たつみや章

2002年06月04日

「月冠の巫王」たつみや章

 アヤのクニから囚われのムラの人々を救い出すべく塩作りのムラを出発した、ポイシュマとアテルイ。一方ポイシュマ達と別れたワカヒコは、タヂシヒコの末妹コノハナヒメとの婚儀を強制される。
 月神シリーズの第4部。これで完結となります。1・2部は間髪入れずに読めて、気分的にも盛り上がっていたのですが、今回は間が空いてしまったこともあってか、物語をの世界を思い出す前にお話が終わってしまったという印象でした。一気に読むとまた違った感じだったと思います。善と悪とがはっきりしすぎて、ちょっと薄っぺらいお話になってしまったような…。
月冠の巫王
たつみや 章
講談社 2001-12


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2001年05月17日

「天地のはざま」たつみや章

 ヒメカのクニから逃げ延びたワカヒコらは、ポイシュマやアルテイのいるムラに身を寄せ、暮らしていた。そして冬。男たちが他のムラとの交易の旅に出発する日が近づいてきた。ポイシュマとワカヒコもその一団に加わることになる。
 『月神の統べる森で』『地の掟 月のまなざし』に続くシリーズ第3弾。間隔が開きすぎたせいか、前の2作のようなわくわく感が味わえませんでした。この間にあった国内の考古学界の捏造事件が作品に影を落としている・・・というのは、うがった見方でしょうか? 少なくとも読み手としてのわたしは、あの事件の後‘縄文時代’への思いが薄れたように思います。
天地のはざま
たつみや 章
講談社 2001-03


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2001年01月24日

「むつゴロウ大統領がんばる」たつみや章

 むつゴロウは干潟の大統領。この広い干潟の海はイサハヤ国という。人間たちは近頃この干潟をさわがせている。空から大きな岩が落ちてきて、鉄のにおいのする棒杭が立てられ、そして…。
 諌早湾の干拓事業がモチーフになっているのは、言うまでもありません。有明海の海苔の不作の原因が、この堤防にあるのではないかと言われています。水門は開かれるのでしょうか?
むつゴロウ大統領がんばる
たつみや 章
汐文社 1997-11


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2000年10月06日

「地の掟 月のまなざし」たつみや章

 『月神の統べる森で』の続編。ムラに戻ったアテルイとポイシュマ、ヒメカのクニに帰ったワカヒコ・・・それぞれのその後の運命を描く。
 いやもう描き出される縄文の世界のとりこです。太古のロマンですねぇ。少年たちは可愛いし、双子の女の子も出てくるし。小4の娘たちも気に入っていました。物語はまだまだ続きます。
地の掟 月のまなざし
たつみや 章
講談社 2000-01


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2000年10月05日

「月神の統べる森で」たつみや章

 銀色の髪を持つ、月の神の地上の息子:シクイルケと、彼の幼なじみでムラの長であるアテルイは、話し合いに赴いたヒメカの民のクニで傷を負い、捕らえられる。一方、少年ポイシュマは父・兄姉とともに森の中でささやかな暮らしを営んでいた。
 縄文と弥生が出会った時代を舞台としたファンタジーです。自然とともにあった人々の暮らしが、暖かく厳粛に描き出されています。東逸子さんの絵が挿絵が美しく、イメージを拡げてくれます。
月神の統べる森で
たつみや 章
講談社 1998-12


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2000年09月13日

「水の伝説」たつみや章

 ぼく(斉藤光太郎・6年生)は、東京の学校でいじめにあい学校に行けなくなって、白水村の一ノ関さんの家に山村留学生として寄宿している。村では雨が降り続き、山崩れが起きた。そして大雨の翌々日、ばくは龍神滝の祠で、小さな朱色のお皿を拾った。
 本書と『ぼくの・稲荷山戦記』『夜の神話』を“神様三部作”と呼ぶようです。本書に出てくるのは龍神・水の神様。森林のあり方がテーマとなっています。
水の伝説
たつみや 章
講談社 1995-12


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2000年09月12日

「夜の神話」たつみや章

 いきなりど田舎に連れてこられたぼく(鈴木正道・6年生)は、学校にも田舎の生活にも馴染めず、滅入っていた。一学期の終業式の日、寄り道した鎮守の森で、白いはかまの若い男の人からまんじゅうをもらい、それを食べたことから、奇妙な体験をするようになる。
 登場する神様は「ツクヨミさま」。原子力発電所の問題がからんできます。昨年の東海村での事故を思い出しました。
夜の神話
たつみや 章
講談社 1993-07


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2000年09月07日

「ぼくの・稲荷山戦記」たつみや章

 ぼく:森田守は中学一年生。タバコ屋をしているばあちゃんとふたり暮らし。とうさんはまぐろ漁船の船長で航海中。かあさんは小二の時に天国に行った。時代劇がかった言葉遣いで着物姿の長髪の美青年:守山初彦さんがぼくの家の下宿人になった。守山さんとぼくの“お山を守る”戦いが始まる。
 ジブリアニメの「平成狸合戦ぽんぽこ」を思い出させるお話。田島征三の「日の出の森をたすけて」を読んでいただけに、単なる“お話”とは思えず、泣けてしまいました。
ぼくの・稲荷山戦記
たつみや 章
講談社 1992-07


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