辰野基康のブログ

音楽会のご報告 日々の雑記などをメモしています。 メインのサイトは http://sitar.holy.jp/ ご連絡は tatsuno123@yahoo.co.jp

2007年09月

仕事が終わって・音楽のことという音楽

■秋の夜長と音楽の流れ


仕事が無事終わって、落ち着いて帰宅して、というのはいいものですね。
そんなときの秋の虫の音は、本当に心安らぎます。

荷物を持って、安全に現場へ移動、そして搬入、それから打合せやセッティング〜演奏の一連の流れ、そして、搬出、移動、帰宅、荷物の収納。

楽器や機材の重さ、そして出会う人たち
そこには、例えば、混み合っている電車に、突然!でかい荷物を担いできた「闖入者」(笑)に、荷物のスペースを気遣って下さる方なども、いらっしゃったりします。

さりげない場面での、ちょっとした気持ちのやりとりが、
ダイナミズムとセンシティビティ・・つまり、さりげなくタフな感受性を、育ててくれるのかもしれません。

当たり前のことですが、この当たり前のひとつながりの流れこそが、なんだか、自分にとっての音楽のことように思えています。

   ■


■神様たちの月

秋の季節には、古くから神の月(神無月・陰暦十月)という言葉があるように、
秋祭りが全国各地で開催されます。
そこには島に生きる人たちの、自然への畏敬の念が生きているようです。

どうもこの島々を「近代国家」として考えることと、
自然と調和して存在する島に暮らす、ということのギャップを感じたりもしています。

国家としての日本を意識しすぎた伝統、というようなものは、
どこか権力と結びついているからでしょうか、
私としては、近代国家日本の悲壮感がどこか漂うように思えます。

島の自然と優しく溶け合ったもののほうが、自然。

そして、そういうところにこそ、いにしえからの神様が降りてきて下さるんじゃないかと。


      これについては、また後で。



海


秋の演奏の旅

9月3日〜5日 千葉県館山市リハ、名古屋松坂屋 

9月8日〜9日 東京・上野松坂屋、神楽坂AKAGIカフェのライブ、静岡市松坂屋

9月11日〜12日、大阪・高槻松坂屋


秋のはじまりは、そんなスケジュールでの演奏の旅でした。
まだまだ残暑が残る、関東から中部にかけての太平洋沿岸です。

松坂屋各店では、大丸との統合の記念イベント。

お世話下さったのは、いつもお世話になっているフジライトカーペット。
タブラの逆瀬川健治さんとのツアーでした。
ハードスケジュールにお付き合いいただいた逆瀬川さん、いつもながらの歌心を知った絶妙なバッキングとソロ演奏、ありがとうございます。おかげさまで、安心して演奏ができます。名古屋での演奏の簡易録音、場内の音も入ったけれど、まあまあの感じで録れていました。近々CD−Rに焼いてお送りします。そして移動中の運転をお手伝い下さった田部久美子さん、お疲れさまでした。ありがとうございました。

神楽坂では、赤木神社内にあるAKAGIカフェでインド楽器と洋楽器のセッション。
タブラの逆瀬川さんとフルートの深津純子さんとご一緒しました。
先日ボランティアの会でご一緒した山本俊自さんのフルートも、実に素晴らしいのですが、深津さんのフルートもまた素晴らしいのです。

まるで、金子みすゞさんの「みんなちがって みんないい」の詩のようですけれど、それは、おふたりの音楽の実力、人としての魅力があるからでしょう。

   ■

■音楽と人、そして紡がれる音たち

音楽と生活との深い関わりを持ち続けられてこられた方々は、フルートのおふたりや逆瀬川さんに限らずたくさんいます。
演奏者ばかりではなく、スタッフや愛好者の方々も含めてです。そうした方々から、私が、学ぶべきものは、実にたくさんあります。
それぞれが、その人の人生であり、その人の音なのですから。
そうした「人となり」に出会えるから、苦労しながらでも、音楽をやっていてよかった、とありがたく感じるのです。

音楽的に未熟な私が極論を言ってしまうには、語弊があるかもしれませんけれど、音楽は人の営み、人間の歴史が続く限り続いていく・・そのように思うのです。

今の時代、機械が音を作り出していますよね。
何時間の繰り返しだって、そのまま忠実に音を再現してくれる・・
これは、確かに「便利」ではあるんですが、生き物って「便利」だけではないですよね。
どんな人でも、うれしければほほえみ、悲しければ泣く。
そんな当たり前のことが、大切じゃないかと。

いくら泣いたからと言って、現実は変わらない・・
生産性や効率からみれば、むしろじゃまなのかもしれません。
だから、感性を持たない機械は、使う側からみれば確かに便利でしょうが。

■音楽を含めた文化というものの価値

生産性だけからみれば瑣末なこと、余計なことに、人は心を注ぎ、心身を成長させていきます。
年齢とともに、確かに体は衰えていくけれど、「心」は、いつも育っている。
育てていく力を育んでいる。

人為によって、あるいはよらずとも、地球環境は、常に変化しています。
生命は、地球に育まれると同時に、絶えず個の死、あるいは種の絶滅の危機にもさらされている。

地球というシステムは、ケタ外れに巨大であるがゆえに、生命を育む複雑なシステムを持っているでしょうから。

それだからこそ、人間は生き延びるために、地球と同期するための試行錯誤の文化史を重ねてきたのでしょう。

私は文化の価値をそう見ているのです。


ともだち

お出かけの準備

ブログの記事を書くのは、ゆっくりした時間を見つけて書いています。
下書きをしたり、アップして、更にデザインを修正したり。

ささやかな記事ですが、いわゆる”情報の精度”をあげることを心がけていますが、
それでも、私にとっては、なかなか難しいことではあります。少しずつ努力をしていかなければ・・ですよね!


さて、明日(9月2日)から、少々外出。
9月2日3日、館山で、フルートの深津さん、タブラの逆瀬川さんとライヴに向けてのリハーサル。3日は名古屋に移動。
9月4日5日、松坂屋名古屋本店での絨毯展でミニコンサート

記事は帰宅してから、また、編集しなおしましょう。

下の絵は、秋の風のイメージ「過ぎ行く時を惜しむように」
それに、障害者の施設で演奏した時いただいた句を重ねたものです。

 

 

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