2007年03月24日

「スコーレNo.4」宮下奈都

可愛く自分をちゃんと主張できる妹の七葉。それに対し、平凡で不器用で自分に自信が持てない麻子。そんな麻子の少女から女性への変化が描かれています。
世界がその瞬間に変わったような中学時代の初恋、高校時代には年上の従兄に対する淡い片思い、慣れない職場と恋人とのすれ違い、初めての海外出張と新しい出会い。

自らの仕事に自信を持てないままに、夢中で靴をディスプレイする麻子、買い付けする麻子の姿をとてもまぶしく思いました。不器用な真摯さは、自分では気づかないうちに彼女の「力」となっていました。
誰かと同じ空間や場所を共有していたことを、後から気づくって素敵ですね。

スコーレNo.4 ★★★☆_
(帯より)
どうしても忘れられないもの、拘ってしまうもの、深く愛してしまうもの。そういうものこそが扉になる。日常の丹念な描写から見つめる、ひとりの女性への道のり。


pleiades91 at 10:16│Comments(0)TrackBack(0):み 

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