全国の森昌子の熱烈なファンの皆さんは、今日はどうされていたのでしょう?

かつての国民的歌手の誕生日が、今年もまたやって参りました。ご本人は身近な方々と、一般人らしいささやかなお祝いとかなさっているのかもしれませんね。その様子を想像すると、お祝い方々あらためて「長いこと私たちを楽しませてくれて、本当にありがとうございました」と申し上げたいです。

振り返ってみますと、ちょうど1年前にこのブログで彼女についてのお話をさせてもらい、その後も何回か彼女について投稿を行いましたが、初回の稿はかなりな人気記事になっており、いまだに毎月の閲覧数では上位に出てきます。若い人たちが新たなファンになってくれているのかもしれないと思うと、まことにうれしいかぎりです。

で、今日の私はというと至ってふだん通りだったんですが、ひとつ違ったのは、この日のために特別に編集した彼女の歌の数々を聴きながら仕事をしてたこと。その内容は、彼女が歌った歌のうち「三拍子(ワルツ)」の歌だけを集めたものです。なんでこうした歌ばかり集めたのかというと、四拍子の歌ももちろんいいんですけど、かねてから、彼女の抒情的でうるおいのある美しい声には、三拍子の歌のほうがより合ってるような気がしていたからなんです。で、そのラインナップはつぎのとおり。

あかね雲/アザミの歌/ゴンドラの唄/パリの屋根の下/ママに捧げる詩/ムーンリバー/ローレライ/愛国の花/影を慕いて//寒椿/仰げば尊し/銀のライター/芸者ワルツ/江の島悲歌/宵待草/真白き富士の嶺/人生の並木路/人生劇場/水色のワルツ/青春日記/川は流れる/早春賦/男の純情/知床旅情/庭の千草/白樺日記(途中から四拍子)/悲しい酒/琵琶湖周航の歌/浜千鳥/浜辺の歌/北へ/北へ帰ろう/北上夜曲/面影の君/野なかのバラ/からたち日記(最初だけ三拍子)/赤とんぼ/ふるさと/冬景色。まだあるかもしれないけど、手持ちのレコードやCDDVDYouTubeなどからかき集めたのは以上の40曲(※)。イントロ曲紹介やナレーションの部分があれば、そこは消して収めました。ただ、このラインナップにはありませんけど、来宮良子のナレーションの入っているものだけは消しません(じつはナレーションだけ集めたりなんかしている)。♪ちゃららん~「浮世舞台の花道は、表もあれば裏もある、花と咲く身に歌あれば、咲かぬ花にも唄ひとつ…なぜか身にしむ心歌」でおなじみですよね。彼女のナレーションが入るだけで、哀愁のギヤが一段も二段も上がる感じがします。

どの歌もオススメですが、個人的にとくに良いと思うのは、あかね雲、愛国の花、影を慕いて、琵琶湖周航の歌、川は流れる、寒椿(とくに21歳のLPレコードVer.)、面影の君、宵待草あたり。何度聴いても飽きないし、そのつど新鮮な感動があります。いずれも聴き手の心をゆさぶるような、或いはとろかすような名唱ばかり。また唱歌や童謡などでは、もう声がキラッキラ輝いているようなかんじで、彼女を単に「歌のうまい演歌歌手の一人」くらいに思っている方々には、衝撃的だと思います。

というわけで、今日は「森昌子のワルツ」と名付けたフォルダに収めた、上記の歌のかずかずをヘビーローテーションで聴きながら仕事に励んでおりました。こうして私にとっても特別な一日が終わりました。

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これは「越冬つばめ」の販促用ポスターの写真(部分)で、森昌子が24歳頃の写真です。仕事場のデスクわきに飾ってある私がいちばん好きな写真です。

※11/11追記:「森昌子のワルツ」のフォルダに1曲追加しました。動画投稿サイトにあった五木ひろしの歌のカバー「惜春」です。