前走、現級で95.4倍の13着と大敗し、完全に頭打ちになったかの感のあるメインクーン
上り勝負で切れ負けしたというよりは、内で揉まれて戦意を喪失した感じのレース

11/15に一度山元に出して、466㎏と前走時より+20㎏までふっくらさせて1/17に帰厩
そこから、坂5本W3本を鋭意乗り込みました(全て単走、3本は強め)
最終追いは2/5に助手で、美W良56.0 39.2 11.7⑧強めに追う「上がりに重点置く」
ブックの解説では「テンションを上げないよう、直前は上がりだけサッと伸ばす。フットワークは軽快。馬体も仕上がっている」。3か月半ぶりの出走です

林調教師は「今日も朝一番以外は時計を要する馬場状況でした。本馬は2回目のハロー明けに追い切っただけに、終い1F11.7秒のタイムは上々といえるでしょう。ただキャンターのおろしがけは相変わらず気難しさを見せ、左ラチにへばりついてしまいます。スピードに乗ってからは問題ありません。冬毛は伸びているものの、仕上がりは良好で力を出せる態勢です」と気性面は今回もネックです。
スクリーンショット 2025-02-09 205927
当日は+2㎏の446㎏で出走、パドック推奨馬には選ばれませんでした
初騎乗の石川騎手が鞍上で、72.6倍の11番人気と低評価
林調教師は「条件的にはやはり2400m戦の方が競馬はしやすいはずです。メンバーはかなり揃った印象ですが、ハンデ52kgは魅力的ですし、あとは良馬場で臨めればと思います」「3走前がいい競馬でしたし、急かさずに運べるこの舞台は合っています。ハンデも魅力なので気分良く走れるなら、もっとやれても」
g
府中の2400mは直線の坂を登った所からスタートで、最初のコーナーまで約350m
メインクーンは、出遅れまではいきませんがイマイチのスタート
no title
石川騎手は、押しては行きませんが軽く促す感じの馬也
6枠スタートだったので、回り馬の出方をうかがいながら外に出したい所です
1
1F目は最初が遅く、その後少しペースが上がって最終的には13.0 
うまい具合に中段の外を取れそうな感じでした
2
2F目はコーナーに入るので、最後は少し減速して11.4
余り揉まれない外にスムーズに出せたのはラッキーです
3
3F目もコーナー部分なのですが、逃げた木幡巧也騎手は11.6 と速めのペースで行きます
菅原明良騎手も二番手をじっくり固め、600m通過は36.0のミドルペースになりました
4
バックストレッチに入って少しペースは落ちますが、それでも12.1と淀みのないペース
木幡騎手が少し離して逃げていきます
5
バックストレッチ残りの5Fも同様にラップが変わらぬまま12.2
1000m通過は1.00.3と平均ペース、前は離して逃げてますがそう速くはないです
6
同じくバックストレッチの6F目もそのまま、12.3 と淀みない流れのまま
逃げてるのが12番人気の人気薄で、人気馬は後ろにいるので他馬の出方をうかがいます
7
3コーナーにかかる7F目ですが、逃げる木幡騎手が6馬身以上離す大逃げ
コーナー部分で12.5と少し息がはいりますが、逃馬はパトロール画面に入りきれない程💦
8
8F目は3-4コーナー中間ですが、ここでも12.4とペースは上がらず
二番手以下が上がってきて、逃げ馬との差が縮まります
9
9F目は4コーナー、カーブがきついので 12.6と減速
メインクーンは、上手く外に出せそうな最高の流れ
10
10F目から直線に入って力勝負、最初の坂に上る前の所はペースが楽だったので11.9と加速
メインクーンは直線の良い位置で伸びるだけだったのですが、ここで少し不利が…
10.2
直線の伸びかけるところで、原騎手のメイテソーロにぶつけられてバランスを崩しました
加速し始めるところだったので、これは痛かったですね💦
11
そこで怯んだのか、最初から脚が無かったのか💦 坂の登りでメインクーンは伸びません
ここは逃げ馬は一杯になり、抜け出した菅原騎手がさらに加速して11.5
12
ラストの直線平坦部も前は止まらずに11.6
先ほどの接触でやる気をなくしたのか、メインクーンは逆噴射で消えていきました
無題
1.3秒の10着完敗です💦 ハンデに恵まれてですから実力負けですかね…
接触が無ければと言えなくもないので、次走で巻き返して欲しいです

惜しむらくは、OPではないので出生奨励金が9着迄なこと
アタマ差でそれが0になっちゃったのは痛いです…

石川騎手
スタートから勝負どころまでおおむねスムーズに運ぶことができましたし、直線でも一瞬伸びるかという手応えはあったものの、最後は一杯になってしまいました。初めて乗せていただいたので、前との比較はできませんが、風に少し体を持っていかれるような印象もありましたから、非力な部分があるのかも知れません。とにかく道中はロスなく運び、一瞬の脚をどれだけ活かせるかがカギですね

林調教師
冬毛は伸びていたものの、フィジカルは良かったと思います。この条件も合っているはずで、さらには52kgのハンデということで期待していたのですが、結果を残せず申し訳ございません。気持ちの問題でしょうか。行けとゴーサインを出すと、嫌がるような感じを受けます。調教のスタートで左ラチにへばりついてしまうのと同様、今日も道中は左へ行こうとしていましたし、直線ではそれが顕著になりました。内の馬に弾き飛ばされるようなところもありましたね。ブリンカー着用などの作戦も残されていますが、逆効果のような印象もあり、なかなか悩ましいです。上がりは問題ありませんでしたが、レース後の状態をよくチェックしておきます