2001年11月09日

「珍妃の井戸」浅田次郎

 義和団の事件に乗じて連合軍が北京になだれ込んだその日、光緒帝の愛妃:珍妃が紫禁城内で命を落とした。英国海軍のソールスベリー提督他、シュミット大佐(独)、ペトロヴィッチ公爵(露)、松平忠永教授等は事件の調査に乗り出す。
 『蒼穹の昴』の後日譯あるいは番外編的位置づけになるのかな。春児や蘭珍との再会はうれしかったけれど、なんとなくすっきりしない。真相は‘藪の中’ならぬ井戸の中というところでしょうか。

珍妃の井戸
浅田 次郎
講談社 1997-12


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pleiades91 at 00:00│Comments(0)TrackBack(0):あ 

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