辰野基康のブログ

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2025年04月

4月19日西調布カフェ・デンでのシタールソロと朗読

4月19日西調布のカフェ・デンでのシタールのソロと朗読のこと

時間が過ぎてしまうと、演奏の内容をけっこう忘れてしまうもので、備忘録として書き留めておきます。

13:35〜13:50 Raga Brindabani Srang アラープ
昼のRagaです。出来るだけゆったりとした演奏を心がけました。
Tanpuraの音が時折自然と聞こえてくるように。
イメージとして、流れる薄雲の雲間から差し込む日の光
静かに流れる川の水面にきらきらと反射する日の光
という感じ
印象派風の音楽のようにしてみました。
音を厚くしていくときは重厚な感じも出しました。

13:55〜14:10 タゴール「少年時代」朗読
出版されたものは日本語訳なのですが、ベンガル語の響きを聞きたくて、奥田由香さんに飛び入り参加して詩の一部をベンガル語で朗読していただきました。
これは、とても良い朗読でした。
その後、日本語訳の詩を、節をつけて読みました(歌いました)
特にこだわったのが、日本の音階、それもわらべ歌の雰囲気で。
この「わらべ歌」は、小泉文夫先生の論文「日本伝統音楽の研究」を読み進めている中で触発されたものです。ただ、論文の理解は私の乏しい読解力では、なかなか読み進めることができていないのですけれど。
ともあれ、自分的には、チャレンジのひとつとして。

14:15〜14:25
Raga Bimpalasi のアラープ
人気のある午後のRagaです。
叙情性あるRagaですので、情緒を込めてシタールに歌わせました。
シタールに歌わせるのは楽しいです。
歌は楽しいけれど、頑張り過ぎると息切れしてしまったり、空回りするので、そこのバランスが大事ですね。
適度にリズムを刻んだり、リズムによって転換する、などいろいろ変化をつけてみるもの味わいがありますよね。

14:25〜14:30
短いメロディ
何となく親しみやすいメロディで


コンパクトにまとまったホームコンサートになったと思います。

お聴きにご来場いただいた皆様
ベンガル語の朗読の奥田由香さん
カフェ・デンのご夫婦
そしてタンプラーの伴奏を無理してお願いして弾いてくれた私の妻

皆様ありがとうございました。









体力の衰えと、その対策の演奏

演奏のことです。
体力が衰えてきているので、体力を使う演奏は出来なくなってきています。
見方によっては、その分、力が抜けて良い演奏が出来るとも言えるのでしょうけれど。
楽器の扱いという点は、長年の慣れみたいなものがあり、何とかなっています。
自身の体力の衰えについて、対策のようなものをいろいろと考えるのです。

◆日々の生活では、無理をしないことですね
刺激的なこと、刹那的な表現、感覚を麻痺させるような楽しみには関心は薄くなります。
色彩、音色、音量など、どこか淡い感覚のものが好みになるようです。

◆静寂を大切に思うようにもなりました。
音によって静寂をあらわすことは難しいですが、とても興味深いことです。
邦楽の中には、「空」の時間を使いながら、音で静寂に向き合うものもあるのでしょうか。
実は、インド古典音楽では、間合いはすべてタンプーラの音で埋め尽くされています。
けれど、そんな中でも「空」を表現することは可能な気もしています。



こうした感覚の変化は、「自分を守る」意味合いもあるのでしょう。

何となく、思いつくままに試していますが、確実な方法というものはないのでしょう。
そうであっても、想いをコツコツと積み上げていくことは大事です。
たとえ結果は出なくても、それを「行うこと」「積んでいくこと」が大切。
つまり業というものなのでしょうか。
それが自分にとっての音楽なのだと、気持ちを納得させています。


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