2月25日(土)その4

広島からは「広島路面電車」に乗り、銀山町で降りる。夫が車掌さんに「ぎん、ぎん」
と訊こうとしたら「あー、かなやまちょうですね」といわれる。「かな」って読めない
なあ。固有名詞は難しいよね。

ホテルパオにチェックイン。
普通のビジネスホテルだけど、ぽこさん用のスリッパ、ゆかた、コップ、枕があったの
で、ぽこさんは感激してたよ。
ロビーでラテやエスプレッソいれて飲むことができるところ、お部屋でWi-Fi繋がると
ころがいいですな。

近くの広島銀行、建物がちょっと古めかしくて素敵、と思ったら、原爆の時に残ったの
ね。マツダの車率が高いように思う。愛知県でトヨタの車率が高いと感じるようなもの
であろう(広島の旅から帰ってきて、英会話のシンシア先生にマツダの話などしたら、
シンシアは「マツダの工場ツアー」に行ったことがあると言う。夫に話したらうらやま
しがっておったわ)。

路面電車に乗り、原爆ドームへと向かう。
夫のように鉄ヲタじゃないけれど、路面電車のある街っていいなあ、といつも思う。

冬の終わりのこの時期のせい・・と。夕方のせい・・もあって、原爆ドームは、胸にず
っしりきた。私は、どこかに行くと、フェイスブックに写真と共にコメントを載せるの
だけど、原爆ドームの写真は、短いコメントをさらっと書く気持ちにはなれなかったの
で、写真だけ載せた。
かと言って、こうして短くない文章だったとしても、うまく表現できないのだけれども。
時が止まってしまったような感じ。
ぽこさんは「しんみりしてきちゃった。嫌だ・・」と言っていた。こういう空気が苦手
なヒトなのだ。長崎で原爆資料館に入ったせいかもしれないし、戦争や原爆について、
私から話を聞いたり、本を読んだり、映画を観たりしているせいもあるのだろうな。
救いは、にゃんこがいたこと。厳重な警備をかいくぐって、オバマ大統領の前に現れた
にゃんことは違うかもしれないけれど。

ぽこさんが怖がるので、資料館みたいなところは入らず。
道路が広くて名古屋みたいだなあと思う。
旅先でいろいろ買うのが、私は大好きなのだけど、今回の旅で、本屋さんに入る時間が
なくて残念だった。その土地の本屋さんならではの品揃えがあっただろうに。そういう
ものの中から1冊だけでも連れて帰りたかったのにな。長崎では『私たちは長崎にいた』
という本を連れて帰ってきたのだよなあ。
しんみりしてしまう路面電車hotel PAO広島銀行銀山町支店寂しい景色なむなむにゃんこしんみり平和記念公園私たちは長崎にいた