未勝利では善戦を続け、すぐに勝てそうなことを言われていたアルハイルフォート
しかし距離や芝ダート、戦法などが未だに確定せず、迷走を続けています
前走では2200mで4着しましたが、少し長かったのか1800mに距離を短縮して出走してきました

中二週での続戦なので時計は全て坂路馬也で3本、坂路では勝手に走るのでいつも馬也です
最終追切は1/29助手で栗坂良56.7 40.6 26.0 12.5  馬なり余力、「好調持続」
追切後に高野師は「よい状態を維持できており、普段はコースでも穏やかに乗れています。レースではブリンカーを着用します」とコメント
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デビューから継続騎乗の北村友騎手騎乗で3.3倍の二番人気に支持されます
初戦以来ずっと増え続けた馬体重ですが、ようやく絞れたのか-2㎏の502㎏での出走でした
「前走は折り合って上手に走れましたが、ラストで少し甘くなったあたり、距離が長かったかと。ジョッキーの進言から再ブリンカーで1800mへ」(高野師)
レースは10頭立てと頭数が落ち着きますが、強敵が二頭いるので厳しい競走になります
ブリンカー着用なので、競走前は4コーナーで突き放す感じの大逃げを期待していました
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京都の芝1800mは、約900mの長いバックストレッチの直線なので枠はあまり関係ありません
7枠だったアルハイルフォートは比較的良いスタートを切りました
no title
他に行く馬もいないので、馬也でゆっくりと前へ
大敗を厭わずにツインターボ競馬を期待してましたが、無難な入りでした
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最初の1Fは12.9と遅めの入りで先頭に立ちますが、ここで嫌な展開になります
一倍台で圧倒的一番人気の松山騎手レッドフェルメールがついてきて、大逃げになりません
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単騎逃げに持ち込めましたが、北村友騎手は無難にペースを落とします(11.2 )
本来は速くなる2F目、しかも平坦直線部分ですから速く行けたはずですが(結果的には正解💦)
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ずっと長く平坦直線の続く京都1800mのバックストレッチ
後続も競りかけてこないのでここも11.4と平均ペース、3F35.5は開催代わりでは遅めのミドル
4
4F目から坂の登りにかかりますが、ここではペースを落とさずに11.9 
なので後ろは迫ってこれません
5
5F目は3コーナーの登りなので少しペースが落ちて12.2 、1000m59.6と速くはないですね
ここでようやく3馬身位の差をつけられました、もっと差をつけて雪崩れ込みたい所です
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3-4コーナーも、ペースは落ちもせず上りもせずで12.0 
普通のレースなら、これは良い逃げだと思います。でもこの馬でこの相手だと…
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4コーナーから一挙に加速、カーブだからラップは速くないですが12.0と実質的に加速です
ここで大きく差をつけてたいですが、直線に向くとリードはあっという間に無くなります💦
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今までが平均ペースだったので、上り3Fは加速ラップになりました
平坦直線の11.9の所を、想定していた2頭に並ぶ間もなく交わされます(相手が強い💦)
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ラスト1Fも綺麗な加速ラップとなって11.6
アルハイルフォートはこのラップでも最後は少し垂れたのか、五番人気馬にも交わされました…
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結局、最後に差されたのもあって勝馬から1.4秒差の4着に完敗💦
加速ラップの切味負けなら悔いが残りますが、ヤエギリに交わされたので本馬も止まってます
こうなると距離でしょうか?
今度は番手を試すようですが、距離をさらに短くして差す競馬もしてみて欲しいですね
それでダメなら、馬格もあることだしダートにも行ってみましょう‼

北村友一騎手
ずっと手前を替えずに走っていて、走りに変化をつけられませんでした。ブリンカーはあってもいい気がします。ダートを試してもいいかもしれません

正直、難しい馬です。気持ちの入り方が凄く難しくて、今日はブリンカーを着けたのですが、いいバランスで走れていない感じでした。気は入っているのですが、それを終いに生かせなかったです。

高野友和調教師
CWコースの調教だといいバランスで走れて、レースでブリンカーを付けていないときも同じように走れます。ブリンカーを付けた今回は前走みたいにいい走りができませんでした。どこかに痛みがあるとかではなく、力むことでバランスを崩しているように思います。このままだと走りに対して嫌なイメージを持ちそうなので、次はブリンカーを外して1600m戦、1800m戦を番手で走らせて、差し脚を伸ばす形にしたいです

アルハイルフォート
まだ絞れそうな体つき。再ブリンカー。スッと行き脚がついてハナへ。少しムキになってペースを落とせず、道中は引き離し気味の逃げ。リードを取って直線に向いたが、1ハロン標手前で掴まって踏ん張り切れず