2006年07月

2006年07月31日

子供のためのワークショップ

杉田1横浜市芸術文化振興財団「杉田劇場」の主催で子供のためのワークショップ「けんばん楽器くらべっこ」に行ってきました。
フェリス女学院大学音楽学部、どらのオルガンメンテナンス会社(有)ポリムニアも協力させていただいた企画です。

地域の小学生を集めていろいろな種類の鍵盤楽器の種類や歴史、その違いなどを実際に見て触って体験すると言うとても楽しいもので、出席したたくさんの子供達やその父兄も大変喜んでいただけました。

杉田2ひろも快くこの企画に協力してくれて、はるばる岐阜から自身で製作したポジティフオルガンを持ってきてくれました。
子供達は初めて触るオルガンに興味津々。鍵盤を外して中をのぞいたり、パイプを外して口で吹いて遊んだりしました。

杉田3オルガンの他には久保田彰さん製作のヴァージナル、チェンバロ、そしてクリストフォリが発明したピアノの前身楽器フォルテピアノの復元品、それから現代のピアノと、子供でなくてもそれは豪華で興味深いもので、また、久保田さんも素敵なお話をたくさん聞かせてくれました。

講師、案内役はフェリス女学院大学音楽学部の学生の皆さん。宮本とも子先生指導のもと「音楽で世界とつながる」を指針に、日頃学んだ事を一生懸命このレクチャーの制作に活かしてがんばっていました。

僕は、この企画はもちろんですが、今後ともこの他にもオルガンのために、出来るだけたくさんの協力をしていきたいと願っています。
がむばります!



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2006年07月26日

かわいいオルガニスト

今日は横浜みなとみらいホールで1ドルコンサートでした。
今回は椎名雄一郎さん。以前ご紹介したジョン=ブロンバーのオルガンが納入された豊田市コンサートホール専属オルガニスト、東京芸術大学講師を努めるすばらしいオルガニストです。サン=サーンス動物の謝肉祭や、僕は初めての曲ですがC.リュッティのひばりなど「動物たちと夏休み」と題して、夏休みに入った子供達が喜ぶ選曲で楽しいコンサートでした。

かわいいオルガニスト演奏会の後、かわいいオルガニストの訪問がありました。オルガンの習いはじめたばかりの小学4年生の女の子。先生に連れられてちょっとだけルーシーと遊んでくれました。

毎年夏休みに子供のためのオルガン企画としてワークショップ、体験講座が行われていますが、以前にたまたまお母さんと見に来たのがきっかけでオルガンを好きになったのだとか。
一生懸命練習した成果かな?上手にコラールなど弾いていました。将来はここでコンサートするのか知らん?

たくさんの人たちが、いろいろな角度からオルガンの世界を創造し支えています。

ちなみに今月の30日には、磯子の杉田劇場でやはり子供対象の古楽器を紹介するワークショップがあります。僕もひろと一緒にひろ製作のポジティフオルガンを持ってお手伝いに行きます。http://e-page.co.jp/shop/1492/

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2006年07月24日

パイプメタルの選別と裁断

パイプメタルの切り取りロール状にして保管していたパイプメタルは適当な大きさに切られてパイプになりますが、その前に重要な工程、厚さの選別です。


先日お話したサイジングの工程が前後することがありますが、パイプメタルは作るパイプによって厳密にその厚さを計り選別されます。写真はマイクロメータを使って板の各所の厚さを細かく計り、どのように裁断するべきか判断している所です。
工場製の厚さの均一なメタルを使用してパイプを作っているビルダーもあります。その中で昔ながらのキャスティングで自然にできた、必ずしも均一とは言えないメタルをどれぐらい細かく計ってより理想に近いパイプを作るかは、確かに一般の人には分かり得ないビルダーのこだわりです。


ストック選別されたもの、残ったものは次の機会のために厚さ別、材質別に保管されます。

polymnia at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0) オルガンのパイプ 

2006年07月22日

トレムラントの動作

昨日はプレッシャー・トレムラント本体のご紹介をしました。トレムラントにはたくさんの方式のものがありますので、追々ご紹介したいと思いますが、今日はこのトレムラントがどの様に動作してオルガンの音を揺らすのか見てみましょう。

pt2昨日、上方向にのびているホースにフッフッフッと風が吐き出されているとお話ししましたが、この風が直接オルガンの息に作用して音が揺れている訳ではありません。

トレムラント本体からのびているホースは、オルガンのメインの大きなふいごの下に取り付けられた、とても小さなくさび形のふいごに繋がっているのが見えます。

pt4ホースはふいごの下に付いていて、ふいごはフッフッフッと風が送り込まれる度にホッホッホッと膨らみます。



pt5小さいふいごの端には丈夫なテープがついていて、上の大きなメインベローにくっつけています。膨らんだ大小のふいごをバランスのよい状態で連結させているわけです。

それで小さなふいごが膨らむと、下からテープで引っ張って大きなふいごを上から押してへこませる事になります。人間に例えるとこの大きなメインベローが肺ですから、歌を歌っている時に胸を押して声を震わせるのと同じです。

メインベローの中にはもちろん笛を鳴らすための空気が溜まっているので、パイプの息にトレモロがかかります。

トレムラントがシュッシュッシュッと動いて、フッフッフッと風が送り込まれる度に、小さなふいごがホッホッホッと膨らんで、テープがエイエイエイと引っ張って、メインベローがウッウッウッと押されて、笛がワーワーワーと美しく歌います。


polymnia at 20:37|PermalinkComments(0)TrackBack(0) オルガンの構造 

2006年07月21日

プレッシャー・トレムラント

プレッシャートレムラント最近のオルガンで一番良く見かける一般的なトレムラントで、プレッシャー方式のトレムラントです。



送風管からの空気が左側のホースから入ってきて、トレムラントの箱の中に溜まっています。
ストップノブなどでスイッチが入ると、一番左側の弁が断続的に開いたり閉まったりして、上方向のホースへ空気をフッフッフッと吐き出します。

空気圧を利用して3つの弁で動かしています。弁が動く度に風が抜ける音がシュッシュッと雑音となって聞こえますので、このオルガンではもう一つ大きな箱の中を作って、その中に入れてあります。写真は大きなカバー箱の蓋を外して中を見える状態にしてあります。
カバー箱の中には消音のためのフェルトが貼ってあります。


polymnia at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0) オルガンの構造 

2006年07月19日

しろくま

しろくまどらのお気に入り。
しろくまです。
もともとは鹿児島の甘味屋さんの物だと記憶しています、九州地方で売ってましたが、この2年ぐらい前から東京のコンビニでも見かける様になりました。





この「しろくま」の商標のアイスクリームはいくつかのヴァージョンがあるみたいですが、練乳味ベースに桃、パインアップル、みかん、さくらんぼなどのフルーツとあずき(これがミソ)が入っています。カップに入ったかき氷状のものが多いでしょうか?

しかしっ!!
「しろくま」はこの久留米、丸永製菓のアイスキャンディー状の6本入りでなければいけません!
おいしかよ〜 (^o^) 

polymnia at 00:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0) その他 

2006年07月18日

サイジング

サイジングパイプを作る前のもう一つの重要な工程で、サイジングと言います。パイプメタルの片面をコーティングする作業です。


これから、このパイプメタルを切ったり、貼ったり、削ったりしてパイプを作るのですが、切るのは専用のカッターや鉋(かんな)、削るのはスクレーパーやヤスリを使います。そして貼るのには接着剤ではなくて、半田(はんだ)を使います。

はんだ付けとは、はんだゴテなどの熱で溶かしたはんだを、一種の接着剤をして金属を接合するろう付けの事で、はんだとはもちろん鉛と錫の合金です。
はんだ付けは銅、真鍮、鉄などであまり接合強度を必要としない物に使われますが、皆様にいちばんなじみ深いのは電子部品の配線などの接合ですね。

しかし、パイプオルガンのパイプ製作に於いては、これから鉛と錫の合金の板を、鉛と錫の合金のはんだで接着することになるので、板の表面をコーティングしておかないと、はんだが流れた所が全部くっついてしまいます。あるいは、はんだが何処にでも流れてしまって思う様にいきません。

そこで、これからの作業の始めに板をすべてコーティングしておくのです。そして、はんだ付けの作業の際、はんだを流したい部分のコーティングを削ると、はんだはその削った部分(金属が露出した部分)だけに流れて固まり、思う様に接着できると言う具合です。

polymnia at 23:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0) オルガンのパイプ 

2006年07月16日

ハンマーリング

キャスティングして出来たパイプメタルは丸めてストックされますが、これだけではすぐにパイプを作ることはできません。まだ、もう少し、やらなければならない事があります。

鉛の含有量が多いパイプ、スポテッドは板の内部成分密度を潰して高く均一にすることで、しっかりした音が出る様になります。ハンマーリングと呼ばれる工程です。

ハンマリング出来たパイプメタルを上から金槌で叩いて目を潰します。現在となってはその方法は工房によっていろいろです。てこ式のハンマーで叩いたり、中には圧延機で延ばしたりするものもあります。

フィスクはここでもとても革新的で合理的なハンマーリングの機械を独自に作成して使っています。圧延などの簡略な方法ではなく、昔ながらのきちっと叩く方法で、しかも、細かく短時間で厚さを均一に作る事ができます。

polymnia at 21:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0) オルガンのパイプ 

2006年07月11日

パイプメタル

パイプメタルキャスティングテーブルに延ばされた合金はすぐに固まって板状になります。

鉛と錫の配合具合と厚さ別に分類して、ロール状に丸めストッカーに保管します。
キャスティングの時に、大体の厚さは計算して作りますが、出来上がりにはバラツキがでます。一枚の同じシートでも部分によって厚さは変わりますので、後の作業でパイプに必要な分だけ切り分ける時に細かく計っていきます。




polymnia at 22:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0) オルガンのパイプ 

2006年07月10日

自転車はお好きですか?

実はどらは自転車好き。
毎日忙しくてそんなに頻繁には乗れないので、トレーニングと言う様なものではありませんが、暇を見つけては多摩川のサイクリングロードを楽しんでいます。

サイクリングどらの愛車です。これに乗って時間のある時には100Kmぐらい走ってきます。
多摩川の土手にも結構自然があって、季節によって変わる草花などに目をやりながら、風を切っていくととても気持ちが良いものです。今はあざみがそこらいっぱいに咲いてます。

ヨーロッパでも今は絶好の自転車シーズンです。ツール・ド・フランスと言うフランスを3週間かけて一周するロードレースの真っ最中です。
どらはベルギーのチーム、クイックステップのファンです。毎日夜中にテレビに釘付けです。
レースの様子はこちらで見れます。http://www.cyclingtime.com/modules/ctspecial/view.php?p=2787

いつか、自転車でオルガン巡りの旅なんてできたら良いな。

polymnia at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0) その他 
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