つれづれ官能倉庫

某素人作家が思いつくままに書く官能小説ブログ。

昔、3か月くらいですが、バニーの格好をするバイトをしたことがあります。

(この話、誰にもしたことがないんですが、時効かなと思って)

あんな格好と思うかもしれませんが、
あんまり恥ずかしくないんですよ。

たぶんメイド服とか(これは経験ないのですが)も
そんなに恥ずかしくないんじゃないかな。

なぜかというと、素じゃないから。相手は知らない人だし。
バニーガールの私は、肌は出てますが、
お仕事の鎧に守られています。

えっちなブログの女の子が、わざとらしいくらい女の子な口調だったり
痴女っぽいサービス発言をしてくれるのも
晒しているようでいて、本当は、守ってるんです。たぶん。
自分の口調で話すのは恥ずかしい。

私が画像をアップするとしたら、
バニーのかっこより、下着より、私服姿がいちばん、恥ずかしいです。

いつも行ってるお店の店員さんを駅で見かけたら、って、
なんだかちょっとドキっとしませんか。

ここに、私たち(勝手に巻き込んでしまいました)の
せーへきがあるのではないかと思うのです。

くすぐりられたり、一人えっちするときは、
一切バリアのない素の自分が引き出されてしまいます。

口角の角度や顔の角度、声色を気にしていられない、
情けない笑い顔をみたい(見られたい)って願望。
そこに興奮しちゃいます。

そういう瞬間を文章で表現できたら
えっちだなって思います。頑張ります。

どうでもいいひとりごとでした。

色々な文章を並行して散文集みたいになってしまい、ごめんなさい!

小さい子にいじめてもらうのが、
最近私のなかで妄想トレンドです。




プリンを盗んだことが、くすぐりいじめの始まりだった。


「悪かったって、何でも言うこと聞いてあげるから」
「じゃあ、くすぐりでお仕置きする!」
「…あ~、わかったわかった、はいどうぞ」
「また今度だ!徹底的にやる!」


徹底的とは、難しい言葉を覚え始めたものだ。8つ下の小さい弟よ。
私にされるお仕置きがそのまま仕返しというのもかわいらしい。




「えっと、この皆さんは?ずいぶん久しぶりだけど…」


約束された「徹底的なお仕置き」の日曜、
両親が箱根へ出かけた我が家に、6人の4年生が集合していた。

男の子4人、女の子2人。


「イツメン!」

そんな言葉も知っているのか。


「うーん、リク、いくら何でも6対1はズルいんじゃない?」

「徹底的にやるって言ったでしょ?」

リクは柔らかい茶のかかった髪の毛を揺らして無邪気に笑った。


「…はいはい、分かりましたよ」


「やった!じゃあ、横になって、お仕置き用に縛るから」


そういうとちびっこ達は、部活帰りで制服姿の私にアリのように群がり、
ニトリで買った、病院のような白色のパイプ製のベッドに、
思い思いのアイテムで私の体を縛りつけていった。


一生懸命引っ張ってはいるのだが、ところどころゆるゆるで、
SM気取りにしてはずいぶん心もとない拘束。


私の3分の2くらいの直径をしたお子様たちが、
縄跳びや、包帯や、ガムテープで私をぐるぐる巻きにしていく。


私がこうまでされても余裕を保っているのは…
いや、保とうとしているのには理由があった。


この年の離れた弟と「イツメン」たちがもっと子供だったころ、
私は彼女たちのボスのような存在だった。
放課後になると、自分に会いに来る彼らがずいぶんかわいく、
色々な遊びをしたけれど、大概私が勝った。


運動神経にはそれなりに自信があったので、
かけっこでも、ドッチボールでも、6対1で自分たちに勝ってしまったのだけど、
そんな私を――それでも毎日自分たちと遊んでくれる私を、
「魔王だ」「魔女だ」なんていいながら、彼らが無尽蔵に尊敬してくれているのを、
どこかで感じていた。


とはいえそれも、2か3年は前の話。

だから私に馬乗りになった弟のリクから、「じゃあ魔王退治だ!」なんて言葉を聞いたときは、
思わずバカにした笑いを浮かべそうになった。


「ズルい勇者たちだなぁ」


いけないいけない、嘲笑に聞こえては、子供心を傷つけてしまう。
この拘束もどきは、ちょっと力を入れればどかせそうだし、
あんまり無茶をされたら解いてしまおう。


それに私は、彼にくすぐり返されたとき、
まぁお愛想で笑ってはあげるのだけど、
実はいつも、なにもくすぐったいと感じなかった。


くすぐったいふりに飽きたら、「怒ったぞ!」と言って叱ってあげればいい。

気にしていることと言えば、明日手首に縄の跡が残ってないかということくらいだった。



靴下だけを脱がされた夏服の制服に絡みつく不格好な拘束の周りにおちびさんが群がる。

緑色の縄跳びで右手、
梱包用のガムテープで左手、
ヘッドフォンのコード(しかも、私のヘッドフォン)で右足、
家庭科でサップサックを作るときに使ったような綿紐で左足が、
ベッドの四隅にしばりつけられ、身体の上に小さな子供たちがのっている。


「よし、お仕置き準備!」

リクの一声で彼等は、小さなハンドバッグやリュックをがさごそとあさりはじめた。

出てくるのはヘアブラシや、せっけん、ベビーパウダー。

彼らなりにこの日に向けて、それぞれが持ち寄れる知識と道具を総動員したのだろう。

小さな手が私の脇を、シャツの下・キャミソールの上から脇腹を、
温泉で、青いライトに照らされて殺菌されているようなプラスチックのブラシが

私の足を、くしゅくしゅとくすぐりはじめた。


「あははは」


まぁ、確かにくすぐったいけれど、肌に不快な電気信号があるという程度だ。
お愛想程度の笑い声を漏らしてあげる。

彼らはなぜか、自分たちのほうが笑ってしまいながら、私の体をまさぐり続ける。

「あは、あはは」


ヤバいな、さすがにちょっと、素の笑い声が漏れてしまいそうだ。
石鹸の泡立つ左足と、パウダーにまみれた右足のつま先を、
思わずぎゅっと丸めてしまう。


「い、いい加減に、しなさいッ!!」

私は、おなかの上に乗る弟を払いのけようと、
右手と右足に思いっきり力を入れた。

拘束はぶちぶちと音を立ててちぎれ
                     ――るはずだった。



不器用な拘束はそれゆえに硬く、
私の体は予想以上に、まったく動かなかった。


「暴れだした!もっと縛って!」


弟の指示に、びりびりとガムテープを引き出す音、
二軍として使われなかったラップを引き出す音がする。


私はすっかり動転した。

「こんなハズじゃなかった」

というのが一番の感想だ。


なにより、どうしよう。


縛られているからなのか。

それとも小道具の効果なのだろうか。


さっきから、足の裏も脇も……


「うっ、ふっ…くぅ、ッ、あは、あーっもう、ダメだって!やっ、やめ…」


そのとき、くすぐりに参加出来ていなかった女の子が、
自分の体を少し撫でまわして一つのポイントを発見したらしく、
私の枕元に、ひざまくらをするように座り込んで、私の首筋から耳のあたりに、
パウダーをつけた両手でクシュクシュと手を這わせた。


その時、私の中で、人生の今まで入っていなかったスイッチが
入ってしまう音を私は聞いた。


パチン。



「きゃっはははははははッ!あーっ、だ、ダメ、駄目だめダメッ、ごッ、ごめんごめ、ん、
 ぃーっ、あははははッ、ぅ、ぐぅッ、は、あはははッ――く、くすぐったいッ!
 
 ほ、本当にくすぐった、いんだって、ぃーっ、あははははッ、はーっ、ぅ、ハッ、
 や、やめ、ごっ…ごめんなさい、あはははははッ!!!」


私の嬌声を聴いての反応はお察しのとおり、大盛り上がりだ。


「私の手がくすぐったいんだって!」
「ほら、ここでしょ!」


がんじがらめにされた体の、内腿やふくらはぎ、二の腕まで、
小さな手が触手のように絡まる。


私たち姉弟の、最後のごっこ遊びはこんな風にはじまったのだった。

なかなかお話に続きがあるものを書くのは体力がいるみたいで
ぜんぜん、続きがまとめられないので、
途中のお話を放置していて申し訳ないのですが、
試行錯誤的に、新しいやりかたをしてみます。

私、設定狂なので、えっちじゃない部分を書いてるのが
楽しかったりしますが、
妄想日記は、一人えっちのときに考えような、
えっちな部分だけを、人間関係とかを出来るだけ省いて、
書いてみます。

かいていて大変楽でした。

すごく即物的な感じですが(笑)
もし気に入ったものなどあれば、教えてください。
長くしてみます。

どんなかたちであれ、少しずつでも、更新していこうと思っています。

☆★


浮ついたセックスの代償は思った以上に激しかった。

飲みの勢いで男と寝てしまったことを彼女に告白したのは間違いだった。
私は彼女のことを、どこか、お遊びレズごっこの相手くらいに
思っていたし、所詮はネコの後輩という思いもどこかにあったのだろう。


彼女はいつもは私が彼女に挿入する、ぶにぶにとした触感の
バイブを私に挿入した上で、私をベランダに連れ出した。


先端が膨らんでいるバイブはシンプルに、
本体そのものが激しく振動する機能しかないものだから、
ナカを責めるためには誰かが持ち手をもって動かさなければいけないのだけれど、
バイブを入れられたその上から、ショーツとスキニージーンズを履かされた状態では、
膣内には「何かあるなぁ」くらいの感覚だけで、
そのかわり根元から分かれた、イボイボのついたパーツがぴったりとクリトリスに密着して、
小さな電マみたいに私を責めてくる。


いわば浮気をしたようなものだから、
彼女の好きにさせてあげないといけない、
と思った私は、彼女が静電気でくっつくボンテージテープで、
私に目隠しをし、ベランダの物干し竿の上で私の手首をぐるぐる巻きにする間も、
ただ足をきゅっと寄せて振動に耐えていた。


「おしおきしてあげますね」

耳元での囁きに思わずぞくっとしてしまう。


それにしても、確かにここは静かな住宅地だけど、
隣には、3階だてのこのマンションより高台に建つ家もあるし、
夕方になれば子供だって通る。


風が通るたびに、私は誰かに見られているような気がした。
手を思いきり上にあげた状態で、不格好に拘束されているので、
汗ばんだ裸の上半身に初夏の風が冷たい。


「み、見られるよッ…」

「そんなにヤりたいなら、いっそみんなに見てもらったらどうですか?」


彼女が自分の膝でぐりぐりと、私の股間に挿入されっぱなしのバイブレーターを突き上げてくる。
クリトリスへの振動に弱く、彼女の舌責めでもあっさりイってしまう私の体は、
弾けそうな絶頂の欲求にふるふると震え始めていた。


「声出してイきなさいよ、それの電池が切れるまで、遊んであげる」


パシャ、パシャ、と携帯のカメラのシャッター音がした。

「アヤ、と、撮られてるって、誰かにシャシン――」
「バカですね、私が撮ってるに決まってるでしょ?
 サカりのついた先輩の顔、かわいいですよ」


「ほら、イけば?弱いところ、責めてあげる。アイツにもおねだりしたんでしょ?」

そういうと彼女は、後ろから私の背中を指…というより爪で弱くひっかきながら、
私の耳にキスをした。


それが、最後の一押しになって、ものほし竿が差し込まれた穴にあたるかしゃかしゃという音を響かせながら、
無様に野外でイってしまった。


「イくときはイくっていいなさいよ、雌犬のくせに。
 彼にはイくイくいって犯して貰ったんでしょ?」


「ち、違う、あれは、無理やり――」


「二度と遊べないように、皆に知ってもらおうね?
 この部屋に住んでるのは、ちょっと酔えば浮気するビッチだって」


「あ、アヤごめんっ…や、休ませて……」


「なに言ってんの?ほら、早くイって。潮吹いて泣き叫んで、
 人が集まるまでやめないから。
 やめて、とかいって、乳首立ってるけど?
 さすが、ビッチだね」


彼女が私の耳を犯すぐちゅぐちゅという音に、
自分の理性が吸い込まれ、どろどろにされていく。


サンダルを履かされた足ががくがく震えて、
私の一番感じるところに、くすぐったいような、
泣き叫びたくなるような強すぎる快感が、絶えず流れ込んでくる。


「イ、イくっ、イっちゃう…」

「あ、やっと1回?」


「も、もう4回、くらいイっ…ってる、イっ…く、ってる、から…ッ!!」


「そんな声出したら、あ、ほら、男の子がこっち見てる」

「ウソ、やだ、待って、でもッ…また、イ、イきま、っ…ッ、すっ…」


「嘘ですよ、あはは!声おしころしてるの、可愛いですね。
 でもほら、私に囁かれると、背中、反り返っちゃってる。
 イきすぎて、おまんこバカになるまでイき顔晒してくださいね?」


全身がびくびく痙攣して、一瞬すべての体重が抜け、
身体が竿に支えられる。


だらんとしたその状態で、太腿におしっこなのか、それともほかの体液なのか、
温かい液体が伝っていくのがわかった。

デニムの生地が濡れて肌にまとわりつく。

むき出しの胸のあたりに、何か冷たいものが触れた。


「こういうの、一回やってみたかったんですよね。
 奴隷、奴隷ってどういう字でしたっけ?んー、ビッチでいいか」

どうやら彼女はマジックで、私の体に文字かなにか、書いているみたいだ。

「も、もう止めて…限界、強すぎるっ…声、もう、声でる…からぁっ」

「ご自由にどうぞ?私は、テレビでも見てきますから」


それから何時間も、誰かに見られているという恐怖と興奮のなか、
わたしは数えきれないほど絶頂を繰り返し、彼女が「飽きたからお尻でも叩きましょっか」
という提案をしてくるまで、そのまま放置されたのだった。

今回題名にしたフルールというのは、これです。
フルール Eau de parfum 03 Fleur 
http://www.auxparadis.com/products/detail.php?product_id=25

大好きな香水の香り。

香りって、忘れかけていたことをふっと思い出させるような効果がありますよね。

猫ちゃんじゃないですけど、
女の子の香水やシャンプーも、
色々なことを思い出させる機能があるような気がします。

ふざけて抱き合ったりしたとき、
女の子はみんな何かの香りがします。

ところで、私は一人エッチするとき、
その前にお風呂に入って香水をつけます。

なんで?
って考えてみたけど、よくわかりません。

清潔に思える方が、没頭できるのかもしれないし、
香水が媚薬に変わって、私を本来のヘンタイ妄想少女に
戻してくれるのかもしれません。

とっても可愛いブランドで、みんなに喜ばれるので、
余計なお世話ですが、プチギフトにおすすめなブランドです!

小説の続きは、来週更新…を、目指します。

よろしければ、お付き合いください。

あけましておめでとうございます!
そして、ご無沙汰しています。

仕事が変わったのですが、その結果、寝ているか仕事しているかという生活に
なってしまい、小説を書く時間がありませんでした…


むらっと感だけは溜まるのですが…笑

年末年始で空き時間が出来たので、すごく久しぶりに書きます。
よろしければ読んでください。


心配してメールをくださったのに、返せていない方、申し訳ありません。

「女の子向けの風俗とかいっぱいあるんだよ」という、
同期の男の子の下ネタトークに一日付き合わされたので(面白かったですけど)

彼のお話を使って描かせていただきます。

自分自身に経験がないので、細部にウソっぽさがあったらごめんなさい。

しかし、小説や漫画をつくるとき、どうしても主人公は作家に似るそうですが、
こうまで私の願望が反映されてくると、恥ずかしいです笑



フルール

主人公

椎名由香(しいなゆか)
社会人2年目の23歳。
大学時代に、ミスキャンパスにノミネートされたことがある、
女子アナ的な端正な顔つきが特徴。
「エラがはってるのが悩み」と本人は言うが、確かに少し丸顔ではある。
次点の悩みは胸の小ささと鼻の低さ。
大学時代はゆるいバドミントンサークルでそれなりに遊んだが、
本当は女の子が好きで、アダルトビデオをこっそり見るのが日課。
一人えっち用のローターを持っている(インカレ時代にふざけてもらったのをそのまま愛用中)
ビデオは見るのに、一人エッチはベッドの中で妄想で。

あまり肌を出さない服装が好きで、スキニーにタートルネックがこの時期のONの服装。
髪は申し訳程度の茶色。好きなブランドは「ビュルデサボン」。
香水は「フルール」の香り。お店選びのきっかけになった。




「あの、私女なんですけど…」
「当店は女性大歓迎ですので!
 女性の方は、20分サービスもいたしますよ。
 お好みはありますか?」
「好みって…その」
「責めが上手いことか、ドMで敏感な子とか、若いとか」
「好みですか…そうですね、あの、もしいらっしゃれば、ですけど…」



出張先のANAコンチネンタル602号室にあらわれた女の子は、
普通の女子大生にしか見えなかった。


写真ほど、美人のお姉さんではないけれど、23歳という年齢に関しては、
そうウソではなさそうに見える。


よく言えば少し前の流行、悪く言えば大事な人の前には着てかないだろう、
生成っぽいベージュのシフォントップスに、
ちょっと甘すぎなんじゃない、と言いたくなるような薄い花柄のスカート、
少し肌色の透ける薄めの黒タイツに、合皮の革靴風ハイヒール。


「こんにちは♪」(本当に音符がついているみたいだった)
「こ、こんにちは」

私達の出会いはそんな感じだった。

「もしいらっしゃれば、ですけど…Mな子がいいかも」

「それなら最高な子がいますよ」
「それとあと、私女の子を…くすぐる、のが好きなんですけど」
「むちゃくちゃ笑ってくれる子がいますよ!」


女の子からエロい言葉を言われてるのに、興奮や抑揚のない営業トーク。
これだけ、女の子によく思われようという意識を感じさせない会話する男の子も、
ある意味久しぶり、と私は思った。

きっと女の子で、くすぐりが好きなんて客でさえ、私がはじめてってわけじゃないんだ。
その感想は私を、ひどく安心させてくれた。

そして目の前に立っている、ドMで敏感な23歳、もえちゃん。
これから彼女をくすぐって遊べるんだ。


女の子をくすぐる。


それは、私の隠れた性癖であり、今まで頭の中でしか達成されたことのない妄想だった。

それが実現するんだ。
さっきシャワーを浴びたのに、私は自分が濡れているのを、触るまでもなく感じていた。
生理がきちゃったんじゃないかと思うくらいに湿っている。


「あ、もしかしてお風呂入っちゃいました?髪、濡れてる」
「そう…ですね、まぁ一応、でももう一回…」

「じゃ、下だけ洗ってはじめましょ♪」



「ねぇ、お姉さまって呼んでもいいですか?
 でね、ユカさんはもえにため口にするの。
 もえ、って呼び捨てにして?」


「えっ…わ、わかりました」

「…」
「わかった」


「あー萌える~!もえ、命令されるの大好きなんです。
 今日はいっぱいいじめてくださるんですよね、お姉さま」

「そっ…そうだよ」


こんな会話をしている私たちがなぜ、二人とも制服姿なのか?


「女の子はコスプレが好きだから、お客さんと一緒に二人で」
というのが、このお店のスタンダードなサービスらしい。

いかにもドンキで買ってきました、といわんばかりの、
薄くて、なぜかテロっと光沢があって、ブラをしてないから
乳首がふくらんでしまっているのがバレバレのJK姿。

鏡で見たとき、自分の薄めのメイクとおとなしい髪形が、
このJK姿にびっくりするくらいあっていなくて、
まだギリギリOKだと思っていた制服ディズニーもNGなんだと私が悟っていたころ、
彼女は先にベッドに行って、なんかいろいろな道具を準備していた。


「お姉さま1人なのにツインで、きっといい会社なんですよね」

「そんなことないよ。もっとお金もちな人いっぱいくるでしょ?」

「ううん、もえ女の子専門だからね、暇なんですよね~、一日大体」


「女の子専門なんて、あるんだ」

「はい!だから、お姉さま専門のオモチャにしてくださいね♪
 それでお姉さまに、もえからお願いなんですけど」

「うん?」


「お姉さま、もえを責めるドSコースになってますけど、
 最初もえにマッサージさせていただけませんか?」

「えっと…」

「だって、女の子を責めて終わるなんて、もったいないじゃないですか。
 だから、最初だけ、ね?」


「たしかに、そうなんだけど、でも…その」

「ほらほら、ベッドにごろんってしてください。
 もえがマッサージしてあげます♪」

「うん、だけどその…私、したことなくて」


「なにがですか?」

「その、女の子としたことなくて」


自分でも、電話する前にいっぱいのスミノフアイスで、
顔が真っ赤になっていることがわかる。
照れ隠しの笑顔もうまくいっていない。


でももえちゃんは、持参の乾いたハンドタオルに何度かスプレーを吹きかけると、
それを二つに折って、美容院でやるように、私の目に乗せながら話を続けた。


「ご奉仕するのも、マゾのつとめですから、ね?」

「じゃあ…お願いします」


「…はい?」

「え?」


「…」

「あ、そっか…じゃ、えーっと…なんていえばいいの?えっと…
 ご奉仕してちょうだい」

「喜んで、お姉さま♪」


自分がかつてないほど、ほてっているのがわかった。

言うが早いか、もえちゃんは私の耳にキスをした。
驚くほど唇が温かい。どこかで、お湯かなにかで温めていたのだろうか。


「お姉さまにご奉仕できるなんて…幸せです」

もえちゃんが囁く言葉の端々に、呼吸音と、唾液の音が絡まりついてくる。


ふっ、ふーっ、ぬち、くちゅ、どうですか、お姉さま――


「く、くすぐったい…」


あ、ずちっ、くすぐったいのがお好きなんですよね?んふふっ…ん、ふっ――

「全身舐めてもいいですか?」


「うん…」


「じゃ、ほら」


もえちゃんが私の耳を舐めるのをやめると、
私は自分が「残念」という感情に襲われていることに気付いた。
彼女は、私の体の下のほうに移動するときに、ハンドタオルをどけてしまった。


「もえの唇に押し付けてください」

そういいながら、もえちゃんは私の右足の上に跨り、
左足首を両手でつかんで、少し持ち上げた。


「えっ…何を?」

「お姉さまの足指に、ご奉仕してあげます♪
 ね、お姉さまの右足が、さっきから…あたってます。動かして?」


私は正直、とまどってしまった。でも彼女は、それを見過ごさない。


「ね、ノリノリでやりましょ?時間なくなっちゃうのもったいないし…ね?お姉さま」

「うん、じゃ…
 ――な、舐めて…?」


私はためらいがちに、左足を自分で持ち上げて、彼女の顔の方へ近づけた。

どちらかといえば釣り目がちな、猫のような彼女が、その舌を

私の左足の親指と人差し指の間へ差し込んで、ちろちろと舐めた。

くすぐったいような快感に、思わず足の指をすぼめてしまう。

彼女はそうやって、私に押し付けさせながら、足の指、足の裏、太腿、内腿、お尻の表面、背中、首筋、脇…
と、ゆっくりと私の体を唾液まみれにしながら登ってきた。

これは、男の子が風俗にいく理由もわかる。
こんなこと、コイビトに頼めるわけがない。


でも、乳首も、足の間も、触ってもらえないままだ。

最後に息が苦しいほど舌が入ってくるキスをして、彼女は言った。


「ね、どうしましょうか、お姉さま。
 もうあと30分。もえのこと、いじめてくれますか?

 もしかして――それならもえに責めてもらっちゃいます?」


「うーん…でも、その」


「お姉さまのここ、すっごい濡れてますよ?
 イかずに終わっちゃっていいんですかぁ?」


今思えばこの時既に私は、彼女のペースに流されていた。


「じゃ、その…責めて……くれる?」

「え~っ、違うんじゃないですか?
 もえに責めてもらうってことは、ユカがマゾになるってことでしょ?」


「えっ」

「だからぁ、もえが30分かけて教えてあげたでしょ?
 マゾは敬語。わかった?」


「は、はい」

「マゾは逆らわないの。Sが舐めてっていったら、舐めるのよ」


「は…はい」


「だから言ってごらん、ドマゾのユカちゃん。
 もえ様、いじめてください、って。
 もえ様に舐めてもらって、我慢できません、って」

「が、我慢…できま…せん」


「いじめてください」

「い、いじめてくだ…さい」


「あぁもう、ダメダメ。時間がないから、縛りながら話すからね?」


「えっ、あっ、あの、縛るって、えっと」


もう下着の中は、ぐしゅぐしゅだ。全部見透かされてたんだ、私。
恥ずかしい。あのサドのふりが、下着にシミが出来ちゃってることが、
絶対真っ赤になってる頬が、そして息が乱れそうなほど、彼女に責めてほしい自分が。


彼女は私の肌に、わざとらしい赤いロープを這わせていった。
だけどその手際はお見事で、小さいBカップの私の胸が、縄で強調されていく。

手は後ろ手に、足はあぐらを宙に浮かせたような状態で、

手首と足首は、縄ではなく枷で拘束された。

枷には、その中心にリングがあって、その中心に彼女が縄を通して、
何本かのロープを使って、私の体をがんじがらめにしていく。

首に通した縄と、足首をあぐらの状態で拘束している枷がつながり、
私はベッドにごろんと転がされた。


必然的に持ち上げることになる首や背中とベッドの間に、
適切にクッションや枕が差しはさまれていく。

でも…私は上着こそたくしあげられて、胸は見えているが、
ショーツは履いたままの状態だ。うそっぽいJKの制服もほとんどそのままで、
紺色のソックスさえ履いている。

左足はさっき舐めるときに、彼女が脱がせてくれたけれど。

でもその不均等で、不格好な衣装が、余計に「自分がいやらしいことをしている」
という気持ちにさせた。


「さてマゾのユカちゃん、今から私の言う言葉を繰り返しなさい」


「…はい」


「私は、初めて女の子とえっちなことをするのが恥ずかしくて」

「…わたしはっ…はじめて、女の子と、えっちなこと…をするのが、恥ずかしくて」


「ドマゾの癖に、強がってサドぶった変態です」

「ドマゾ、の癖に…つよがって、サ……サドぶった、変態です」


「本当は、こんな風に縛られて」

「本当は、こんな風に縛られて」


「窒息しそうなくらい、くすぐっていじめられたいんです」


「えっ?あの…くっ…」


「そうなんでしょ?変態のマゾユカちゃん。
 本当は今だって…こんな身動きとれない格好で、
 弱いお腹や足の裏をくすぐってほしいんでしょお?」


彼女には私のこと、全部バレちゃってるんだ。


「はっ…はい」


「だったらおねだりしなさいよ、変態」


ユカがベッドの上に立ちあがって、右足の靴下を脱いで、
私の唇に親指を乗せた。

顔を踏みつけられるようにして私は、自然と彼女の指を舐め始めてしまう。


「窒息しそうなくらい…くすぐってくださいっ……!」

「いいよ♪上手にできました」


「あ、はい…ありがとう、ございます」

「壊してあげる♪おしっこ漏らして笑い狂ってね?」


「は、はい…もえ、お姉さま」

「あは♪」


出張先の京都で、こんなにあっさり人生が変わってしまうなんて思わなかった。

私の体はこれまであじわったことのない興奮を覚えて、

つま先からつむじまで、私の肌を柔らかい電気のような、
ピリピリとした電流が流れていく。


裸足の方の足に、なにかパウダーが塗られていく。

よく分からない…というのも、今度はアイマスクで視界が奪われてしまったからだ。


(あぁ、最高、いじめられたい、いじめられたい!壊して、
 イヤっていってもやめないで、延長なんてどれだけでもします、
 だからくすぐって、私が泣いても)

心の中でもう一人の私が、そう懇願している。

「言っとくけど、マゾ豚」


「あんたが鼻水垂らしておしっこ漏らしても、気絶するまでくすぐるから♪」

(あぁ、そんなの壊れちゃう、だって私、もう――)


彼女の言うとおりに私が壊れるまで、あと十分くらい。

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