301回目はニコンFフォトミックの登場です。フォトミックでもTなのかTnなのかFTnなのか分からないので、暇な人は下の写真を見て適当に選んで納得してください。

で「いきなりニコンのF? つまんねえやつ(by チコちゃん)」と、ブログ再開を楽しみにしておられた皆さん(いるの?)から早速お小言を頂戴しそう。じつは私自身も「こんなくそ面白くもない名機中の名機」を再開早々出すことに、内心忸怩たる思いや不安があったんです。でも再開にあたり「やっぱ少しでも数字(アクセスカウンター)がほしい!」というあさましい気持ちに負けて、景気づけの1台として登場させることにしてしまいました。こういうことは今回限りでやめますので、なにとぞご容赦ください。

で、このFフォトミック。カメラのタムラの中古機コーナーでジャンク扱い、2500円で購入しました。う~む、さすがタムラ。人の足元(経済力)を見すかした、なんとも挑戦的な価格設定。それでもシャッターは全速切れますし、メーターも精度は不明ながら動きます。プリズムに汚れはあるけど剥離はなし(ここらはさすがニコンF一桁!…といっても1とか付いてねえし)。フォトミックファインダーの前の部分に目立つスレがありますが、製造してから50年以上も経っていることを考えればかなりキレイ。アイレベルファインダーだと、もちろんこんな値段では買えませんが、フォトミックファインダーにしてもこの値段は安い! ただそうは云ってもそれは世間様の話。ponkotsutousanにとっては「清水のステージからダイビングする(byルー)」ような値段には違いありません。しかし将来転売することまで考えれば「ここは買い!」ということで購入することにしたのでした。これでFF2F4とニコンF一桁機のコレクションがコンプリート(今まで気が付かなかったけど全部フォトミックファインダー機だ)。「え、ほかは?」という方もいらっしゃるかもしれませんが、とくに熱心なニコンファンでもないので、F3F5F6がなくてもべつに構いません。それでも今回のようなバカ安なら一応は考えてみましょう

さて長い前置きの後ですが、このカメラの通称は皆さんもご存じのとおり、そう「アポロカメラ」。コイツを手に入れてまず思ったことは「NASAの飛行士たちは、こんなカメラを持って宇宙くんだりまで行ってたのか」ということ。過酷な宇宙空間ではニコンFのような頑丈なカメラでないとダメだったのかもしれませんが、ちょっと待てよ…ニコンFをさかのぼる10年近くも前に、ミノルタハイマチックみたいなのが行けたくらいですから(ミノルタ1962年、ニコン1971年)、案外もったいつけるほどの環境でもなかったんじゃないか? という疑問がわいてきました。その後もニコンはF一桁機をNASAに使ってもらって「ニコンのカメラは遠い宇宙の過酷な環境下でも大活躍!」というような内容の宣伝をしていましたし、その宣伝に煽られてこれらF一桁機を買った人も多かったと思います。ですが「ハイマチックでも仕事になったような場所」というふうに考えたら、冬場のダム建設の現場とか荒波にもまれる遠洋漁業の船なんかのほうが、じつは宇宙空間よりはるかに過酷な撮影環境なんじゃなかんべか? と思うようになりました。現在のISS(国際宇宙ステーション)で活躍してるのは、SONYのα7SⅡ(これがまた呆れるほどの高性能機)のようですが、だいたい人間が何か月も滞在して仕事ができるような場所が、快適でないはずがありません。前澤社長が「彼女も連れて、ひとつ行ってみっぺか!」というくらいの場所であり、不便なことといえば、せいぜいおかまバーや風俗に行けないとか、風呂につかれないとか、剛力ちゃんとチョメチョメできないといった、どうでもいいようなことだと思います。

また、かりにもしISSにスマホを持っていくことになったら、ニコンやαのような高級機を使う機会も激減してしまうと思います。船内の撮影だけならスマホでほとんどの用は足りると思いますし、それ以外のちょっと凝った撮影でも、手持ちで土星の輪が写せる驚異のオールインワンカメラ「ニコン・クールピクスP1000」が1台あれば十分です。「お、これはインスタ映えしそう!」という風景に出くわしたとしても、スマホで撮れるような写真のために、わざわざ高級な宇宙カメラを引っ張り出してくる理由が一体どこにあるでしょうか? しかも乗組員が発信するFacebookインスタグラム、ブログ(「ISSきぼうのスペースダイアリー」とか「衛星軌道膝栗毛」)に画像や動画をアップするにしても、スマホの方が断然便利! まして狭い空間で、長期間にわたり赤の他人と共同生活するわけですから「一人の時間」も大切にしなければなりません。音楽を聴くのはもちろんエロ動画を見たり、ゲームで遊んだり、競輪や競馬の電話投票、不用品の売り買いなど、いくらα7SⅡが超高性能なカメラでも「人が生きていくうえで大切なこうしたこと」は何一つできません。今や、宇宙空間が仕事場の人にとっても、スマホはもはや欠かすことのできないマストアイテムです。もちろん「スマホがなかったら死んでしまう」という多くの若者にとって、ニコンやα7SⅡが宇宙空間で活躍しようがしまいが関係ありませんが、逆に「スマホがなくてマジ大丈夫?」と心配されるかもしれません。

野口さんや若田さんのISS滞在当時の映像を見ても、とくにしんどそうな様子はなく「なんだよ、こんなとこならスマホで十分じゃん。てかそのほうがいいんじゃね?」と素人ながら思ったものでした。宇宙カメラがもてはやされる時代は、じつは「とっくの昔に終わっていた」のかもしれません。往時をしのぶ縁(よすが)でもある「アポロ」という単語にしても、最近ではすっかり耳にしなくなり、せいぜい明治のチョコレートやポルノグラフィティの歌などに残るくらいですと思っていたら「むかしはスマホとかマンガとかお菓子は、ロケットに乗る前に没収されちゃうから隠して持って行ってたけど、いまじゃみんな堂々と持ってってますよ。知らないんですか?」…って、そうですか。そうですよねやっぱり。これはまた失礼いたしました(※以上は私の妄想ですが、まんざらあってもおかしくない話だと思います)

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写真のアングルも「くそ面白くもない」ですね。