野毛山節、再考

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開港したばかりの横浜で野毛の高台から、外国兵舎などの
様子を歌った歌だと前回書いたのですが。

作られた時代、文久の頃と言われているのだけれど・・
その頃、東海道の街道で今の鶴見付近で薩摩藩士によるイギリス人貿易商の殺傷事件がおこったのですね。生麦事件です。攘夷運動も盛んで、横浜も閉港させようとしたり、外国人居住区への威嚇もあったり、とか。
それで、イギリス、フランスは、居留地の外国人たちの防衛として横浜に軍隊の駐屯地を作ったわけで。

野毛の山からノーエ
野毛の山からノーエ
野毛のサイサイ
山から異人館を見れば
鉄砲かついでノーエ
鉄砲かついでノーエ
お鉄砲 サイサイ
かついで 小隊進め
駐屯地の様子をレポートしているのですね。
調べてみる前は、呑気なお座敷歌のように感じていた、「野毛の山からノーエ」

歌詞の中の鉄砲は、世界を圧倒した英国軍の当時の最新式の戦闘用のものなのでしょうね。 
横浜の開港には軍事的な緊張感があったのでしょう。


Felice Beato (British, born Italy - (Group Portrait of the Royal Marine Battalion) - Google Art Project.jpg
By Felice Beato (British, born Italy, 1832 - 1909) (1832 - 1909) – photographer (British) Details of artist on Google Art Project - 6AH-Tft17fqEFQ at Google Cultural Institute maximum zoom level, パブリック・ドメイン, Link


バー


野毛山節を、ぐちゃぐちゃに変形させたら・・



このメロディ、本来は音階が違っていたのではないかと思ってみたりします。
それがいつの間にか、12平均律に沿う形に変えられて、現在に至ったのでは と 勝手に憶測したり。
ノーエ節とか野毛節とかで
音声動画はいろいろアップされているようですね・・

もっとも作者不詳で、原曲は譜面にはなっていなくて
口伝で伝わってきている伝承曲です。
だから、どんなアレンジでもOKなわけです。

そこで、思い切り、ほとんど伝えられているメロディをほとんど変えてみたら
何とか、おぼろげにですがシタールアレンジが出来そうです。
でも、もう「野毛山節」の面影はすっかりなくなってしまいそうです。

まだ、検討中の部分も多いのですが・・

大幅にメロディを変えて、古典音楽風にして、
でもその中に、即興演奏で原曲のメロディを隠し入れるというアイデアです。

これは、面白いです。
なかなか、ワクワクします。
こういうチャレンジはうまくいったら、自分的にはすごくうれしいのです。
うけようがうけまいが です ^^
失敗したら、がっかりします(笑)
同じく、うけようがうけまいがです ^^v


当日まであれこれ検討してみて、
やっぱりアレンジが決まらないならば、他の曲を弾こうと思っています。