辰野基康のブログ

音楽会のご報告 日々の雑記などをメモしています。 メインのサイトは http://sitar.holy.jp/ ご連絡は tatsuno123@yahoo.co.jp

2005年08月

Sitarメンテナンスその後

折れてしまったピンを慎重に外そうとしたら
ボディにしっかり食い込んでいる。

どれほどの張力がかかっているかよくわからないが
かなりかかっているようにも思える。

補修のための材料を色々なところに問い合わせてみたのだが
なかなか同質のものはみつからない。
ちなみに材質はアクセサリーなどにも使われるキャメルボーン。
装飾用アクセサリーのパーツとしては、
強度よりも美しさが必要とされるから、そこから転用しても
適切な強度があるかどうか・・も問題だ。

結局は、木ねじを食い込んでいるところにねじこむ形で
補修してみた。
一旦ゆるく張っておきながら、数日様子をみて
適切な張力をかけて張っていくことにした。
これも一種のチューニングではあるだろう。

実は、このピンが折れた遠因は、私の愛用する弦の太さが
通常のものより若干太いことにもあるのかもしれない。
一本での張力はそれほどでもないが、13本まとまると
やはり大きなものになる。

弦を使う楽器は、張力と材質や構造の力学的な格闘の歴史があるのだろう。
多くの先達の楽器職人達は、経験上でそのことを学び製作してきたのだろう。

楽器は、音を求める演奏者、職人、聴衆それぞれの
試行錯誤の上に作られてきたものだと改めて思う。

To Indian's way 楽器の強さ

シタールのパーツが壊れてしまった。
共鳴弦をまとめて止めているボディのピンのところだ。

何年も楽器を使っているけれど、はじめてのことなのでびっくりした。

さて・・どうしたものだろう・・
いくつかの知り合いの、パーツを扱っているところに問い合わせてみた。

1.代用品で間に合わす方法
2.インドからパーツを取り寄せる方法
3.新しい楽器を購入する方法

など、いくつかの案が出た。

1で試みる、適切なものが見つからなければ2
どうしてもダメなら3 だろうか。

To Indian's way インド式の方法で・・
そんな言葉を 思い浮かべている。

Sitarは繊細な楽器だ
けれども、多くの人に愛されるには
タフな楽器にもなっていってもらいたい

そんな気持ちもある

愛地球博・地球市民村・フルムーンコンサート

8月19日(金)
愛・地球博
地球市民村 フルムーンコンサート
「しおのみち」

KHO-TAO カリンバ
向後孝 エスラージ
辰野基康 シタール

地球市民村

愛・地球博では、「国家」や「企業」のみでなく「NPO/NGO」など「市民」の参加が重視されました。
そこで国内、海外で活躍するNPO/NGOユニットを、公募により選出。
環境、国際協力、持続可能性関連、日ごとに複雑さを増す地球規模の課題にいち早く取り組む市民の活動を、
世界にアピールしていきます。
 
詳細
カリンバを中心にして長年、ここちよい音を求めて音楽活動を続けているKho−Tao、
そしてエスラージの向後さんとの演奏です。

AWA MUSEから発売されているCD「しおのみち」シリーズで
ご一緒したメンバーでもあります 

46f3d60b.jpg
RSS
Archives