辰野基康のブログ

音楽会のご報告 日々の雑記などをメモしています。 メインのサイトは http://sitar.holy.jp/ ご連絡は tatsuno123@yahoo.co.jp

2009年12月

病気してわかる大切なこと

病気してわかる大切なこともあります。

仕事のこととかで、ついつい疎かにしていた
家族との絆、語らいの時間、団欒の時間
それらが、自分にとってどれほどかけがえのないものであったか・・

名声などまるで無縁で音楽活動をしていました。
それらは、まるで自分に不釣合いのものであることは
重々承知している・・にもかかわらず
自分の心のどこかに、知らず知らずの間に入り込んでいた
「名声」や「褒められる」ことへの欲望。
それが、自分の心をどこかで蝕んでいたように思います。


無理に無理を重ねて続けてきたような
職業としての音楽家の仕事
それは、やっぱり私にとっては
無理をしていたことが多かったような気がします。

私、そして私の家族、という音楽のつながりが薄れ
ただひとりで演奏活動を続けていました。

ささやかな、けれども大切な家族の団欒の時間などを、
つい後まわしにしてしまい、
家族には、とても迷惑をかけてしまいました。

妻が企画や運営や催しに参加してくれる機会は
ほんとうにわずかなものだけになっていました。

まして、子供たちが、参加出来るといったものなど・・
知らないうちに皆無になっていました。

116 家族との触れ合いの時間が無くなって、
パソコンに向かい、かつて子供に描いてあげて喜ばれていたような拙い絵を描き綴っていました。

このような拙い絵を描くことが私のせめてもの自己浄化だったのかも知れません。



1222007-12-15-1


それでも、幸せだったから
こうした愛らしい絵を描けたのでしょう。

妻や子供たちからは、たくさんの幸せの心をもらいました。
自分では、どれだけの幸せをあげられたのかよくわからないけれど、
妻への限りない感謝を思い続け、
巣立っていった子供たちが幸せに暮らすことを願うばかりです。ゆりかご



ささやかなこと


● ● ●


かけがえのない自分の健康が失われて、はじめて
自分にとってかけがえのない家族との大切な絆に気がつくのでしょうか。

夫婦で話し合う

この当たり前すぎることだけれど
かけがえのない、何ものにも代え難い大切なこと。

多くの方のたくさんのご縁とお陰があり
ふたり生きて 子供を育てて 歩んできたのだなぁと

改めて思い返しています。

うさぎ君に出会った2sすすき野原2-160


治療継続中・・現実をそのまま受け入れること

すっかり冬の訪れの季節ですね。

体の復調のこともあり、
演奏活動も、自分の心にとって大切と思うようなことだけを
大切にしています。

でも、仕事でもあることなので、
お金のことも大事、という部分もありますよね。

<音楽>
表現・お金・社会との関わり、それらがすべてあって、
どれをとっても、それぞれに難しい課題です。

秋の風景深呼吸4

さてとても個人的なことで、恐縮ではありますが、
退院後の健康状況です。

やっぱり、腎臓の調子が思わしくありません。

慢性腎炎の状態だそうで、腎機能は低下の一途。
絶望してもどうしようもないのです。
現実を受け入れなければなりませんよね。

ポジティブな気持ちを大切に持たないと!!

さて、私の腎疾患では、まず、大事なのが
・降圧(血圧を目標値まで下げること)

  • 運動療法 軽度な有酸素運動(ウォーキング)
  • 食事療法 塩分の制約

・腎機能の保護

  • 食事療法 たんぱく質制限

 

ところが、食事療法のやり方を、
あまり理解できないまま退院からの数ヶ月を過ごしていました。

腎臓の食事療法は、とても難しいこともあるそうです。
人間にとって必須のたんぱく質の摂取量を
採り過ぎず、かといって指示量は適量にとらないといけない、
というところです。

すこしずつ勉強していかないと、と思っています。

2007-12-18-1

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