2006年02月08日
低温サウナのこと
男女着衣混浴低温サウナのコンプレックスが流行りだした。岩盤浴ヒーリングサウナなどと一味違うという狙い。そして岩盤浴のように入れ替え制を採る必要がなく、無人化かそれに近い形で営業できることが施設側としてはメリット。
たいてい複数のタイプの違う低温サウナがホールを中心に配置され、自由に利用するというもの。韓国ではチムジルバンという名称で、以前からあったもの。プルガマという鉱石を焼いて熱源にする広目のものや、鉱石ドームの部屋で松の木や葉を焼いて加熱後に入浴するものや加湿するもの、冷却するもの、内装材の効能をうたうものなど。導入するにはかなり日本的アレンジをしているところが多い。
しかし、すでにフィンランド式(風)サウナやスチームサウナ、ミストバス、釜風呂などが浸透しているところへ、岩盤浴、チムジルバンと着衣混浴型のものが導入され飛躍的にこれらの発汗(とは限らないが)、癒し目的の熱気浴施設が加わり、利用客はもうどうしたらよいか分からなくなりそうである。それぞれの相互間での差別化も難しい。
ここらで一旦整理をしてどういうシチュエーションで何を客に提供するのか、スーパー銭湯に着衣混浴サウナを付け加えるのではなく考えなければ、昔存在したようなお風呂のデパートのような満艦飾の大型施設になるだけである。