真保裕一

2001年08月20日

「ストロボ」真保裕一

 喜多川光司、50歳。7名のスタッフを抱えるスタジオを持つカメラマン。彼のもとに豊島という女性から撮影以来の電話がかかってくる(遺影)。42歳(暗室)、37歳(ストロボ)、31歳(一瞬)、22歳(卒業写真)と時間を遡る構成の連作短編。目次も遺影が‘第五章’となり、順に数字が若くなっている。
 喜多川(北川)の写真人生における大切な人たちの生と死と、それを写しだした写真が描き出されています。じんわりと心に沁みてくる一冊でした。
ストロボ
真保 裕一
新潮社 2003-04


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1999年12月13日

「ボーダーライン」真保裕一

 アメリカに渡って12年、永岡オサムはカリフォルニア州のPIライセンス(私立探偵ライセンス)を持つ。支社長関口から、2枚のスナップ写真に写った若者を捜すよう指示を受ける。その若者:安田信吾は笑顔で人を殺せる人間だった。
 生まれながらの犯罪者 --- そんな息子を持つ父親の思いをどこに持っていけばいいのか。普通に愛情を持って育てたはずなのに、どうして・・・。答えは見つからない。
 話の中に環境ホルモンが出てきたのは、少し唐突な感じ。
ボーダーライン
真保 裕一
集英社 2002-06


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1999年04月08日

「ホワイトアウト」真保裕一

 奥遠和ダムの運転員:富樫輝夫は、同僚の吉岡とともに遭難者の援助に向かうが、吉岡は山で亡き人となる。その2ヶ月後、雪に囲まれたダムが「赤い月」によって乗っ取られる。
 '96年度版「このミス」の第1位にランキングされていただけのことはあって、一気に読ませられた。読後感もgood!

ホワイトアウト
真保 裕一
新潮社 1998-08


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1999年01月28日

「連鎖」真保裕一

 未明の電話は旧友:竹脇が車ごと落ちて意識不明の重態という知らせだった。同じ日、羽川の勤務する東京検疫所にファミリーレストランの肉に毒物を混入したという手紙が届く。羽川は食品Gメンとして、横流しの解明に奔走する。
 ラストにミステリーの醍醐味(?!)どんでん返しあり。

連鎖
真保 裕一
講談社 1994-07


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1998年12月27日

「奇跡の人」真保裕一

 相馬克己、30才。8年前の交通事故で脳死寸前の状態から奇跡的に回復する。しかし、交通事故以前の記憶はなく、(母のノートの言葉を借りると)「赤ん坊からやり直し」、言葉、歩行をも取り戻す。そして母の死と前後して退院し、自宅に戻るが、そこには中学・高校時代の痕跡がなかった。克己は「昔の自分・もう一人の相馬克己」を知りたいと渇望する。
 数カ月前に書店に平積みされた本書を見かけたが、「奇跡の人」というタイトル、「圧倒的な人間愛」というような推薦の言葉に、宗教関係の本かと思って、あまり関心を抱かなかった。TVドラマ化されたことと(視聴はしていない)、真保裕一氏の「震源」が読みごたえあったこともあり、興味を覚え、読んでみる気になった。…ラストで泣けてしまった。

奇跡の人
真保 裕一
新潮社 2000-01


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1998年12月12日

「震源」真保裕一

 気象台の元同僚:森本の謎の失踪を追う江坂は、津波を引き起こした沖縄の海の震源にたどり着く。
 ラストの二転三転に状況がつかめず(読解力がないせい?)、読み終わってから思わずまた読み返して確かめ読み。楽しめた。

震源
真保 裕一
講談社 1996-10


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