現地時間(2/22)米国株、ダウ52ドル安―中東情勢、原油高嫌気

22日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比52ドル39セント安の1万2686ドル2セント。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、同6.52ポイント高の2524.94で終えた。中東情勢の悪化懸念や原油高が嫌気され大型株などに売りが出た。一方、個別に好材料が出たハイテク株に買いが入った。

 ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は午後4時までの通常取引(速報)で約14億7600万株。ナスダック市場(同)は約20億7800万株。


 主な株価指数は小高く始まった。グーグルがマイクロソフトに対抗する企業向けアプリケーションサービスの提供を始めたと発表したことや、半導体関連銘柄の投資判断が引き上げられたことなどが好感された。M&A(企業の合併・買収)ニュースも株価の押し上げ材料になった。


 一方、高級住宅販売のトール・ブラザーズが発表した決算が大幅な減収減益となり、住宅株全般が下落。金利上昇を受け銀行株なども売りが先行した。


 昼前に相場は下げ基調を強めた。国際原子力機関(IAEA)が国連安全保障理事会とIAEA理事国に「イランが安保理制裁決議に違反し、停止期限を過ぎてもウラン濃縮活動を継続している」との報告書を提出したと伝わった。中東情勢が緊迫しかねないとして、売りのきっかけになった。原油相場が1バレル61ドル台に上昇したことも重しとなり、ダウ平均構成銘柄のIBMやキャタピラー、ゼネラル・モーターズ(GM)などに売りが広がった。ダウ平均は一時80ドル超下げ、ナスダック指数も下げに転じた。


 相場は取引終了間際にやや下げ渋った。ナスダック指数は小幅高に転じて終えた。


 朝方、決算と併せて発表した一株利益見通しが市場予想を下回った百貨店のJCペニーが下落。前日夕、慎重な見通しを示した衣料専門店のアバクロンビー・アンド・フィッチも下げた。トール・ブラザーズ、レナーなど住宅株も安い。


 グーグルはほぼ横ばい。「iフォン」の商標登録をめぐって和解に達したと発表したアップルとシスコシステムズは上げて終えた。原油高を受けエクソンモービルは上昇。決算が大幅な増益となったニューモント・マイニングも上げた。


 前日夕決算と併せて楽観的な見通しを示したアナログ・デバイセズ、証券会社が投資判断を「買い」に引き上げたナショナル・セミコンダクターも大幅高だった。同業のワイルドオーツを買収すると発表した高級自然食品スーパーのホールフーズ・マーケットも急伸。(日経ネット)

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