荻原規子

2005年07月11日

「風神秘抄」荻原規子

風神秘抄 不思議な笛の吹き手である草十郎が左馬頭義朝・悪源太義平らとともに戦った戦は負け戦となり、一行は京から東国へと落ちていく。三郎頼朝の身代わりとなった草十郎は盗賊の頭:正蔵とともに京に行き、六条河原で舞を舞う少女:糸世と出会う。
 平安末期を舞台としたファンタジー。

 勾玉は出てきませんが、「鳥彦王」などが出てくることから、「勾玉三部作」系列のお話と言えそうです。(「薄紅天女」は未読なのですが)
 義朝、頼朝、後醍醐天皇などが登場するので、歴史冒険物かなと思いきや、少女漫画チックな恋物語へと発展しました。こういうところも勾玉三部作系。
 糸世が行った「異界」の設定はけっこう好きでした。双子のまひわとあとりの物言いも好き。

pleiades91 at 22:33|この記事のURLComments(0)TrackBack(1)

2002年12月17日

「白鳥異伝」荻原規子

 三野の国。橘の血を引く遠子と、赤ん坊の時に拾われ、遠子と双子のように育ってきた小倶那。快活で物怖じしない遠子と影のように目立たない小倶那。そんな二人の前に現れた都人こそ大碓皇子その人だった。小倶那は皇子とともに都へ向かう。
 <勾玉三部作>第2部。日本武尊伝説がもとになっています。小倶那のような影のある少年というのは…惹かれますねぇ。日本武尊についての知識がほとんどなかった小6娘たちは今ひとつぴんと来なかったようで、「空色勾玉」の方が好きとのことですが、私はこちらの方に軍配をあげます。
白鳥異伝
荻原 規子
徳間書店 1996-07


by G-Tools


pleiades91 at 00:00|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2002年11月18日

「樹上のゆりかご」荻原規子

 私:上田ひろみが通う辰川高校は伝統のある有名進学校。友達の中村夢乃に誘われるかたちで生徒会執行部に出入りするようになるが…。
 上田ひろみといえば、「これは王国のかぎ」のジャニ。彼女の現実世界での高校生活が描かれています。かつて私自身の高校時代と微妙にシンクロし懐かしさを覚えました。中学時代優等生だったのが高校ではなんの取り柄もない生徒になってしまったこととか…ね。ひろみと違って、生徒会というのは遠い遠い存在だったけれど。
樹上のゆりかご
荻原 規子
理論社 2002-05


by G-Tools


pleiades91 at 00:00|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2002年08月22日

「空色勾玉」荻原規子

 羽柴の郷に暮らす狭也は、今年十五になった。‘かがい’を前に村にやってきた奇妙な一行と出会い、‘水の乙女’の顔をしていると言われる。そして、かがいの夜、月代王と言葉を交わし、采女としてほほろばに来るよう、誘われる。
 古事記をモチーフとしたファンタジー。「輝(かぐ)」と「闇(くら)」との戦いという設定に、漫画の「イティハーサ」(水樹和佳子)を思い浮かべてしまいました。イティハーサが壮大だっただけに、ちょっと物足りない感が…。
空色勾玉
荻原 規子
徳間書店 1996-07


by G-Tools

参考:イティハーサ (1)

pleiades91 at 00:00|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2000年11月01日

「これは王国のかぎ」荻原規子

 あたし:上田ひろみは失恋して22日め、最低最悪の誕生日を迎え、15才になった。泣きつかれてそのまま寝込み、目が覚めると目の前にはターバンを頭に巻いた青年がいた。そしてあたしは宙に浮かんでいた。その青年:ハールーンは、あたしを魔神族(ジン)だといい、ジャニという名をつけた。
 アラビアンナイト的世界。テンポの良い展開で、楽しく読めました。

これは王国のかぎ
荻原 規子
中央公論新社 1999-09


by G-Tools


pleiades91 at 00:00|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)
TrackBack People

・・・・・・・