2005年10月12日

シンデレラマン3

5ffa1a5a.jpg家族愛が濃密に描かれた、安心して感動できる文化庁推薦映画です。決してロッキーのようなマッチョなボクシング映画ではなく、あくまでもテーマは愛。それも家族の愛なのです。

ラッセルクロウ演じる主人公とその子供たちの心の繋がりは誰もが理想とする親子の形。とにかく子役の三人が可愛くってしかたがない。万引きしようがちっとも心はゆがんでない、いい子なんである。それを諌める父親も、優しくて包容力があって貧乏に負けない暖かいパパなのである。

人気blogランキング
←男は一度はボクサーに憧れます
さらにレネー・ゼルウィガーが知的であったかな妻を好演。ヒステリックになって甲斐性のない旦那を攻め立てるような、観客がもっとも恐れる攻撃を決してしない大人の女なのだ。大恐慌という荒れた時代とボクシングの描写が極めて生々しく、それゆえに家族愛や友情がより一層暖かく浮き立たつ。その好対照が印象的だ。人間とは捨てたものじゃない。

一方で、安心して感動できるいい映画とは不安や期待を抱かせない退屈な映画と表裏一体。ストーリーがほぼ読み切れてしまうため、ドキドキわくわく感は最後の大勝負を除いてはあんまり得ることはできない。家族や夫婦の仲も大きく損なわれること泣く終始仲良し。「実話」という前提があればこそ画面にもひきこまれるが、仮にこれがフィクションだとしたらもう一工夫要求されただろう。

映画館で隣に座った女性が、上映直後からいきなり号泣を始めて最後まで泣きっぱなしだったのには閉口した。そういう方に「やや退屈ですね」なんて言ったら殺されるるだろうなぁ、きっと。

人気blogランキング
 ←じんわり感動した人は

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/ponta20032003/50142990
この記事へのトラックバック
大恐慌時代のアメリカに勇気と希望を与えた実在のボクサー、ジム・ブラドックの半生を映画化した感動作。 主演は「グラディエーター」「ビューティフル・マインド」のラッセル・クロウ。 共演に「ブリジット・ジョーンズの日記」「シカゴ」のレニー・ゼルウィガー、「コ...
シンデレラマン【Imagination From The Other Side】at 2005年12月25日 14:18
『シンデレラマン』   2005年の映画館で観た映画:23本目   映画を観た日:2005年9月24日(土)  私は映画ファンであると同時に、ボクシング(とUFC)を観る〈
『シンデレラマン』【ネタばれ禁止な日々】at 2005年12月25日 14:24
「シンデレラマン」★★★★★(ルミエール2) 2005年アメ
シンデレラマン【いつか深夜特急に乗って】at 2005年12月25日 20:22
新宿ピカデリー1。ロン・ハワード監督。ラッセル・クロウ主演。 前途有望なボクサー
シンデレラマン【たつし’s くま・シネマ倶楽部】at 2005年12月26日 22:15
私のお薦め度:★★★★★ 必見です。2時間半があっという間でした。 心が揺り動かされました。 ストーリーは単純明快、三行で説明できるくらいですが、 ストーリーは全く知らないで観るべきだと思います。 じっくりとゆっくりと物語が進んでゆきます。 最後のシーンは正...
シンデレラマン(劇・5)【遅れてきた映画少年】at 2005年12月30日 03:15
『シンデレラマン』観ました。期待通りの良い映画でした[:ニコニコ:] ボクサーで家族をこよなく愛するジム・ブラドック(ラッセル・クロウ)。そして、家族を支える妻のメイ(レネー・ゼルウィガー)。そして3人のかわいい子供たち。こんな愛の満ちた家族になれたらいいな...
シンデレラマン【My Life☆彡】at 2006年01月03日 10:48