グライオン

前回の受けループを皆様に頂いたご意見も参考にしつつ組みなおしました。
このPTなんとか1700いきましたが、このPTを使っていた2013年6月第二週~第三週初頭の特に2013年6月17日はこんなにエラーになるのってくらい負けエラーが多くてちょっと納得がいってない部分もあるんですが、まぁ自力はあると思うので区切りのためにもPTを紹介します。

最高到達レート:1702

248_0113_0227_0472_0080_0286_0
ポケモンもちもの技1技2技3技4
バンギラスこだわりスカーフ岩雪崩噛み砕く冷凍パンチ馬鹿力
ラッキーしんかのきせき地球投げ小さくなるみがわりタマゴ産み 
エアームドゴツゴツメットドリルくちばし鉄壁挑発羽休め
グライオンどくどくだま地震炎の牙みがわり守る
ヤドランオボンのみサイコキネシス冷凍ビーム電磁波怠ける
キノガッサきあいのタスキローキックマッハパンチタネマシンガンキノコの胞子

個別解説

バンギラス@こだわりスカーフ


性格:陽気 特性:砂おこし
個体値:31-31-31-×-31-31
ステータス(努力値):175-186(252)-131(4)-×-120-124(252)
技:岩雪崩/噛み砕く/冷凍パンチ/馬鹿力

B・・・H4振りだとHが16nちょうどになるのでなんとなくB4振り

前回のPTのコメントでもいただいたスカーフバンギラス
追い討ち耐久系だと格闘技持ちボルトロスに苦戦しラティオスにも結局ほぼ戦闘不能になるくらいのダメージを受けることが多かったのでスカーフにしました。
本当にびっくりするくらいボルトロスに馬鹿力食らわなくなったので受けループのバンギはスカーフのほうがいいと思いました。
多分馬鹿力持ってるボルトを気づかないうちにに倒してるんでしょうね。
相手のトリックも受けられて本当にいい感じでした。
ステータスは意地スカガブの地震等を意識である程度Hに振るって選択肢もあるみたいですけど倒しきることが重要になるシングルではAが高いほうがいいと思ったのでAS

ラッキー@しんかのきせき

性格:臆病 特性:自然回復
個体値:31-×-31-31-31-31
ステータス(努力値):325-×-57(252)-55-126(4)-112(252)
技:地球投げ/小さくなる/みがわり/タマゴ産み

究極害悪小さくなるラッキー
勿論メインの仕事は対特殊ポケモン全般ですがいざとなったら小さくなります。
使っていて思ったのは自分より遅い相手には本当に強いということです。
ブシンとラス1対面で何度も勝利しました。
逆に自分より速いキノガッサ、積んでくるクレセリア、積んでくるスイクン等は仮に小さくなる3積みできても勝てないことが多かったです。
所詮6段階UPしたところで33%で当たっちゃいますから先制でみがわり貼れないとダメってことなんでしょう。

エアームド@ゴツゴツメット

性格:腕白 特性:頑丈
個体値:31-31-31-×-31-31
ステータス(努力値):172(252)-100-211(252)-×-90-91(4)
技:ドリルくちばし/鉄壁/挑発/羽休め

対物理の神エアームド
神でしたけど今回はドラゴン読みのときはヤドランを主に出してたので前回よりは選出頻度は少なめ
ただ対格闘に対する性能は本当にすごいですね。
地味に面倒くさい火炎球トリックランクルスが完封できるのもおいしかったですね。
鉢巻テラキが後出しからでは受けられないことには注意が必要だと感じました。

グライオン@どくどくだま

性格:陽気 特性:ポイズンヒール
個体値:31-31-31-×-31-31
ステータス(努力値):177(212)-115-154(68)-×-95-158(228)
技:地震/炎の牙/みがわり/守る

H・・・16n+1(食べ残しの効率化)
S・・・最速霊獣ランドロス抜き
B・・・余り

ポイヒグライ、対エアームド対砂みがまも決まりそうな相手対バンドリ
前回と同じ個体で技も同じ
どうしようもなさそうな時にどうにかする係がラッキーになったので選出頻度はダウン
今回は対スイクンもラッキーガッサコンビに一任する形にしていました。
一番の仕事は対エアームドでしたね。
ヤドランの火炎放射を抜いちゃったのでエアームドは炎の牙を回数当てて火傷状態にすることでなんとかしていました。
炎の牙は増やせばPP24でエアームド自体の火力がないため10%の追加効果ながら火傷引けなかったことはありませんでした。
他には対ヒードラン対ハッサム対キノガッサ等は一任できるので他でこれらを見れそうにない時や砂みがまもで全抜きできそうな時等に出していました。

ヤドラン@オボンのみ

性格:図太い 特性:再生力
個体値:31-×-31-31-31-31
ステータス(努力値):201(244)-×-178(252)-121(4)-101(4)-51(4)
技:サイコキネシス/冷凍ビーム/電磁波/怠ける

H・・・2n+1(怠けるの回復効率最大)
B・・・全振り
CDS・・・余り

対雨パ対パルシェン対ドラゴン対マンムー対FCランドを意識
前回の記事でヤドランを使うといい旨をいただいたので積極的に使っていましたが、いまいち使いこなせなかったんですよね・・・
ただ、途中からそこそこ動かせるようになったのにしたがって勝率が上がっていきました。
具体的にはパルシェン・マンムー・カイリュー・FCランドあたりが初手で出てきそうな時に出すといい仕事をしてくれます。
ただしキノガッサと初手で対面を作っちゃうとそれだけで対戦終了レベルなのでそこだけは気をつけたほうがよさそうな感じでした。
雨パに上記のポケモンが入っていると出てくる率が高かったんで、対雨パは大体初手ヤドラン後発ラッキー+キノガッサでしたね。
サブ技は冷凍ビーム火炎放射波乗りあたりで選択肢だと思うんですけど何がいいか結論は出ず。

キノガッサ@きあいのタスキ

性格:陽気 特性:テクニシャン
個体値:31-31-31-×-31-31
ステータス(努力値):136(4)-182(252)-100-×-80-134(252)
技:ローキック/マッハパンチ/タネマシンガン/キノコの胞子

対スイクン対カバドリ対バンドリ対ノオースタン系
大体上記のPT相手のときに選出していました。
対眠るスイクン&クレセリアに対する立ち回りとして
ラッキーで積みつつ地球投げで相手を素眠りに追い込んでからキノガッサを出すのが有効に感じました。
クレセリアは種マシンガンが6回以上当たらないと倒せないのでそれでも勝てないことのほうが多いんですがスイクンにはかなり有効でした。

PT総括

PPは全ポケモンの全PPを必ず増やしておきましょう。
PP合戦とか相手にTOD*1仕掛けられる状況は多発します。
前回も思ったんですけど1戦にかかる時間がトリプルと変わらないくらいになっちゃうパーティーなんでレートには向かないというのが結論です。
ニコ生の大会とかオフ会で使えばいいと思います。
ただ、ラッキーエアームドの強さからある程度のレートは保障されるパーティーだと思うので
投げラッキー持ってるけどレートはあまりやらないような方にはおすすめのパーティーです。

*1 TOD・・・タイムオーバーデス、時間切れ勝ち狙いのこと 

純正の受けループになります。
私は1700いきませんでしけど勝率はそこそこなんで試合数こなせばきっといくと思います。

最高到達レート:1671

248_0113_0227_0472_0080_0286_0
ポケモンもちもの技1技2技3技4
バンギラス食べ残しいわなだれおいうちどくどく守る
ラッキーしんかのきせき地球投げ電磁波ステルスロックタマゴ産み 
エアームドゴツゴツメットドリルくちばし鉄壁挑発羽休め
グライオンどくどくだま地震炎の牙みがわり守る
ヤドランオボンのみサイコキネシス冷凍ビーム火炎放射怠ける
キノガッサきあいのタスキローキックマッハパンチタネマシンガンキノコの胞子

個別解説

バンギラス@食べ残し


性格:慎重 特性:砂おこし
個体値:31-31-31-×-31-31
ステータス(努力値):207(252)-157(20)-130-×-165(236)-81
技:岩雪崩/おいうち/どくどく/守る

HD・・・砂嵐時控えめC252ウルガモスの虫のさざめき確3
A・・・余り

慎重HDベースのバンギで調整は対ウルガモスを意識しています。
他にもラティオス・ボルトロス・シャンデラ等を確実に狩るのが仕事
あとヤバそうな奴はバンギ+グライの毒みがまもでなんとかしましょう、ギャラドスやスイクンとかですね。
おいうちで逃げないラティオスが乱数2、逃げるラティオスも乱数1になってしまうのでもう少しAがほしいところ
ただし悪のジュエルは余り役に立たない感じだったのでどうしたものか

ラッキー@しんかのきせき

性格:臆病 特性:自然回復
個体値:31-×-31-31-31-31
ステータス(努力値):325-×-57(252)-55-126(4)-112(252)
技:地球投げ/電磁波/ステルスロック/タマゴ産み

貰いものの臆病BS個体、貰いものなので臆病ですが図太いBDとかの方がいいかも
ただ臆病BSが役に立つことも多かったのでなんともいえません。
対特殊で相手に特殊が多い時に選出しますが選出数は二番目に少なかったと思います。
対雨なんかの時は確実に選出してました。

エアームド@ゴツゴツメット

性格:腕白 特性:頑丈
個体値:31-31-31-×-31-31
ステータス(努力値):172(252)-100-211(252)-×-90-91(4)
技:ドリルくちばし/鉄壁/挑発/羽休め

対物理の神エアームド、物理全般、特にマンムー・ガブ・ブシンなんかを受けに行きます。
物理特化なのでブシンの雷パンチも全く気にせずに受けに行くことができます。
対ガブリアスは剣の舞で突破してくる相手に関しては余裕で完封できます。ただ、特殊炎技持っているとどうしようもなかったです。

グライオン@どくどくだま

性格:陽気 特性:ポイズンヒール
個体値:31-31-31-×-31-31
ステータス(努力値):177(212)-115-154(68)-×-95-158(228)
技:地震/炎の牙/みがわり/守る

H・・・16n+1(食べ残しの効率化)
S・・・最速霊獣ランドロス抜き
B・・・余り

ポイヒグライ、主にヒードラン・キノガッサあたりの安定突破とみがまもによるきついポケモンの強引な突破が役目です。
技は最初燕返し+ハサミギロチンだったんですがPT全体でドランがどうしようもなかったので地震+炎の牙にしました。
スイクン・水ロトム等はみがまもで突破した試合も多かったです。

ヤドラン@オボンのみ

性格:図太い 特性:再生力
個体値:31-×-31-31-31-31
ステータス(努力値):201(244)-85-178(252)-121(4)-101(4)-51(4)
技:サイコキネシス/冷凍ビーム/火炎放射/怠ける

H・・・2n+1(怠けるの回復効率最大)
B・・・全振り
CDS・・・余り

PTの補完でパルシェン等を意識しています。
オボンはエアームドにゴツメをとられていて他に持たせたいものなかったんで適当に
選出数は一番少ないというかほとんど使わなかったので他のポケモンの方がいいのかもしれないです。

キノガッサ@きあいのタスキ

性格:陽気 特性:テクニシャン
個体値:31-31-31-×-31-31
ステータス(努力値):136(4)-182(252)-100-×-80-134(252)
技:ローキック/マッハパンチ/タネマシンガン/キノコの胞子

最初はドクロッグだったのですがドクロッグではスイクンが安定して狩れなかったりしたのでガッサにしました。
他にも対カバドリ・ドリュウズを考えるとガッサは受けルと相性がいいポケモンだと思いました。
まぁガッサ自体が強いんでしょうね。

きつかった相手

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ボルトロス@珠とか帯とかジュエルとか
10万ボルト/めざパ氷/馬鹿力/なんか

一番きつかったのが馬鹿力持ちボルト、これどうしたらいいんですかね?
ジュエルカイリューでも入れた方がいいのでしょうか
あとボルトは悪だくみ積んでくる奴もきつかったですね霊獣化身両方とも悪だくみ積んでくる奴がいました。

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マンムー@きあいのタスキ
つららばり/地震/ステルスロック/氷の礫
 
マンムーも地味に辛かったですね、エアームドとヤドラン以外が全員マンムーに弱いので色々やられ放題
つららが5発→5発だとエアームド後出しで受けきれないことがあるのがきつかったです。

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ドリュウズ@きあいのタスキ等 特性:型破り
地震/角ドリル/みがわり/アイアンヘッド

型破りドリュウズ、ラッキームドーを突破できるポケモンです。
ただしグライオンの技を地震にした&ガッサを入れてからはそこまで辛いって感じじゃなかったですね。

130_0
ギャラドス@ラムとか
滝登り/エッジ等/竜の舞/挑発

竜舞挑発もきついですね、挑発で止まるポケモンが多いので・・・
対策はバンギグライの毒みがまもと対面からのガッサ
いずれもかなり強引というか無理な時は無理な感じの対策なのでギャラドス見るとウッって感じになりましたね・・・
なんか電気でも入れた方がいいのかもしれないです。

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スイクン@カゴのみ
熱湯/冷凍ビーム/眠る/瞑想

スイクンもきついです、ようはバンギに打点があって積み技を持っている可能性がある奴は全部苦手なんですね。
対抗策はラッキーとガッサとグライのみがまも
対スイクン考えると受けルのグライは最低85族抜きは必須だと感じました。
ノイクンは最近流行ってないのか当たらなかったんですけど当たったらガッサとうまく対面させないと即負けちゃうと思います。

ボルトドリュウズスイクンあたりがきついのは予想してたんですがマンムーが辛いのが予想外でした。
他きついと思ったのはラティ(トリック持ち)・水ロトム(トリック持ち)・ブルンゲル(挑発持ち)・ポリゴン2・エアームド・グライオンあたりでした。
ポリ2ムドーグライあたりはこっちが全然打点がないので泥仕合になっちゃってきつかったです。

PT総括

ノオースタンとか一般的なカバドリには強いPTでした。
結構対受けループ切ってる人いるなーと、私も普段は結構切り気味です。
逆にどうしようもない相手も多数いました。
上に挙げたのはメジャーなポケモンばっかりですけどメジャーな奴以外でも物理特殊両方持ってる相手にはあっさり負けたり(ギャロップとか)する上みがまもに代表される泥試合を仕掛けるしかない場面も多く1試合の時間が長くなるので数こなすのが大変でした。
なんというか絶望的にレートっていうシステムに向いていないPTって感じです。
私は数こなすのが大変すぎて1700諦めちゃいましたが勝率的には1700いけるPTだと思うので投げラッキー持ってる人は是非やってみてください。 

個別のポケモンの育成・対策方法を考えていきます。
今回はグライオン編です。

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タイプ 地面・飛行
特性 ポイズンヒール(かいりきバサミ・すながくれ)
種族値 75-95-125-45-75-95

第四世代で登場したグライガーの進化系で高い物理防御が特徴のポケモンです。
元々このタイプのポケモンにしては素早さが高くアタッカー的な使い方をされることもあったグライオンですが、第五世代で夢特性としてポイズンヒールを獲得してからは砂嵐+みがわり+まもるを組み合わせた所謂無限戦法使いとして一躍有名になりました。
どくどくだまを発動することができれば毒状態になるので眠り状態にならないうえ、ツバメ返しでキノガッサを確定1にできるのでキノガッサに強いポケモンです。

https://livedoor.blogimg.jp/pokemon_yama/imgs/8/8/8899e2ff-s.png
  グライオン育成論

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グライオン@どくどくだま

性格:陽気 特性:ポイズンヒール
ステータス(努力値):177(212)-115-151(44)-58-95-161(252)

ツバメ返し*1/ハサミギロチン*2/みがわり/守る

*1選択肢 地震
*2選択肢 炎の牙

所謂無限グライオンでバンギラスの砂嵐からみがわり→守るで相手をじわじわと削っていきます。
防御種族値は高いですが素早さに振ると耐久は必ずしも高いとはいえない感じになってしまいます。

ステ調整が難しいポケモンです。
Hはみがまもをする関係上16n+1は確定として
素早さの調整ラインですが最低限キノガッサ(S70)抜きの135は確保するとしてどこまで振るかが問題になってきます。
ヒードラン(S77)・マンムー、カイリュー、シャンデラ等(S80)・スイクン、クレセリア(S85)・ドリュウズ、準速ガブリアス(S88)・FCランドロス(S91)・最速あたりが候補になってくると思われます。

更に技も何を選ぶかによって狩れる範囲が変わってきます。
一番範囲が広くなるのはツバメ・ギロチンだと思われますが
毒みがまもヒードランに地震、対鋼かつ範囲の広い炎の牙も捨てがたいです。

その他の型

ジュエルアクロバットのアタッカー型はたまに見かけます。
バトレボの時のような羽休め耐久型はあまり見なくなりました。
滅多にいないんですけどバトンタッチなんかもできるポケモンです。

https://livedoor.blogimg.jp/pokemon_yama/imgs/8/8/8899e2ff-s.png
  素早さのラインと必要な努力値

H212 余りをBに振ると想定しています。
グライオンの場合Bの種族値が高いのでS147以下なら性格を腕白にした方が効率が良くなります。

実数値意味必要努力値(性格)
161最速252(陽気)
158最速FCランド抜き228(陽気)
152最速ロトム抜き
(クレセ・スイクン抜き)
188(陽気)
146最速80族抜き244(腕白)
142最速ヒードラン抜き212(腕白)
135最速70族抜き
(キノガッサ・メタグロス等)
156(腕白)

※最低でもキノガッサ、地震を持たせるならヒードランは抜いておくことをオススメします。
※迷ったら最速がいいと思います。

https://livedoor.blogimg.jp/pokemon_yama/imgs/8/8/8899e2ff-s.png
  グライオン対策

一番有効なのはマンムーパルシェンのつららばりです。
みがわりを貼られている状態でも倒せます。
守るのタイミングで交代できるといいですね、交換際にギロチンを撃たれてしまうってことが結構あるので注意しましょう。

連続技以外でも特殊弱点なら大体1発で倒せます。

Sに振る関係上物理もそこまで硬いというわけではありません。 

こういう耐久系のポケモンに対する対策としておなじみの挑発アンコールトリックですが、
挑発とアンコールはみがわりを貫通しますが、トリックはみがわりに止められてしまいます。

最後に注意したいのはグライオンはこのタイプのポケモンとしては速いポケモンであるという点です。
S95族で最速の場合の実数値は161もあります。自分のポケモンと相手のグライオンどちらが速いのかはしっかり確認をしておきましょう。

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