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2005年04月05日

「九月が永遠に続けば」沼田まほかる

九月が永遠に続けば 水沼佐知子は高校3年生の息子:文彦と二人暮らし。8年前に安西雄一郎と離婚してからは彼女の側にはいつも文彦がいた。その文彦が、ある夜ゴミを捨てに行ったまま帰ってこない。
 ホラーサスペンス大賞受賞作。

 佐知子の心理描写に同年代の女として共感する箇所がいくつかありました。ぐいぐいと読ませられもしました。
 ただ、読み終えてすっきり…という気持ちにはなれませんでした。結末云々というよりも、登場人物たちの姿がちゃんとイメージできないままに終わってしまったという印象です。服部父の存在が浮いているように感じてなりませんでした。

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2000年06月15日

「プリズム」貫井徳郎

 小学校教師:山浦美津子が自宅アパートの部屋で死んでいた。何者かが侵入した後があり、睡眠薬入りのチョコレートが残されていた。教え子・同僚・元恋人らがそれぞれに、美津子が誰にどうして殺されたかを推理する。 
 帯によると、「実験的アンチ本格ミステリ」とありました。“本格ミステリ”が何たるかよく分からないのですが、私はこれを読んで芥川龍之介の「薮の中」を思い出しました。
プリズム
貫井 徳郎
東京創元社 2003-01


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参考:藪の中 in「地獄変・偸盗」
地獄変・偸盗


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2000年06月01日

「転生」貫井徳郎

 おれ:和泉は拡張型心筋症という重い心臓病を患っていたが、二十歳の春に心臓提供者が現れ、移植を受ける。身体は順調に快復するが、不思議な異変がある。聴いたことのないショパンの曲を知っていたり、絵が上手くなったり、食事の嗜好が変わったり…。ドナーの特性が引き継がれたのか? そして夢に出てくる見知らぬ女性“恵梨子”。恵梨子がおれのドナーなのか? 
 脳死移植という最先端医療に関する様々な問題点が、小説という形で分かりやすく語られているように思います。
転生
貫井 徳郎
幻冬舎 2003-02


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1999年10月23日

「慟哭」貫井徳郎

 「胸に穴が空いている」・・・真夏の強烈な日差しのしたで「彼」は一人の娘に会い、宗教へと向かっていく。幼女連続殺人に翻弄される捜査一課長の佐伯警視の日常と「彼」の物語が交錯する。
 読み応えのある一冊でした。オススメ。
慟哭
貫井 徳郎
東京創元社 1999-03


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