辰野基康のブログ

音楽会のご報告 日々の雑記などをメモしています。 メインのサイトは http://sitar.holy.jp/ ご連絡は tatsuno123@yahoo.co.jp

2012年02月

2月のライブ報告 懐かしい思い出とともに

2月25日のライブ

ライン2

身内だけでのライブになりましたが、懐かしい友人が訪ねてくれました。
いろいろあってなかなか会えず、30年ぶりの再会。
音楽が縦糸となって、古い友人との再会を結んでくれたのなら
それも、音楽が持つ、人と人とのつながりを育んでくれる、
何かの見えない力なのかも知れませんよね。

それを思うと、音楽は、言語のような意味をも持つものなのでしょうか?



ネットの時代、音楽は、デジタルの「情報」として扱われることが多いみたいです。
選択して指先でクリックしてダウンロードして・・みたいな・・
指先と耳、視覚でギラギラ・・という<末梢神経だけの関わり>とでも言うんでしょうか
・・って、何だかなぁ。
瞬時の快感、爽快感はあるかもしれないけれど、私はどうしてもダメなんです。

心をゆっくり穏やかに暖めてくれるようなものではない、と思えてならないのです。


コンサートに出向いて
待ち時間、休憩時間に、お茶を飲んで、知人と談笑したり
「今日は楽しかった」と暖かな気持ちで帰路に着く、
そのとき、ふと見上げた夜空の星がとてもきれいだったり・・
こういう風に人生の体験としてあることこそが、
音楽を聴くことの楽しみで、それが人生を実りあるものにしてくれるのではないかなぁ。

朧月夜

懐かしい友人との会話をしていて
ふと、音楽がもたらしてくれる豊かな気持ちのなかには
こうしたものもあるようにも、思ってみたりしました。


(でも、こんな考え方、今の時流にはあわないのでしょうか)


bar450


さて、プログラムですが

シタールのソロの他、
・チェロの独奏曲
・チェロとの合奏 スペイン民謡「鳥の歌」

この合奏曲でシタールがチェロの伴奏をしたのが、今回の<一工夫>。
チェロという楽器は、落ち着いた音色としっかりした音量のある楽器。
それが自由にのびやかに歌えるようにと、線の細い音色のシタールで伴奏するのはどうしたらいいかな・・
これを考えるもの、伴奏のやりがいみたいなものだったりします。


ライン2

どうやって音を作るか6 <新奏法ピカピカの一年生>


※バラバラに書くと、自分でもわからなくなるので
<続く>という形式でアップしようと思います。


新奏法?・・って


さて、
練習していたら、あ、これいいかも・・という新奏法?を見つけたみたい?
「?」が付いているところが、何とも、歯切れが悪くて、恐縮です。


つまり、こういったことなんです・・
もしかしたら、新らしい奏法ではなくて、
ある程度の経験を積んできた奏者たちにとっては、
「あぁ、あの技法ね・・試したことはあるのだけれど、自分ではあんまり使わないなぁ」
といった、
実はよく知られているけれど、意外と実用性のない類の技法

あるいは、例えていうなら
<ちょっと便利だと思って100円ショップで買ってみたのだけれど
思いのほか使い道がなくて・・みたいな>奏法

というようなものでしょうか?


そうであっても、自力で発見したということのは、うれしいことなのです。

「発見」したと思った新しい奏法は、もしかしたら、陳腐な技法なのかもしれません。
そのまま新しい奏法として定着しなくても
従来の技法を支えてくれるようなものとなれば、それもそれでいいですしね。

「新しさ」は、いろいろな状況に応じられる柔軟さがあって欲しいです。


新しい奏法

 それは 新しいシャツみたい

 
ぱっと見た目は きれいでも 

 自分に 似合うのかな

 すっと 着れるかな

 おそるおそる 期待もして

 袖を通して 着てみます

 ピカピカの 一年生

 どういう風に 育つかな




音楽って、そんなことの積み重ねなのかも知れませんよね。


ぶらんこ


Image2


2月のライブ<横浜・六角橋>

2月25日(土)のライブハウスでの演奏情報です


2012

2月25日(土)

19:30

シタール・ライブ
in ビッチェズ・ブリュー 白楽


シタール 辰野 基康
チェロ 佐藤道子

・インド古典曲

・スペイン民謡 鳥の歌

チャージ ¥2,500 ワンドリンク付

場所
ビッチェズ・ブリュー 白楽
東急線白楽駅より徒歩5分
神奈川県横浜市神奈川区西神奈川3-152-1 1F


地図
http://g.co/maps/f6tkq


連絡先
ビッチェズ・ブリュー
090-8343-5621(杉田)


チェロの佐藤先生とは、長年お付き合いをさせていただいています。


「横浜音楽工房」を主宰なさっていて、シタールコンサートを企画いただくこともあれば、

あるいは、催しのお手伝いをさせていただいたりもします。


シタールをはじめた頃のすごくビギナーの時からとてもお世話になってきた方です。

(今でも私はビギナーのシタール弾きではありますけれど)

佐藤先生からは、いろいろな面で、音楽についての勉強をさせていただいています。


今回のライブでは、それぞれのソロがあったり、フリーセッションがあったり、チェロ曲で有名なスペイン民謡「鳥の歌」をシタールで伴奏させていただいたり・・

などで1時間のプログラムを予定しています。


当日券は、ワンドリンク付で2,500円ですが、500円引きの、割引券が手元にあります。

ご連絡を、いただければ用意しておきます。(下のチラシをプリントしてもOKです)


ご都合よろしければ、ぜひお越しくださいね。

ライン2

2-25チラシ2


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