2007年05月29日

「夕子ちゃんの近道」長嶋有

ゆったりとした静かな流れの連作短編集。
西洋アンティーク専門店フラココ屋の2階から、少しずつ「僕」の世界が広がっていきます。同時に少しずつ増える登場人物と、徐々に分かってくるその名前。
緩いけれどお互いを思っている人と人との繋がりが心地よい。
大家さんとフランソワーズの相撲談義が楽しいです。
大江健三郎賞受賞作。

夕子ちゃんの近道 ★★★☆_ 
内容(「BOOK」データベースより)
アンティーク店フラココ屋の二階で居候暮らしをはじめた「僕」。どうにも捉えどころのない彼と、のんきでしたたかな店長、大家の八木さん、その二人の孫娘、朝子ちゃんと夕子ちゃん、初代居候の瑞枝さん、相撲好きのフランソワーズら、フラココ屋周辺の面々。その繋がりは、淡彩をかさねるようにして、しだいに深まってゆく。だがやがて、めいめいがめいめい勝手に旅立つときがやってきて―。誰もが必要とする人生の一休みの時間。7つの連作短篇。


pleiades91 at 23:33│TrackBack(1):な 

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1. 夕子ちゃんの近道 長嶋有  [ 粋な提案 ]   2010年09月28日 14:14
風呂の撹拌棒を人にあげたがる女、鋸を上手に使う娘、北の湖を下の名前で呼ぶフランス人、そして空気の抜けるような相槌をうつ主人公…。自??..
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