ポンコツとうさんの「カメラの写真」

被写体として集めたカメラをご紹介します。

写真を撮るのがカメラですが、被写体としてのカメラを集めております。カメラやレンズの性能は他のブログなどでご覧いただくとして、個人的な思い入れや感想を、つれづれなるままにしたためてまいります。紹介するカメラやレンズのほとんどが「捨て値」ともいえる価格で入手したものですが、中には巷間「名機」と言われているものもあります。ご興味をもたれましたら、ちょっとお立ち寄りください。

今日はponkotsutousanの大好きなサラブレッド、ダイワスカーレットの誕生日です。1年前にも同じタイトルの稿を書きました。覚えている人は…そう多くはいないと思いますが、彼女のことが好きな人は、本稿を読まなくてもあらかじめご存じだと思います。

昨年はそれまでメス馬ばかり10頭を産んだあとに、とうとう男の子を産んだということで大変な話題になりましたが、今年は子供を産んだという話はまだないようですね。件の男の子は順調なら来年デビューするのでしょうね。それにしてもダイワスカーレット、子だくさんながら相変わらずの美貌で、付けさせてもらえる種牡馬がうらやましい…ということもないですけど、自分が馬だったらダイワスカーレットの亭主になりたいもんです。

ところで今年の2月に、ライバルのウオッカが生前に「競馬史上最強のマイラー」ともいわれるフランケル()の種を受けて産んだ忘れ形見=タニノフランケルが、ダイワスカーレットの孫娘スカーレットテイルに種付けしたそうで、受胎も確認されたようです。ウオッカの息子とダイワスカーレットの孫の間にできた子供…ぜひ無事に産まれておばあちゃんやひいおばあちゃんのように大活躍してほしいものです。

※フランケル=主に1600mのレースに出走、14戦して全勝、しかもそのすべてが圧倒的な勝ちっぷり。父ガリレオ/母カインド/母の父デインヒルという血統で、そのデインヒルは競走馬としてはまあまあの成績でしたが種牡馬としては大成功。その父もノーザンダンサーの代表産駒の一頭であるダンチヒ。これまた多くの活躍馬を輩出し大成功した種牡馬です。ガリレオの父サドラーズウェルズもノーザンダンサーの代表産駒の一頭ですので、つまりフランケルはノーザンダンサーの3×4のクロス(=奇跡の血量)をもっているということになります。

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鞍上は安藤勝己。スカーレットテイルの母はダイワスカーレットの二女ダイワレジェンド。その父はキングカメハメハ。ダイワスカーレット×キングカメハメハ×安藤勝己。日本の近代競馬史上最強のトリオ?


387回目はリコー35フレックスの登場です。

リコーでフレックスと名の付くものはといえば、ふつう二眼レフのリコーフレックスだと思うんですけど、第375回にご紹介したリコーフレックスTLS401もあるし、本機のようなレンズシャッター式一眼レフもあるので、リコーフレックスと一口に言ってもいろいろあるわけです。昔のリコーでミラーがあればフレックスというわけなんでしょう(と勝手に解釈)。同じリコーの一眼レフにXRシリーズなんてのもありますけど、やっぱりなにかこうリコーフレックスみたいな××フレックスなんていうほうが味わいがあるような気がします。キヤノンフレックスとかローライフレックスとかライカフレックスとかマミヤフレックスとかイコフレックスとかヤシカフレックスとかニコレックスとかあ、ニコレックスにはフが抜けてら。え? もういいですか? よければここまでにしておきます。

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シャッター幕がありそうでないのがレンズシャッター式一眼レフの証海峡大橋。どうもこのあたりがこのカメラの心臓部のようですが、ひどい心不全を起こしており予後不良っぽいです。巻き戻しクランクの下にある小さな歯車みたいのはASA(=ISO)感度の切り替えダイヤルです。

さてこのカメラですが、コーワHとかコーワフレックスEとかキヤノネックスとかに雰囲気がよく似てて、たぶんどこかのOEM専業のメーカーが、同じカメラを外装だけ変えて作っていたのだと思いますということもないと思いますが、やっぱりなんとなく似ています。ま、セレン光電池をもつレンズシャッター式EE一眼レフというのは、こういうデザインにならざるをえないのかもしれません。で、このレンズシャッター式一眼レフというのはひところずいぶん流行ったみたいなんですが、その理由は「お求めやすいお値段で、手軽に写せる一眼レフ」というニーズがあったからなんだろうと思います。ところが、このレンズシャッター式一眼レフというのは、ミラーやシャッターがじつに複雑な動きをするんですね。なので、故障しやすい上に直しにくいという、買い替えニーズを期待するメーカーにとっては願ったりかなったりなカメラなわけですということもないと思いますが、ponkostutousan所有のレンズシャッター式一眼レフも、判で押したようにことごとく壊れています。コーワHは届いたその日の10分ほどはどうにか動いてたんですがね。しかもレンズシャッター式一眼レフのトラブルというのは、ミラーとシャッターが複雑にリンクしている関係上、どこが悪くて動かないのかもう全然分からないというような、大変レベルの高い(=絶望的な)トラブルがほとんどなんです。というわけで、せっかくなのでこの際、レンズシャッター式一眼レフカメラの内部で、一体全体どのような大騒動が起こっているのかおさらいしておきましょう。耳の穴をかっぽじってじゃない目ん玉ひんむいてよ~っく読んでください。でも、そうして読んでもたぶん分かんないと思います。

フィルムを巻き上げます(アパチュア部はミラーとミラーボックスにより遮光されています)⇒②ファインダーを覗いてフレーミングし、シャッターボタンを押します⇒③シャッターボタンを押せばふつうシャッター羽根は開くものですが、ここでは一旦閉じます⇒④つぎにミラーが上昇します(この段階でもまだシャッターは閉じているのでフィルムには光が届きません)⇒⑤あらためてシャッター羽根が開き、ようやく露光を開始します⇒⑥シャッターとミラーが戻りフィルムが巻けるようなります(本機の場合はクイックリターン。フィルムの巻き上げ動作によってシャッターとミラーが戻るものもあります)(⇒①に戻る)…という具合。書いてる私でもあたりからあやしくなってきます。お越しの皆さんの中にも、途中から分からなくなる方がおられると思いますが、分かったところでどうなるものでもないので、分からなければ分からないでなんの問題もありません。

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巻き上げレバーもなくシンプル極まりないトップカバー。鏡胴上の窓の中にはシャッタースピードと絞り値が見えます。鏡胴下側のスライドする突起を動かして設定します。コーワHと同じ構造なんですけど、コーワの方が視認性も使い勝手も上です。

さて、例によってリコーイメージング株式会社のHPにあるリコーカメラ全機種リストの1961-1980にある本機の紹介を見てみると「一眼レフがフィルムカメラの中での需要を増やすきざしがあらわれてきた。リコーではフォーカルプレンシャッターの技術を戦争による軍需工場化によって失ってしまっていたため、レンズシャッター方式による一眼レフを手がけることになった。レンズシャッターによる一眼レフはメカニズムが非常に複雑になる。このカメラでは専用のシャッターをセイコーシャに依頼して開発してもらった。サイズを000#をベースにした小型の簡易型であった。それでも複雑なメカニズムのため設計に長時間を要した。半年おくれて同じシャッターがコーワ光機に供給されたが、発売はコーワのほうが早かった。」とあります。なるほどコーワHに似てるわけだ。

コーワH

キャノネックス

上は同じシャッターを搭載し、トップカバーに巻き上げレバーのないところ(トリガー式です)なんかもリコー35フレックス似ているコーワH。兄弟(姉妹)といってもいいかも…。下の写真はキャノネックス。ペンタ部がシャープで、アクセサリーシューなんかついているなどデラックスなかんじですが、姿はコーワHの方がいいと思います…ていうか、コーワHのデザインはノーブルでひじょうに優秀だと思います。

リコーも戦後はけっこう苦労してたんですね。でもやっぱりフォーカルプレーンシャッターの構造の方が簡単で確実だし、ドイツの戦後賠償でライカとかの特許も無効化されていたわけだから、いくらフォーカルプレーンシャッターの技術が失われてたとかいっても、ライカのそれをそっくりコピーすればいいだけだったはずです。もし本当に紹介文にあるように「技術力がなくてフォーカルプレーンシャッターが作れなかった」というのであれば、それはちょっと恥ずかしすぎる。ニコンやキヤノンごときですらコピーライカを作ってたというのに、天下のリコーが作れなかったなんてまさかそんなねえ。おそらく「自分とこでフォーカルプレーンシャッター作って載せるより、セイコーシャに作ってもらった方が安上がりだったから」が本当の理由なんでしょうそうですよねそうだと言ってくれ! だいたいレンズシャッター式一眼レフというのは、いわゆるエントリー機であることがほとんどなので「少しでもコストを抑えたい」というような経営判断だったのだろうと思います。でも同じシャッターが半年も後にコーワ光機に供給されてたというのに、本機の発売が遅れたというのだから、やっぱり当時の技術力にはなんらかの問題があったのかもしれない。これまではリコーの技術力にはなんの疑いももっていなかったんですけど、これからはしっかり見守っていこうと思いました。

ただやっぱりレンズシャッター式一眼レフの構造は難しい。素人では絶対に直せないし、直せる修理業者も少ないと思います。またもともと安いカメラだったのだから、今さらわざわざ高いカネ出してまで直そうという気にもなれません。「見てくれがよかったら動かなくてもいいんだよ」というponkotsutousanでもなければ、なかなか手を出しづらいんじゃないかって気がします。それでも「どうにかしてレンズシャッター式一眼レフで写真を撮りたい」という奇特な方は、壊れたのを直すよか「ちゃんと使える」個体を買ったほうが、まちがいなく安上がりでいいと思いますよええ。

最後に、いつも楽しい「リコーカメラの見分け方」を教えてくださるリコーカメラ全機種リストより、リコー35フレックスの見分け方を転載させていただきますね。曰く「一眼レフのかたち(そのぐらい子供でも見れば分かります)、ファインダーカバー中央上に大きなセレン光電池(この説明と実際のセレン光電池の場所は違うと思いますが…)、鏡胴は円筒状で(カメラのレンズはふつうみんなそうです)、目盛りを穴から見る(ここが見分けるポイントではありますが、あんまり使いやすくはありません)」。ちなみにこのカメラ、19644月の発売なんだそうですが、この年この月だとキヤノンFXも発売されています。そのFXですが、キヤノンFL58mm/F1.2が付いてなんと59800(高い!)。それに引きかえ本機は50mm/F2.8のリコーレンズ搭載で驚愕の22500円! ふつうの神経の持ち主ならリコー35フレックス一択でしょう。ponkotsutousanも迷わずコーワH…じゃないリコー35フレックスを選びます。でもまあどっちでもいいです。見た目も中身もほとんど同じカメラですから。

第386回目はニコマートELの登場です。

それまでニコマートのオートワインダーAW-1というのはELにも付くと思ってたので、AW-1が偶然500(税抜き)で手に入ったため、せっかくだからということで、ついでにこのELも手に入れたんです(「ついで」って…)。今ならAW-1がニコマートELWもしくはニコンEL2にしか使えないことぐらい当然に存じ上げていますが、当時はまるっきり知らなかったんですよ。だから底蓋にワインダーが連結できそうな部分がなくても、キヤノンの旧F-1みたいに底蓋を外せば付くんじゃねえか? なんて思って底蓋を外してみたりして…。しかし当然ながら、連結できるような仕掛けはまったくありませんでした。それでネットで情報を漁ってみたら「あんた本当にバカだねえ。ELに付くわけないでしょ!」という驚愕の事実が判明したんです。このELAW-11500円もの大金をつぎ込み、挙句の果てに付きませんですとは…まさに奈落の底に突き落とされたような絶望感に、一旦は生きていく気力すらも失いかけたんですけど、家族のため、そしてなにより愛犬ハルちゃんとレンちゃんのためにも、はやまったマネだけはしていけないと、ぐっとこらえたponkotsutousanでありました。

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せっかくなので、未練がましく付けてみた…。
というような経緯(いきさつ)で手に入れたニコマートELですが、これがまたなんともカッコいいカメラで、カッコいいだけじゃなくて貫禄もあるんですね昔のカメラだから。後継機となったニコンFEなんてELからしたらまるでオモチャですよ。デザインもペンタ部がとんがってないから、アイレベルファインダーを乗せたFF2なんかより何倍もカッコいい! しかもカッコよくて貫禄があるだけじゃなく、電子式縦走りのコパルスクエアSEだから、ストロボのシンクロスピードもニコンFより倍も速いのは当然として、F2F3と比べても1.5倍速い! おまけにAiレンズでAE撮影ができるのは、ニコンのカメラではこのELELWだけですから、良い子ならニコンで選ぶべきカメラはこいつら一択のはずです。え? ちがうの? で、AEだけじゃなく、このカメラのなにがいいって「とにかく頑丈そうなところ」。ほんでまた、ま~重い! ボディだけで約800グラムもある。こざかしい手振れ補正のためのメカなんかより、ズド~ンとボディを重くしてブレさせないなんてほうが、方法論的にもニコン的にも全然いいというものです。日本光学は後にFMとかFEみたいなのを出してきますが、ニコンは「デカ重!」でこそニコンなので、昨今銀塩ニコンのファンになったような皆さんには、つまらないことを㈱ニコンに吹き込まないよう、この場を借りてつよくお願いしておきます。小型軽量のニコンなんて、ponkotsutousan的には「大便をお召し上がりください(クソくらえの丁寧形)」の一言なんです。この際言っときますが、そんなカメラなんか旭光学やオリンパスが作ってりゃいいんです…とかなんとか言ってるうちに旭光学はペンタックスに名前を変えてリコーの子会社になっちゃうし、オリンパスもカメラやめちゃいましたか。ああもうなんだか…。
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大きなQ・Cオート135mm/F2.8を付けても貫禄負けしません!
で、なんだっけ…ああそうそう。ニコマートEL。ニコマートELといえば1972年暮れの発売。お金がなくて同じ日本光学のニコンF2を買えない連中が、お屠蘇気分でお年玉を握りしめ、新宿西口にこのニコマートELを買い求めに行ったにちがいありません。そしてちょうどその日(1月2日)、当時のWBAフライ級チャンピオン大場政男が、チャチャイ・チオノイ(タイ)に勝って5度目の防衛に成功してるんです。この試合がまたスゴイ試合で、日本のボクシング史上「伝説の一戦」と云われるものです。なにしろ初回にチオノイの右フックをまともに食った大場が、いきなりダウンを喫してしまうんです。このラウンドでは、もうボッコボコにされて、よくゴングまで持ったものだという印象。しかもダウンした際に右の足首までねん挫してしまいます。もう圧倒的に不利な状況に追い込まれてしまいます。しかしここで覚醒したのか、大場政男はその後手負い(足負い?)のまま逆襲に転じ、第12Rについにチオノイを逆転ノックアウトでぶっ倒してしまうんです。フライ級としてはすらりとした長身(それでもまあ168cmぐらい)で、スマートなボクサーファイターの大場政男は、フェザー級の西城正三がキックボクシングに転向して以降のボクシング界のアイドルでしたから、小学生最後の新年を迎えていたponkotsutousanも、こたつでみかんを食べながら大興奮したものでした。え? ニコマートの話? それはまたあとでしますから、もうちょっとこの頃の話に付き合ってください!

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Aiニッコールを付けてももちろん似合います。使うときにはガチャガチャせなあきませんけど。
それからニコマートELが発売されたのと同時に、変動相場制がスタートしてるんです。日本光学もちょっと儲けそこなったかんじ。ちなみにponkotutousanの子供の頃は1ドルが360円だったんですが、そのことで「ハンドルっていくら?」「180円」「正解!」なんていうなぞなぞもあったんです。変動相場制に移行した途端1ドルが280円くらいまでハネ上がっちゃったんですけど、なんで1ドルが360円だったのかというと、これが「円というのは360度だから」というなんとも呆れた理由。大蔵大臣も歴任した、当時の田中角栄内閣総理大臣がそう言っていたんですから間違いありません。そんなウソみたいないい加減なことで始まった固定相場制なんですけど、アメリカ経済がベトナム戦争の泥沼に両足をとられ、加えて他の先進国が国力を伸ばしてきたことから、このまま放っておいたらドルがどんどんアメリカから流出してしまって、ちょっとヤバイことになりそう…と感じた当時のニクソン大統領が「もう金とドルを交換しないかんね!」と言い出したのが、変動相場制に移行するきっかけになったんです。世に言うところのニクソン・ショックですね。そしてその直後に発生した第一次石油ショックにより、わが国の高度経済成長は終焉を迎えると同時に、どえらいインフレになってトイレットペーパーがなくなり、田中内閣のキャッチフレーズ「日本列島改造論」もポシャってしまいました。おまけに石油メジャーを無視して原油輸入の多国籍化をすすめようとしたり、ニクソン大統領とよく話をしないうちに日中国交正常化しちゃったりして、アメリカ政財界のしっぽをずかずかと踏んずけていた角さんは、のちにロッキード疑獄で失脚することになりますが、これが角さんを陥れるための「謀略」だったなんていう話もあります。実際どうだったのかは分かりませんけど、自国の大統領でも気に入らなければ殺すような国のことですからね。やりかねませんよ実際。
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とまあ、こうしたダイナミックな近現代史の中で、ニコマートELも重要な役回りをしていたのではないかと思います。なにしてたかはぜんぜん分かりませんけどね。しかしこうした肝心な時に、ストロボのシンクロスピードがたったの1/80秒しかない、機械式横走りシャッター搭載のニコンF2では、どれほど優秀なプロカメラマンだって撮りたい写真が撮れません。そこでコパルスクエアSE搭載のニコマートELの出番です。コパルスクエアというのは、ペンタプリズム、クイックリターンミラー、TTL開放測光などと並ぶ、一眼レフが天下を獲ることを後押しした大発明のうちのひとつなんですが、世のマニアや通、ベテランと云われるような連中の中には、機械式横走りシャッターが好きというのは趣味のことだからよしとしても、電子式になったとたん、やれ「電子シャッターは信頼性が低い」だの「電池が切れたらどうすんだ?」などと頓珍漢な理由で下に見る人がいるんですね。それも結構な数で。はあ?ってなかんじです。電池なんか新しいのに入れ替えればいいだけじゃないですか。ニコンF3の電子シャッターなんかボタン電池がたったの2個で正確に駆動するし、すさまじく頑丈ですよ。それでも壊れるときゃ機械式だろうが電気式だろうが壊れるんです。そもそも機械式シャッターの信頼性っていったいナニ? コパルスクエアって信頼性が低いの? じゃあなんで一眼レフカメラのシャッターとして天下を獲れたの? というような話です。電子シャッターの時代になってからは、もう電子シャッター機のほうが全然いいに決まってるんです。コパルスクエアってどんだけ使われたのか分かんないけど、一眼レフ全体で見たらとんでもない数が使われたと思いますよ。なにしろこれ載せるだけで、性能のいいカメラが手早く作れるんですから当然といえば当然ですけど、スゴイですよこのシャッターユニットは。大体「機械式シャッター」なんて、字面からしてもっちゃりしてるかんじじゃないですか。このニコマートELが優秀なのは、ひとえにこの電子式のコパルスクエアを搭載しているからで、このことを評価できるかできないかで、カメラ好きを真っ二つに分けることができるような気がします。

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ここにはNikonとあるのですが…。

「電池がなければ写せないないだろ!」なんて言ってる連中は、だったら大昔のライカみたいのでしか写真を撮らないんですか? いっさいデジカメなんか使わないんですか?…っていう話です。通とか玄人とかマニアなんて連中が「オートフォーカスやプログラムAEなんかで撮ってたらうまくならない」なんて言ってるのも同じ。私ponkotsutousanは、写真を撮る上で最も重要だと思っているのが「構図のとりかた」なんですが、それもまた他の人から見れば欺瞞なのだろうと思っています。これから趣味で写真を始めようとか、写真をはじめて間もないというような方たちは、楽しく撮れればそれでいいのであって、カメラにしたってなにも一眼レフなんかじゃなく安物のコンデジだっていいんです。さまざまなブログなどで語られている「一見もっともらしいカメラや写真についてのうんちく」が、自分にとって本当必要な情報であるかどうかは分からない…ということも一応覚えておいた方がいいと思います。私ら素人の撮り方なんて100人いたら100人違ってても全然いいんだし、ピントも露出もピッタリの写真を撮りたいのなら、カメラ任せにするのが一番確実なんですから。

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