スペインのカタルーニャ国際賞授賞式での、作家の村上春樹さんのスピーチは
原発に対して、今までどのような思いで生きてきたか
そしてこれからどのように生きていくべきであろうか
ということについて、日本人の文学者が海外に向けて語った
とても優れたスピーチだと思います。
村上春樹さん:カタルーニャ国際賞スピーチ原稿全文(上)
村上春樹さん:カタルーニャ国際賞スピーチ原稿全文(下)
広島の原爆死没者慰霊碑に刻まれた言葉を引用されました。
そう、今回の事故と、広島や長崎の原爆の被爆は
根は同じところでつながっていたことを指摘されているんですね。
電力会社を非難し、政府を非難する、それは身を守るために必要で大切なことではあるけれど
被害者であると同時に、加害者でもある、そのことを厳しく見つめなおさなくてはならない、
それをしなければ、いつかまた同じことが繰り返されるであろう、と警告をされています。
『人はいつか死んで、消えていきます。
しかしhumanityは残ります。
それはいつまでも受け継がれていくものです。
我々はまず、その力を信じるものでなくてはなりません。』
こんな結びの言葉が心に残りました。
「受け継がれていくもの」
それが、音楽だったり、絵画だったり、詩だったり
さらにもっと言えば、
それを生み出しす「心」というか「インスピレーション」みたいなもの
誰しもの心の原点にある「祈り」みたいなもの・・
それがないと、何も産み出せないと、私は考えたりしています。
