北川歩美

2001年07月11日

「もう一人の私」北川歩実

 外見がそっくりな従兄弟になりかわった長尾信吾、赤ん坊の時に取り違えられたと教えられる中学生の石川信一、パソコン通信で馬島新一を演じる幹哉…さまざまな‘もう一人の自分’を描いた短編集。 分身/渡された殺意/婚約者/月の輝く夜/冷たい夜明け/閃光/ささやかな嘘/鎖/替玉
 このテーマになるとやはり出てくる一卵性双生児。それからネット人格。考えてみたら、北川さんの長編も‘もう一人の私’的テーマが多いみたい。
もう一人の私
北川 歩実
集英社 2000-09


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2000年11月08日

「嗅覚異常」北川歩実

 神経内科の医師:植田理歩は、嗅覚情報処理を研究している大学院生:富坂から共同研究の依頼を受ける。彼女が研究室を訪れた後、実験に使っていたウサギが殺された。
 ちょっと人物描写が弱いかなぁ。お気に入りの登場人物が出てこない。テーマとしては、彼女の作品はいつも興味をそそるものが取り上げられます。
嗅覚異常
北川 歩実
祥伝社 2000-10


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2000年05月18日

「影の肖像」北川歩実

 作間英俊が密かに思いを寄せている幼馴染みの川名千早は、東都大学理学部の助教授で、未婚の母である。作間のと千早の周囲で、恵沢大学教授:嘉島良介と作間の甥、岩上裕が殺される事件が起きる。嘉島と裕とは、裕の書いた「クローン人間が生まれた日」という小説のことでトラブルになっていた。
 クローン・骨髄移植・臍帯血移植・人工受精…最先端の科学・医療は人間にとって果たして福音と言えるのかどうか。二転三転どんでん返し…という感じでしょうか。ただ、二転三転しすぎたものだから、ラストの盛り上がりに欠けるような…。
影の肖像
北川 歩実
祥伝社 2000-03


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2000年05月06日

「猿の証言」北川歩実

 江森秀一は小学校時代の同級生:久里浜隆文と16年振りに再会し、同じく同級生だった新谷準の勤務先『緑清大学脳機能研究所』に案内された。そこで出迎えてくれたのは、天才チンパンジーのカエデだった。さらに数年後、カエデの飼育者だった井手元がカエデともに失踪する。
 北川さんの本を読んでいつも思うのは、下調べが綿密だということ。本書も参考資料として、30冊以上の文献が紹介されています。物語としては、ちょっともたついているかなという印象がなきにしもあらずだけれど、知的好奇心をくすぐってくれます。
猿の証言
北川 歩実
新潮社 2000-04


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2000年02月24日

「透明な一日」北川歩美

 14年前の福岡の連続放火事件でそれぞれの母親を亡くした能勢幸春と竹島千鶴は、10年後に再会しつき合うようになる。学生結婚の承諾を得に千鶴の父、竹島久信に挨拶に行く。彼は6年前の交通事故で脳の一部を損傷し、前向性健忘といわれる記憶障害が残り、記憶の蓄積ができない。周囲の人間は彼に合わせて同じ日を繰り返す。
 北川歩美さんが扱うテーマは、いつも興味深い。幼児教育とかダイエットとか。この「記憶障害」についても、実際にこういった後遺症に悩んでいる人がいるというのを、先日TVで見たばかり。物語の流れよりもむしろ、本当のところはどうなんだろう?という関心が勝ってしまう。
透明な一日
北川 歩実
角川書店 1999-08


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1999年04月14日

「硝子のドレス」北川歩実

 3ヶ月で美しくやせる!ダイエットコンテストの一時予選を通過した桐原千夏は日向式痩身法のホテル合宿に望む。一方、菅見英春は失踪した恋人:実咲の行方を追う。
 この人の着眼点はとても興味深いです。「金のゆりかご」の‘早期教育’とか、本書の「ダイエット」とか。でもフィクション。実際のところ、どうなんだろうと知りたくなります。

硝子のドレス
北川 歩実
新潮社 1996-03


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1999年04月12日

「僕を殺した女」北川歩実

 ある日目覚めると、「篠井有一」だったはずの僕が若い女「ヒロヤマトモコ」に変貌し、見知らぬ男の部屋にいた。おまけに5年後にタイムスリップしている。
 とある条件が「金のゆりかご」と共通しているのは、ちょっといただけない。(「金のゆりかご」が後の作品だけど。)

僕を殺した女
北川 歩実
新潮社 1998-06


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1999年02月11日

「金のゆりかご」北川歩実

 GCS幼児教育センターの「金のゆりかご」の周辺で4人の子どもの異常をTV製作ディレクターの高見がかぎつけてから9年・・・4人の子どもたちのその後は? かつてCGS早期教育をうけた野上雄貴に、CGS教育センターへの就職話がもちあがる。
 早期教育を題材にしたミステリーだが、こういうのは事実のルポの方がおもしろそう。実際のところ、早期教育のその後はどうなっているのかな?

金のゆりかご

「金のゆりかご」北川歩実 集英社文庫

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