームならでは。

しかしまぁ、大味なゲームバランスなので深みはない。結局のところスターウォーズの雰囲気ゲーであり、故に一通り体験すると飽きる。
ほんと、ストーリーモードがあればねぇ。マルチが飽きやすい作りだからこそシングルで遊べるモードは欲しかったな。ウェーブをひたすら倒してくやつは一人でも遊べるけどつまらない。
オンラインメインだからやる気が起きないというのもあるが、ユニークキャラのヒーロー性はマルチだからこそという見せ方で、とても良かった。
敷居は低いし、スターウォーズ好きなら対戦に自信がない人でも楽しめると思う。