2005年04月22日

「バッテリー VI」あさのあつこ

バッテリー〈6〉    教育画劇の創作文学 卒業式の後、新田東中学野球部の元キャプテン:海音寺一希は、一人桜の枝先を見つめる原田巧に声をかける。「おまえさ、本気?」 横手二中との練習試合を間近に控えていた。最終巻。 

 やっと完結です。VIは巧や豪よりもむしろ、チームとしての野球を考える、海音寺と瑞垣に焦点があたっているように感じました。
 全6巻に巧と豪の中1の一年間が描かれているわけですが、「成長・変化」を描くのに1年というのは短すぎるように思いました。

 このシリーズは図書館で借りて読んでいました。I〜IVは2002年10〜11月に、Vは2003年12月に、そしてVIを2005年4月に。IVまでは夢中で読みました。特にIIは大好きでした。でも最終巻は気持ちが熱くならないままに、こんなものかな…という感じで読み終えてしまいました。
 失速したのは作者の筆なのでしょうか? それとも間隔が開ききすぎたための読み手(私)の気持ちなのでしょうか? IからVIまで一気に読んだなら、おそらくは違う感想になったと思います。ちょっと読み方を誤ったかな。私のように記憶力のないものは完結したものを読んだ方が良さそうです。
 それから舞台は高校の方がよかったんじゃないかなぁ。主要人物たちが大人すぎるように思えて、巻が進むに従って違和感が強くなりました。嫌いなお話じゃないだけに、辛口になってしまう。

pleiades91 at 10:23│Comments(6)TrackBack(3)あさのあつこ 

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1. 「バッテリー6」あさのあつこ  [ Ciel Bleu ]   2005年06月03日 06:08
 [amazon] [bk1] バッテリー最終巻。今年の初めに出てたんですけど、なんとなく読みたくなくて(図書館自粛中だったというのもあるけど、それ以上にこれで...
2. 「バッテリー6」あさのあつこ  [ 図書館で本を借りよう!〜小説・物語〜 ]   2005年07月15日 13:18
「バッテリー6」あさのあつこ(2005)☆☆☆☆☆ ※[913]、国内、現代、児童文学、小説、野球、青春 最後のページ、最後の一行を読んだとき、背筋がぞくぞくっとした。あ、そういうことホントにあるんだ。賛否両論あるようだが、ぼくにとって最高のオススメ作品!よかっ
3. バッテリー(2007) 〜ある意味原作以上  [ EncycRopIdia 〜漫画・映画・書評・グルメなどなど ]   2007年04月01日 01:11
 '''あらすじ'''  小学校を卒業したばかりながら、才気走るピッチャー・'''原田巧(林 遣都)'''は、引越しにより、自分の強烈な投球をキャッチすることができる捕手・'''永倉豪(山田健太)''...

この記事へのコメント

1. Posted by 四季   2005年04月22日 17:52
小葉さん、こんにちは。
「バッテリー」、私はまだ最終巻だけ読んでないんですが
6巻はそれほど評判が良くないような気が…
一気に読んだ方がいいというのも確かにあると思うんですが
5巻から6巻の間が、結構あいたじゃないですか。
その間に書かれた「No.6」を読んだら、2巻のあとがきで
「安易に希望を語ること」ができなくなったようなことを
書かれていたんですよね。で、この「安易に希望を語ること」が
まさに「バッテリー」のことのような…(というのは私の受けた印象ですが)
だから、あさのさん御自身の意識の変化というのも結構あったんじゃ
ないかなって気がしてます。

って、そんなことを言ってる間に、私も早く6巻を読まなくちゃですね。(笑)
2. Posted by 小葉   2005年04月23日 00:36
私の場合、4巻と5巻の間も開いてしまったのですが、
実はその時にもうかなり熱が冷めてしまっていました。

スポーツものには森絵都さんの「DIVE!!」もありますね。
これも3巻と4巻の間が1年近く開いたのですが、
こちらは3巻まで図書館で借りていたにもかかわらず、
待ちきれなくて最終巻は購入しました。この違いはなんだったんだろう?
飛び込みが個人のスポーツに対して、野球はチームプレー。
チームを描くために、視点が分散してしまったのかなぁ…なんてことを思いました。

四季さんの感想も楽しみにしてますね。
3. Posted by 木曽   2005年04月26日 20:21
はじめまして。
私は「バッテリー」全6巻を最近一揆読みしたのですが、
面白かったですよ。
ただ、後半、巧と豪はなんだか辛気臭い感じで、
むしろ吉貞、瑞垣といった脇役が面白かったですね。
2巻に出てきた展西にもけっこう感情移入、わかるなあ、こいつの気持ち。
それにしても瑞垣、中学生のくせにタバコ吸ってるのはどういうものか・・・。

そうそう、私も思いました。
「こいつらほんとに中学生かー!」
4. Posted by 小葉   2005年04月27日 08:58
>木曽さん
はじめまして。
やはり一気読みの方がいいですね。
4巻までは2年以上前に読んだもので、
正直、展西くんの役どころももうあいまいです。

>後半、巧と豪はなんだか辛気臭い感じ
思いました。うだうだ考えすぎって。
吉貞くんたち同級生が出てくるとほっとしました。
それで巧や豪との差にちぐはぐした感じを受けもしたわけですが。
5. Posted by 四季   2005年06月03日 06:21
小葉さん、おはようございます。
バッテリー、ようやく読みました!
という私も、かなり辛口になってしまいました…
なんだか消化不良でもどかしいです。
多分あのエンディングに不満を持つ人もいると思うんですが
私の場合はそれよりも6巻全体って感じかなあ。
やっぱり一気読みしなかったのが敗因でしょうか−。
好きな作品だけに、なんだかサビシイです。
6. Posted by 小葉   2005年06月03日 16:23
>四季さん
四季さんも消化不良ですか。
「野球」というスポーツがチームだけでも最低9人、
相手チームも必要ということで、登場人物が多くなりすぎて
視点がしぼりきれなくなったこともあるかなとも思いました。
「バッテリー」の二人の影が薄くなってしまったって印象です。

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