2006年08月24日
ポーカープレーヤーという職業
ブログを始めて以来、多くの方からメールをいただいた。
内容は意外にも、”ポーカープロを目指したい”というのが大半だった。
この世界にどんな魅力を感じると言うのだろう?
仮に成功して何十億円という富を得ても、何の自慢にもならない。
むしろ恥ずかしいことだと思わないかな?
それに、たいした稼ぎも得ていないボクに相談しても仕方ないんだが・・・
何の生産性もない仕事といってしまえばそれまでだが、こんな自分でも職業意識をもてた時期があった。昨年の11月頃、5-10NLをプレーしていた時である。
その時にテーブルにいたメンバーといえば、分厚い札束を置いてプレーする金持ちばかり。彼らから奪ったお金をしかるべき場所にばらまくことで仕事だと思うことができた。
ある日のこと。朝方までプレーし、小鳥のさえずりを聞きながらモーテルに帰宅。
ベットメイキングを頼むと、メキシコから出稼ぎにきている40代後半くらいのおばちゃんがやってきた。シーツをセットし、トイレからキッチン、床の隅々まで汗水流してピカピカに磨いてくれる。
本国には年老いた母親と自立できていない子供がいるらしい。その両方の世話の板ばさみになっている世代を、いま風の英語でサンドイッチジェネレーションと言うんだそうな。これが最近のトレンドってことは、アメリカにはそういう人がたくさんいるんだな。
無意味に富を眠らせている金持ちから奪い、陰でがんばってる人に届けたい。
ベガスでは、ただカードを配るだけのディーラーが月に6000ドル以上稼いでいるというけどちょっとやりすぎ。彼らに渡す分をケチってこういうところで使うべきだと思い、そのおばちゃんに20ドル札を渡した。
普段チップ代を節約することばかり考えている自分には考えられないことだ。でも、それが実に気持ちよかった。
世の中の富を自分の裁量によってばら撒くことで、やっとポーカーを職業にできたと思った。20ドルはちょっと渡しすぎかなと思ったけど、あの1枚には、そうやって生きていこうという決意表明が込められていた。
しかし、それも長続きはしなかった。
その時は月収3万ドルに手が届いたと思っていたが、調子を崩してレートを下げざるを得なくなったのだ。
収益は激減。考えが甘かった。もう自分のことで精一杯。それに5-10NLというレートが金持ちのテーブルと思っていたのも錯覚にすぎなかった。札束を置いて遊んでた人間が急転、1年後にはお金を失い2-5NLに落ちてくるのを何度もみてしまった。自分が思ってたような金持ち連中というのは、もっともっと上の、25-50NLとか100-200NLという場所にいたのだ。
博打は本来、遊びでやるもの。普通に働き、浮いたお金でたしなむものだろう。これを仕事にした途端、楽しみは消え去り、空しさとストレスを背負い込むことになる。それでも、どうしてもこの世界を目指すっていうのであれば大きな志で望んでほしい。そして、25-50NLや100-200NLまで一気に駆け上がることだ。
ポーカーブームもあと数年、プロが淘汰される日も近いから。
内容は意外にも、”ポーカープロを目指したい”というのが大半だった。
この世界にどんな魅力を感じると言うのだろう?
仮に成功して何十億円という富を得ても、何の自慢にもならない。
むしろ恥ずかしいことだと思わないかな?
それに、たいした稼ぎも得ていないボクに相談しても仕方ないんだが・・・
何の生産性もない仕事といってしまえばそれまでだが、こんな自分でも職業意識をもてた時期があった。昨年の11月頃、5-10NLをプレーしていた時である。
その時にテーブルにいたメンバーといえば、分厚い札束を置いてプレーする金持ちばかり。彼らから奪ったお金をしかるべき場所にばらまくことで仕事だと思うことができた。
ある日のこと。朝方までプレーし、小鳥のさえずりを聞きながらモーテルに帰宅。
ベットメイキングを頼むと、メキシコから出稼ぎにきている40代後半くらいのおばちゃんがやってきた。シーツをセットし、トイレからキッチン、床の隅々まで汗水流してピカピカに磨いてくれる。
本国には年老いた母親と自立できていない子供がいるらしい。その両方の世話の板ばさみになっている世代を、いま風の英語でサンドイッチジェネレーションと言うんだそうな。これが最近のトレンドってことは、アメリカにはそういう人がたくさんいるんだな。
無意味に富を眠らせている金持ちから奪い、陰でがんばってる人に届けたい。
ベガスでは、ただカードを配るだけのディーラーが月に6000ドル以上稼いでいるというけどちょっとやりすぎ。彼らに渡す分をケチってこういうところで使うべきだと思い、そのおばちゃんに20ドル札を渡した。
普段チップ代を節約することばかり考えている自分には考えられないことだ。でも、それが実に気持ちよかった。
世の中の富を自分の裁量によってばら撒くことで、やっとポーカーを職業にできたと思った。20ドルはちょっと渡しすぎかなと思ったけど、あの1枚には、そうやって生きていこうという決意表明が込められていた。
しかし、それも長続きはしなかった。
その時は月収3万ドルに手が届いたと思っていたが、調子を崩してレートを下げざるを得なくなったのだ。
収益は激減。考えが甘かった。もう自分のことで精一杯。それに5-10NLというレートが金持ちのテーブルと思っていたのも錯覚にすぎなかった。札束を置いて遊んでた人間が急転、1年後にはお金を失い2-5NLに落ちてくるのを何度もみてしまった。自分が思ってたような金持ち連中というのは、もっともっと上の、25-50NLとか100-200NLという場所にいたのだ。
博打は本来、遊びでやるもの。普通に働き、浮いたお金でたしなむものだろう。これを仕事にした途端、楽しみは消え去り、空しさとストレスを背負い込むことになる。それでも、どうしてもこの世界を目指すっていうのであれば大きな志で望んでほしい。そして、25-50NLや100-200NLまで一気に駆け上がることだ。
ポーカーブームもあと数年、プロが淘汰される日も近いから。
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この記事へのコメント
1. Posted by unodragon 2006年08月24日 20:33
2. Posted by taka 2006年08月26日 02:39
UNOさん、おひさしぶり。仕事は順調ですか?
プロ目指す人は多いけど、簡単じゃないですね。
サラリーマンの生涯収入以上に稼げる人は1万人に1人もいないと思う。大半が途中で脱落していく。
そう言うと大げさに言ってると思われがちだけど、現実はそんなものじゃないかな。
また、そのへんのことも書いていく予定です。
プロ目指す人は多いけど、簡単じゃないですね。
サラリーマンの生涯収入以上に稼げる人は1万人に1人もいないと思う。大半が途中で脱落していく。
そう言うと大げさに言ってると思われがちだけど、現実はそんなものじゃないかな。
また、そのへんのことも書いていく予定です。
3. Posted by ななし 2006年08月27日 21:47
ポーカーは好きだ、
何時間遊んでも楽しい。
でも毎日何時間もポーカーするのは耐えられない。
仕事になればなおさらだ。
最近仕事が楽しくなってきた。
多くの人と楽しいことを想像することに喜びを見出してきている。
だからこそ、単純作業がつらい。だから人に回す。
選民思想じゃないけど、私は私の、それらはそれらの人がやるべきだと思う。だから私は交渉と人脈で仕事をする。
ポーカーを楽しめなくなってまでできないのだ。
ポーカーを仕事の道具にはできない…
しかし、あなたのやっていることは想像を絶するぐらいすごいことだと思う。
とてもじゃ無いが私にはできない。
ただ、私はこうも思う。あなたがベガスできずいた人脈を無駄にはしないだろうと。だから、ポーカーから身を引いた後も何かのビジネスを始め、成功を収めるのだろう・・・と
ご検討をお祈りしております。
何時間遊んでも楽しい。
でも毎日何時間もポーカーするのは耐えられない。
仕事になればなおさらだ。
最近仕事が楽しくなってきた。
多くの人と楽しいことを想像することに喜びを見出してきている。
だからこそ、単純作業がつらい。だから人に回す。
選民思想じゃないけど、私は私の、それらはそれらの人がやるべきだと思う。だから私は交渉と人脈で仕事をする。
ポーカーを楽しめなくなってまでできないのだ。
ポーカーを仕事の道具にはできない…
しかし、あなたのやっていることは想像を絶するぐらいすごいことだと思う。
とてもじゃ無いが私にはできない。
ただ、私はこうも思う。あなたがベガスできずいた人脈を無駄にはしないだろうと。だから、ポーカーから身を引いた後も何かのビジネスを始め、成功を収めるのだろう・・・と
ご検討をお祈りしております。
4. Posted by taka 2006年08月28日 00:32
ななしさん、コメントありがとうございます。
私もできれば普通の仕事がしたいですが、今は特にやりたいこともなく、能力もないため、消去法でポーカーが残ってしまったというのが本音です。
でもおっしゃるように、日々の中で出会う人を大切にし、少しでも正直に真面目に生きたいと願ってます。それが、ビジネスにつながるかどうかは分かりません。ただ、自由人である以上、真摯に生きることを仕事にするよりほかありませんから。
故、岡本太郎氏は「職業は何か?」という問いに「人間」と答えたそうですが、なんとなくその気持ちが分かるような気がします。
私もできれば普通の仕事がしたいですが、今は特にやりたいこともなく、能力もないため、消去法でポーカーが残ってしまったというのが本音です。
でもおっしゃるように、日々の中で出会う人を大切にし、少しでも正直に真面目に生きたいと願ってます。それが、ビジネスにつながるかどうかは分かりません。ただ、自由人である以上、真摯に生きることを仕事にするよりほかありませんから。
故、岡本太郎氏は「職業は何か?」という問いに「人間」と答えたそうですが、なんとなくその気持ちが分かるような気がします。
5. Posted by ななし 2006年09月17日 04:10
現状に見切りをつけるのなら選択肢は…
1自己資金で適正レートでプレイしてステップを上げていく
2スポンサーを見つけ、ハイレート(100-200以上)でプレイをする。取り分もしくは固定給でプレイ。
要するに金持ちの駒になるということ。
私が金持ちでお金を増やしたいと思うのならあなたを雇いますよ。
1自己資金で適正レートでプレイしてステップを上げていく
2スポンサーを見つけ、ハイレート(100-200以上)でプレイをする。取り分もしくは固定給でプレイ。
要するに金持ちの駒になるということ。
私が金持ちでお金を増やしたいと思うのならあなたを雇いますよ。