2006年11月16日

「鴨川ホルモー」万城目学

まず、タイトルに引っかかります。ホルモーって何? そう思ったが最後、釣り上げられてしまうのです。それもこの物語の語り手である安倍のいうように、「罠」なのかもしれません。

ホルモーとは何ぞや。
「はじめに」で簡単に説明されてはいるものの、それだけではうまくイメージすることはできません。
安倍が勧誘されたいかにも怪しげな京大青竜会。いったい何をするサークル? 訝しく思いつつも登場人物達がホルモーに絡め取られてゆくように、読者もまた物語の世界に足を踏み入れてゆくのです。

楽しい本でした。
あり得ないのだけれど、京都という土地なら現実にあり得そうに思えてきます。地名がたくさん出てきます。私が分かるのは清水寺と比叡山と琵琶湖ぐらい。京都に住んでいる人なら、ここに出てくる土地やお祭りをちゃんとイメージできるんだろうな。映像化されたものを見てみたい気もしました。

鴨川ホルモー ★★★☆
内容(「MARC」データベースより)
謎のサークル京大青竜会に入った安倍を待ち構えていた「ホルモー」とは? 恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒濤の狂乱絵巻。前代未聞の娯楽大作、ここにあり!


pleiades91 at 23:57│Comments(9)TrackBack(10):ま 

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鴨川ホルモー発売元: 産業編集センター価格: ¥ 1,260発売日: 2006/04売上ランキング: 108026おすすめ度 posted with Socialtunes at 2006/12/03 私も関西の人間だし、大学時代から他大学の人との交流はけっこうあったり、 高校時代の友達が行ったりもして、京大出身の...
2. 「鴨川ホルモー」万城目学  [ 本のある生活 ]   2006年12月08日 23:20
鴨川ホルモー 最初タイトルを見たとき、焼肉の話だと思ったんです。鴨肉とホルモンのことかと。で、青春小説らしいというのがわかって、焼肉道場!みたいな話(意味不明)かなぁとか思ってたんですが、読んでみたら焼肉は全く関係ありませんでしたが、やっぱり青春小説で....
3. 「鴨川ホルモー」万城目学  [ AOCHAN-Blog ]   2007年01月11日 11:42
タイトル:鴨川ホルモー 著者  :万城目学 出版社 :産業編集センター 読書期間:2006/12/25 - 2006/12/26 お勧め度:★★★★★ [ Amazon | bk1 | 楽天ブックス ] 謎のサークル京大青竜会に入った安倍を待ち構えていた「ホルモー」とは? 恋に、戦に、チョンマゲ...
4. 「鴨川ホルモー」万城目学  [ ナナメモ ]   2007年02月05日 09:51
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5. 「鴨川ホルモー」万城目学  [ しんちゃんの買い物帳 ]   2007年02月24日 18:48
鴨川ホルモー万城目 学 (2006/04)産業編集センター この商品の詳細を見る 二浪の末に京大に入学した安倍。葵祭のアルバイト帰りに、同級生で帰国子女の高村と出会う。 そんな二人に声を掛けてきたのが「京大青竜会」という、得体の瀀XЉ??
6. 万城目学(まきめ・まなぶ)【鴨川ホルモー】  [ ぱんどら日記 ]   2007年03月13日 10:09
若さとバカさ溢れる大学生たちの青春小説。とても懐かしい感じがする。 大学生の私にとって何よりも大切なものは サークル、アルバイト、恋愛 の三つであった。 社会人になると、まぁ会社の先輩・後輩関係
7. 鴨川ホルモー 万城目学  [ 粋な提案 ]   2007年04月10日 14:16
イラストレーションは石居麻耶。デザインは岩瀬聡。 第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞の本書で作家デビュー。 主人公で語り手の俺:安倍は二浪の京大新入生。葵祭のバイト帰りに知り合った高村と怪しげなサークル、京大青竜伀Y
8. 鴨川ホルモー<万城目学>−(本:2007年37冊目)−  [ デコ親父はいつも減量中 ]   2007年04月21日 20:44
産業編集センター (2006/04) ISBN-10: 4916199820 評価:87点 第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞作。 っていうかあ、ボイルドエッグズって知らんけど。 ネットで調べた限りでは、日本初の作家エージェントらしい。 詳しくはご自分で検索してくださいませ。 な....
9. 鴨川ホルモー 万城目学  [ "やぎっちょ"のベストブックde幸せ読書!! ]   2007年05月15日 20:49
3 鴨川ホルモー ■やぎっちょ書評 穏やかな冬晴れの日でも、岩倉からやってきたバスの屋根には雪が積もっているという。 これね、実話です。 なにせ、昔昔は岩倉が職場でしたからね〜。鴨川の朝を三条から出町柳まで歩いて、そこからバスや叡山電車に乗って通勤したもので....
10. 鴨川ホルモー  [ 自由の森学園図書館の本棚 ]   2008年11月24日 21:42
★★★★★

この記事へのコメント

1. Posted by ワルツ   2006年11月24日 20:20
小葉さん、こんばんは。

ねるさんのblogの本のTB企画の記事で、小葉さんのお名前を間違って書いてしまっています。すみません。
考えてみると、以前も間違えていて、本当に失礼しました。
ごめんなさい。
これからもそそっかしい私ですが、どうぞよろしくお願いします。

『鴨川ホルモー』は、とても心魅かれました。
是非、読んでみたいです。(*^。^*)
いつも素敵な本の紹介、ありがとうございます。
そして、ごめんなさいね。
2. Posted by 小葉   2006年11月25日 07:03
>ワルツさん
「鴨川ホルモー」は京都色満載です。
鴨川をはじめとするいろいろな土地、葵祭、大文字焼き等の行事が随所に出てきます。出てくるお店も実在するのかなぁ?
京都の方が読めば、何倍も楽しいんじゃないかと思います。
実はこの本を読みながら、ワルツさんが「家守綺譚」みたく、鴨川モルホー地図を作ってくださらないかしらと、思ったんですよ。

HNのことは気になさらないでください。そもそも語呂合わせでテキトーにつけたものです。(○○ちゃんのおばちゃん→obaちゃん→小葉。でも読み方はkoba…みたいな)
3. Posted by june   2006年12月08日 23:19
小葉さん、こんばんわ。
小葉さんのHNの由来を思いがけず知って、驚いています。美しいHNだと思ってたんですよ(笑)。こばさんと発音してましたが。

これ、映像にしたら面白いでしょうね。CGとか使えばいけそうです。でも、吉田代替わりの儀は・・正直に言うと、ちょっとのぞき見たい気もします^^;
4. Posted by 小葉   2006年12月09日 08:48
>juneさん
「こば」でいいのです。
正真正銘の「おばさん」ではありますが。

京都の町並みを知らない者には、有名な地名が出てきても、イメージできないのが口惜しいです。だから映像化を…と思うのだけど、サムシングは映像にはできませんね。(^^;)


5. Posted by あおちゃん   2007年01月11日 11:46
はじめまして。コメント&TBありがとうございました。
この本は昨年読んだ本の中でもベスト5に入ると思っています。
独特な雰囲気がとても楽しめました。
6. Posted by 小葉   2007年01月11日 20:18
>あおちゃんさん
この話を読んだ高校生の娘が、
「京都の大学に行っても(※京大とは言えない)、
 ホルモーはないんだよねぇ」としみじみ言います。
森見登美彦さんの「夜は短し歩けよ乙女」も、京大生の話で楽しかったです。
7. Posted by なな   2007年02月05日 09:51
小葉さん、おはようございます。

私も小葉さんのHNの由来にへぇ〜と。
素敵なHNだなぁって思ってたものですから。

映像化、いいですね。
ぼんちゃん似の女の子を捜すのはちょっと難しそうですけど(笑)
8. Posted by 藍色   2007年04月10日 13:42
小葉さん、こんにちは。
とっても楽しい青春小説でしたね。
小葉さんのHNの由来、なるほど〜でした。
チャーミングな雰囲気のHNと思ってましたから(しょうはさんとお呼びしてました)。
CGが発達してるので、映像化もできそうですね。「どろろ」や「ゲゲゲの鬼太郎」も映像化されましたし。

「赤朽葉家の伝説」はコメント欄がなかったので、トラバのみさせていただきました。
9. Posted by 小葉   2007年04月12日 16:38
>藍色さん
万城目さんの奈良を舞台にした新作も出たようなので、それも楽しみです。
でもうちの図書館にはいるのはいつだろう…。

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