どらの手も借りたいオルガン作り
神奈川や東京を中心に活動する調律師どらの大忙しの仕事や趣味の日記
2014年01月
2014年01月29日
忍耐強く待つのです。
ルーシーのふいごの修理。
古い革を剥がしたあと、少しずつ新しい革を張っていきます。
リブをつなぎあわせます。
古い革袋に新しい革を貼るわけではありませんが、1枚ずつのりがかわかないと次の革が貼れないのでとても時間がかかるんです。これを面倒くさがって急ぐと後で一からのやり直しになるので忍耐が必要なんです。
3日目にやっと完成!
でもって、この後一からやり直したのは内緒です。。。
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オルガンの構造
2014年01月28日
ふいごの革の貼り替え
最近はたくさんの所で老朽化したオルガンが良く見受けられます。
オルガンの経年変化にはいろいろありますが、一番よくあるのが革部品の劣化による穴あき、空気漏れです。とくにふいごで起こります。
これがみなとみらいホールのオルガンの一番大きなふいご。ジャバラの革が破れてるのが見えますか?
今回は思い切って大きなふいごを高い位置から降ろして分解、劣化して破れた革を剥がしていきます。これが最も大変なお仕事。
1日掛かりでやっと古い革などのパーツを剥がしました。
polymnia at 22:29|
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オルガンの構造
2014年01月27日
フィスクオルガンの完成
立教学院新座キャンパスのフィスクオルガンの奉献式に行ってきました。
9月から始まったオルガン納入設置作業、3年以上に及ぶ製作に係わるいろいろな調整、折衝作業も今日で終わり。オルガンの完成です。たくさんの学院関係者、オルガン納入に携わった方々をお迎えして奉献、祝福が行われました。
どらもこれで一安心。あとはフィスク社の工具など荷物をコンテナーに詰めて送り返す作業のみ。
ショウ先生はじめたくさんの人たちの支えを頂いて無事に完成することができました。
なみちゃん、長い間ヴォイシングお疲れ様でした。
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フィスクオルガンの製作日記
2014年01月23日
スイッチ破損修理
たまに電気アクションのオルガンの修理もします。
もちろん電気系統やコンピュータ関係は、専門に担当してくださる技術者がいらっしゃるのですが、どらが故障の下見に伺う段階で解決できるものは頑張って治します。
レジスターのスイッチが壊れてました。
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オルガンの構造
2014年01月11日
洗足学園のコンサート
洗足学園音楽大学の前田ホールはシュッケオルガン。NHKホールと同じベルリンのビルダーです。
今年の最初のお仕事は1月19日、秋山先生指揮 ニューフィルのサンサーンス、オルガンは荻野由美子さんです。
polymnia at 12:15|
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コンサート
2014年01月09日
少しずつでも改良して
大きなオルガンには、メインチェストに入りきらないパイプやフロントパイプのためのエキストラチェストがあります。
これはトラッカーでは動かすことができないので、最近ではほとんど電気仕掛けマグネットを使って音を鳴らす仕組みになっています。
でも、このオルガンはこだわって昔ながらの空気の力を利用したアクションで弁を開ける方式。伝統的でとても良いのだけれど、反面少し雑音もします。
構造上どうしようもないのだけれど、それでも少しでも軽減できるように工夫してみました。
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オルガンの構造
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オルガンの日常のこと
2014年01月07日
ピエールとミューザのメンテナンス
新年のお仕事はミューザ川崎シンフォニーホールのメンテナンスから始まります。
1月6日から5日間スイスのクーン社からお友だちのピエールが来てくれて、一緒に頑張っています。
彼とは一昨年と去年の大震災で被災したホールの復旧工事に来てくれてからのお付き合い。
リベラルで柔軟な考えを持つメンテナンスエキスパートで、とても考え方や趣味の合う大好きな人です。
今まで踏み込めなかったオルガンの改良など親身に考えてくれて、ホールオルガニストの皆さんの要望を反映した仕事を進めてくれます。
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オルガンの日常のこと
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忍耐強く待つのです。
ふいごの革の貼り替え
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