2009年07月01日
新型温浴施設
神奈川の新型温浴施設で。
先ごろ鳴り物入りでオープンされた大型温浴施設を体験入浴した。
所詮風呂ではないかと思っているので感激するところもないのだが、女性利用者狙いで優遇されていると言う感じはあるにせよ、ご本人たちの居心地がよろしいかと言えばそうでも無いと思うのだが。
どうでしょう。
女性専用ゾーンをどう感じるかと言うことではないか。男性利用者諸君が紳士であれば良いのだが、長距離特急に女性専用席を設けて犯罪対策にしようというのに似ている。
結果、女性も男性も居辛くなり、快適とはいえないものに成り下がる。
本施設を運営プロデュースする会社の最初の施設との大きな変革点は在館時の館内着と岩盤浴衣を兼用にしてしまった新施設の割り切り方ではなかろうか。利用料金に岩盤浴利用料を組み込んでしまい全て同料金という設定。
そういうものを付加価値と思うか無駄と思うか。
高額の利用料金をいただくのだから相当のサービスが必要なのに決まっている。
風呂は取り立てて大きくもなく新機能が備わるでもない。温泉の魅力が強調されてもいない。スーパー銭湯並みといっていい。
だからその他のスペースとサービスの中身勝負になるのであり、さらに別料金の必要なサービスが充実していても、そのことがさらに居心地の良くない施設になるのだと思う。
健康ランドでなく、スーパー銭湯でなく、サウナでも、もちろん日帰り温泉ではない。スパといわれてもそういうカテゴリーの認識は一般にない。
多くすれ違う従業員さんたちのえがおと挨拶がきちっとしていることが悲しい。
首都圏のワンポイント山手線内側のあのあたりでしか成立しない代物なのではなかろうか。