辰野基康のブログ

音楽会のご報告 日々の雑記などをメモしています。 メインのサイトは http://sitar.holy.jp/ ご連絡は tatsuno123@yahoo.co.jp

2006年12月

もうすぐクリスマス

マッチ売りの少女

もうすぐクリスマス

イラストは「マッチ売りの少女」です。



アンデルセンの「マッチ売りの少女」は、150年ほど前(1847年)書かれた物語。

この物語には、いつも心打たれます。

それは、「可哀想な子供」の話しではなくて、深い慈愛によって救われていく魂、

つまり「魂の救済」をテーマにした物語だからなのだと、思っています。



違う物語ですが、どこか根っ子がつながっていると感じている、宮沢賢治の「なめとこ山の熊」。

熊に襲われた猟師が熊たちに「許せよ」と死に際に伝えることで、

現世で、命を奪い、奪われ、生きていく命たち

魂が交感し、ともに浄化されていく、

これは「魂の浄化」についての物語ではないかと、自分流に解釈しています。


詩人達は、すぐれた直感を寓話の中に込めて、魂の結晶を語ります。




そして、さて、問題は、私事 

物に溢れた日本で、自分では、本当の確かなものを求めてきたのだろうか?

溢れかえる情報の渦の中、「便利な世の中になった」と思いつつも、

もしかしたら、大事なことを、見失いつつあるのではないか・・


人が生きていくための、本当に大切なものはなんだろう・・


自分は、素晴らしい作家の方々のようではないのだから、

どんなに稚拙でもいい。


でも、自らの言葉、感じ方で、語る言葉、

表せる表現が見つけたい、 と思いながら、なかなか見つかりません。


言葉の向こうにあるふたつの真実

mt

暮らしていくため
生活していくため
生きていくため
何でもする

それは 当たり前のこと

日々投稿されるスパムメールを見るたび、思う

言葉の彼方には、ある真実が存在するのだ と



暮らしていくため
生活していくため
生きていくため
熟考しなくてはならない

それも 当たり前のこと

日々の暮らしを省みて、思う

言葉の彼方には、ある真実が存在するのだ と


 
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