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入館料:2400円
最寄駅:城崎温泉駅
公式サイト

お気に入り : ☆☆☆
水族館規模 : ☆☆☆☆☆
綺麗な展示 : ☆☆☆☆
ピラルクー : ノーピラルクー
チンアナゴ : イエスチンアナゴ

【行き方】
兵庫県の北部、城之崎温泉駅にどうにか辿り着きます。
→駅から「八鹿〜江原〜豊岡〜城崎〜日和山線」というバスを利用し、10分ほど揺られます。
→終点の日和山で下車、すると目の前に見えます。



■自称・水族館を超えた水族館

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姫路から北に本州を縦断すると辿り着く、少し辺鄙なところに建つ近代的な水族館がこの「城崎(きのさき)マリンワールド」です。

とにかくこの水族館は「水族館以上であること」をテーマとしており、普通の水族館では味わえないユニークフルな展示・イベントが多いことで有名です。

とは言っても

「水族館なのに水が無い!」とか、
「魚は全部3枚におろされたまま展示されている!」とか、
「受付で好みの女の子を指名して、その子と館内を巡れる!」

というような「水族館」を逸脱しすぎたモノは無いです。
でも、3つ目のはどこかで実現してくれませんかね。マジでお願いします。

水族館としての機能はきちんとあって、淡水から海水・深海、そしてたくさんの海獣がいたりと、その実態は総合型な水族館でした。



■Tube

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この水族館のメイン展示は海獣だと思います。それが、このTUBEという施設に集められています。
ちなみにTubeと言っても、「あ〜、夏休み〜♪」なバンドの展示が行われているわけではないようです。

で、どの辺がチューブなのかというと

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珍しい形をした「チューブスイム水槽」です。ここをカリフォルニアアシカがスイスイ泳ぎまくります。
このチューブ水槽の、どの辺りをアシカが泳ぐか?というと、上部でも下部でもなく、“中部”を泳ぎます。イエーイ!!

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チューブギャグが華麗にキマりましたが、それは置いておくとして。ついでに言えば無かったことにしてもらうとして。

そうそう、このチューブ水槽では一つアシカショーを行います。珍しいパフォーマンスの形ですね。
水槽の中からアシカがパフォーマンスをお届けするというレアなもの。
こうしたものが城崎マリンワールドが目指す、水族館以上というものなのでしょうか!




■Dive

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城崎マリンワールドを象徴するユニークフル展示がこちらのダイブアドベンチャーというアトラクション展示。

館内の壁面360度に映し出された映像と効果音の演出とともに円形水槽に浮かんだフロートがゆっくりと下降。水中では泡や光によって幻想的な海の中へ潜っていく空間を創ります。<公式HPより>

この説明と上の画像を見ていただければなんとなくわかっていただけるかと思いますが、まぁなんというか

イキすぎちゃった水族館の縮図

ですね!これは「水族館以上」というテーマを忠実に活かした結果だと思います。
どちらかというと、「水族館異常」ですが(汗
個人的には、実はこのダイブがとても気になっていたので…、いや、ダイブが “ だいぶ ” 気になっていたので!兵庫県にわざわざ遠征してきました(最低難易度ギャグを臆せず言うのがポイント

さてさて、それならば早速体感してみなければ!と色々調べてみたところ

「有料」

ということが発覚しました。私は、この世で最もキライな言葉が「有料」なのですが、兵庫まで来てしまったのだから仕方ありません。

500円という超大金(とても社会人とは思えぬ発言)をしぶしぶ払って、早速乗り込んでみました。

dive

おや…?

僕が乗り込んだ回(1日に10回ほど行われる)は、ちょうど人数が少なかったようで、
スタッフさんを含め4人しかいませんでした。

しかも、ナウでヤングなラブラブアベック(死語)がランデヴーしてるもんだから、なんだか場違い感MAX300。

こちとら独りなんやで!(´;ω;`)

思わずエセ関西弁も飛び出してしまいます。


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「ヤバイ、これはファンキーガッツ赤面するタイプのやつだ!」と心の中で思いながらも、無情にもフロートは下降を始めました。

一切の逃げ場なし!た、たすけて・・・!




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(めnち視点)



「ちっきしょ、アタイ、負けないっ!」

と心に決め、カップルは視界にいれないようにしながら、折角なのでこの現場を楽しんでみることに!










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dive3c

















2dive3c























2dive3c































3dive3c


モテたい。







■SeaZoo

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城崎マリンワールドの、いわゆる“水族館らしい部分”となるのが、この魚類展示をメインにしたSeaZooという建物。

SeaZooの一番の目玉は、とにかく縦に長いメイン水槽です。深さ12mで、日本一水深のある水槽なんだそう!

日本一の水深だけに、ここで行われるパフォーマンスも、深さを感じられるものとなっています。
ダイバーさんがボールを持って底まで泳いで来てくれるのですが、そのボールが水圧で潰れちゃうことで、水深と水圧の関係を解説してくれます。

これは面白いなーと見ていたのですが、

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≡ さかな邪魔…っ! ≡

こういう時くらいは、魚たちも、「SeaZooかに(静かに)」して欲しいものですね。


さて、余りのオモシロギャグに、周りもSeaZooかになったところで、この水槽の秘密を書いちゃうぞ!

このメイン水槽は縦長な長方形のカタチをしています。
SeaZooでは、メイン水槽の周りを3Fからグルグル回りながら降りていく構造になっています。

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そして、一番最初に見るこの水槽の形が上の写真のようになっているので、
長方形いっぱいに海水が入っており、かなりの大きさの水槽のように錯覚させられるのです。

しかし、この水槽、実は大きさの割りに水量が少ないのです(多分)

水槽をよくよく観察してみると、

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こんな感じで、擬岩と鏡を駆使して、水量をほぼ半分に削減していることに気付きます。

うまいこと擬岩の部分は壁に面するように建物が作られていて、
さらに擬岩の無いところは鏡で埋められており、とても広いように錯覚させられます。

「大水槽なんだけど水量が少ないマジック」にまんまと騙されたような気分にさせられます(笑

これが水深を深くするコツだったりするのかも知れませんね。




■その他

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<SeaLand>
ド派手な海獣ショーが行われます。まさか水族館で火が出るとは思わなんだ。
これだけのことが起きて、海獣たちはきちんとパフォーマンスを続けているのだからスゴイ!


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<Dolphin Tank>
イルカの生態について解説するパフォーマンスショーが行われます。

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客席とプールの距離が大変近いのに、イルカたちがたまにジャンプするので、水しぶきが掛かる率が高めです。
また最前列で見ようとすると、トレーナーさんが目の前を遮り、あんまり見れなかったりするので、意外と2階席で立ち見するのがオススメです。


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<Tube>
滝が流れるトドプール。ダイナミックなトドのダイビングが見れます。油断すると濡れます。


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<Tube>
ペンギンウォーキングだけど、ペンギンストップしてる。


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<SeaZoo>
ムダに縦に長い普通の水槽。縦長にするのがこの水族館のアイデンティティなのでしょうか。


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<SeaZoo>
全長150cm、体重37kgの、日本一大きなオオサンショウウオだそうです。


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<SeaZoo>
セイウチのデン君(1223kg)と自分の体重を比べられます。
乙女なハートを持つ僕の体重は教えられませんが、デン君は僕の約18倍だそう。逆算したらパンチしますよ。



■まとめ

水族館以上を目指したところ、水族館以外で頑張りすぎちゃった水族館。

とにかく特徴的な展示やイベント、施設が多く、かなり趣向を凝らしています。
それが大当たりしている場合もあれば、大変に外してしてまっている場合もあるところから、常に新たな水族館というモノにチャレンジしている姿勢が伺えます。

記事には登場しませんでしたが、順路の最後に登場する「Aqua Palace」。
これがこの水族館最大の残念ポイント。

唐突に最強にグレードの低い、未来科学博物館的な誰得施設が現れます。
確かに水族館を超えた展示ではあるけど・・・。

この施設一番の目玉である「ダイナミックビジョン」というものがあるのですが。

臨場感あふれる映像観る人すべてを魅了するダイナミックビジョンは、ヨコ10m、タテ8mのマルチスクリーン。その大迫力にはびっくり。<公式ホームページより>

この謳い文句にして、

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スクリーンを4つ繋ぎ合わせただけの、その大迫力にびっくりし、
現代放送技術もお手上げクオリティな画質で、臨場感あふれる映像を流し、
人生史上8番目くらいにつまらなかった映像(北極か何かの映像だったと思う)が垂れ流しになっており、観る人すべてを魅了します!

一体どれほどの「観る人」を魅了してしまうのか、大変気になります。
ここがAqua Palaceの出口への通路になってるから、イヤでも通り抜けなくてはならない苦痛たるや!

「その大迫力にはびっくり」というよりも、「その誇大表記にはびっくり」レベルである。

断言できる、この施設は無いほうが良かった。最後の最後でテンション下がるという奇跡的な施設。


また、肝心の魚類展示(SeaZoo)に関して。
魚名パネルと水槽の中身があっていないことが多く、サカナ素人の僕ですらわかるほどの欠陥がある。
全体的に水槽が暗い。水槽の数も少ない。
順路もストーリー性があまりなく、唐突にキングペンギンがいたりする。

なんだか「博物館と水族館以外が良い」という印象にならざるを得ない実験的な水族館でした。
SeaZooとAqua Palaceさえどうにかリニューアルしてくれれば・・・っ!TubeやDiveはとても魅力的なので勿体無い!

水族館を超えたアトラクション展示が気になったり、海獣が好きというのならオススメできる水族館だと思います。