篠田節子
2001年02月25日
「百年の恋」篠田節子
岸田真一30歳。マニュアルの翻訳や科学記事のライターなどの文筆活動で細々と生活している。人物取材で出会った、大林梨香子は東邦信託銀行で総合職として働く、非の打ち所のないようなイイ女。そんな梨香子と意気投合し、三低男と三高女とが結婚することになったが…。
あとがきで「登場人物までもモンスターにしないと…」と書かれているとおり、梨香子さん、とんじゃってます。彼女の“内づら”に親近感を覚えてしまう私って…。でも梨香子さん、たしかに“モンスター”っぽくはあるけれど、これって男女を逆にしてしまうと、けっこうフツーなのよね。家の中での梨香子さんが、我が夫と重なってくる。楽しくジェンダーについて考えることのできる本かも。
あとがきで「登場人物までもモンスターにしないと…」と書かれているとおり、梨香子さん、とんじゃってます。彼女の“内づら”に親近感を覚えてしまう私って…。でも梨香子さん、たしかに“モンスター”っぽくはあるけれど、これって男女を逆にしてしまうと、けっこうフツーなのよね。家の中での梨香子さんが、我が夫と重なってくる。楽しくジェンダーについて考えることのできる本かも。
百年の恋 篠田 節子 朝日新聞社 2003-10 by G-Tools |
2000年03月04日
1999年10月30日
1999年06月20日
「青らむ空のうつろのなかに」篠田節子
平凡な日常生活のちょっとしたひずみが、人を狂気へと導く。7つの短編小説。
大都市を地震が襲う。田舎にいた人間は果たして安全か?田舎にいれば、食べ物の心配はないのか? 「幻の穀物危機」が特に怖く、印象的。
大都市を地震が襲う。田舎にいた人間は果たして安全か?田舎にいれば、食べ物の心配はないのか? 「幻の穀物危機」が特に怖く、印象的。
青らむ空のうつろのなかに 篠田 節子 新潮社 1999-03 by G-Tools |