「自民党出身。郵政民営化に反対して辞めた69歳」
「こんなの知事になってどうするよ」
昨日の朝刊を見て夫が最初に発した一言である。
ほんとどうするよ、と私も思う。
まだ猪瀬直樹とかだったらよかったのに。
バリバリ保守ってことやん。郵政民営化の時は、利権でがっちりかた
まった世襲制の特定郵便局に対して私は快く思っていなかったので、
それを守ろうとする「彼」は、よっぽどおいしい利権構造の中にうま
いこと組み込まれているのだろうなと思い、そんな政治家いらないか
ら、やめれやめれ〜と思ったものだった。
やめたはいいけどこんなところに登場するとは。
うまいことやったな、と思う。タナボタですね。

実は何年も前に「彼」の選挙ポスターを見た時のイメージが悪かった。
小さい子供や、犬と一緒に写ったものだったのだ。選挙ポスターは、
イメージが大事だから、「こういうポスターだと弱者に対して優しい感
じがしていいだろう」というコンセプトでもって作られたのだろうと
思うし、実際、それを見て「優しそうな人だな。いい人なんだろうな」
とイメージする人もたくさんいるのだろうと思うのだけれど、へそ曲
がりの私は、「うわっ。あざと〜い。こういうのって気持ち悪いかも」
そう思ってしまったのだ。で、選挙区違うから関係ないけど、ずっと
名前を覚えていたのであった。

長野はやっぱり保守の県なのかなあ。
そういうのってなかなか変われないのだと思う。
「借金減ってるのって東京都と長野県だけだったのにねえ。借金増え
てもいいからがんがん公共工事しろってわけだよね」
夫がまた寂しそうに呟くのである。
ああ、ダムとかもおうがんがん作るのかしら。
田中氏も、いいブレーンがいたらよかったのにねえ。石原都知事は、
あまりに鷹派だから私は苦手だけど、でも、きっといいブレーンがい
るんだろうねえ。ま、東京都だからってのもあるよね。
今回田中氏反対派のおやぢ達の言い分っていうのが、いかにも出る杭
は叩きまくりますといった感じのまるで県議会丸写し的ですごかった。
たぶん県民性なのだと思うけれど、いいとこは褒めないで文句ばかり
だからなあ。怖いなあと思う。私は新しい考えに対して文句ばかり言
う人が好きではない。まあ、でもそれを見ているのがもうつらくて、
どうでもいいから「彼」に入れようと思った人もいるのだろうなと
いう気もする。
まるまる誰にとってもいい人なんて、いるはずない。田中氏の全てが
いいと私も思っているわけでは全然ない。マシだと思うだけだ。
みんな少しでもマシな人を、と思って投票するのが選挙なのだけれど。
あちらがマシか。改革なんてなくていいってことか。悲しいなあ。