今日は、1年ぶりにバイクに乗ったよ。
去年と同じく、信州新町の道の駅まで。片道20分くらいだし、19号線はとても走り
やすい道なのでちょうどいいかなあと。
とは言え、やはり久しぶりなのでビクビクしながら乗ったのではあるけれども。
最近、ずうっと左手の内側あたりの腱が痛いので、そのせいでクラッチ操作が厳しいよ
うなら、諦めてすぐに戻ってこようとも思っていた(ねえ、みんな50も過ぎれば体の
あちこちガタきたり、痛かったり、痛いのが全然治らなかったりするものなのかな?本
当に自分の体はどうなってしまうのだろうと悲しい気持ちにもなる。でも、母は、そう
いう感じがしないんだよねえ。痛いところもあるはずなのに。個体差なのか)

心配していた腱は、クラッチ操作には支障がないようで、よかったよかった。ただ、思
ったのは「握力ないわー」ということ。や、元々、若い頃から握力は全然なかったので
はあるけれど、ほんとにない。これまた指の関節が痛かったりするせいもあるのかもし
れないのだけどね(これは、以前も書いたけれど、リウマチではない。お医者さんで、
検査してもらったし)。やばいわー。手をぷにぷにして握力鍛えるやつやらないと。

道の駅はあいかわらず混んでいて。平日なのにみなさん一体どこから・・。久しぶりな
バイクの慣らし運転なのか?
いつものように天ざる。ここのところ3ヶ月くらい続けて来て食べているので、もっと
違うとこに行きたいかも(もちろんおいしいのよ)。
帰りは、行きと違って、すごく楽しい気持ちで走ることができたよ。きっと去年のブロ
グにも同じことを書いているであろう。自分の体、世界の中にいる自分を意識すること
ができるからいいのだよねえ(というのもきっと書いているであろう。いつも思うこと
だから)。

意識する、と言えば、家では、家族に「意識していろいろな話を聞こう」と思って聞き
取り調査を開始することにしたよ。
なぜかと言うと、いろんなおもしろいこと、興味深いことがあったかもしれないのに、
聞かないでいるとそれは消え去ってしまうから。
松谷みよ子さんの、日本各地の伝承を集めた本をちらっと読んだのね。ちらっと、と書
いたのは、あまりおもしろく感じられなかったから。「どこそのだれそれがどういうも
のを見た」「どこそこのだれそれがであったものとどうこうした」ということの羅列だ
ったの。もちろん、たくさん聞き取りして羅列することに意味があるとは思ってはいる
のだけれど、こういうのって、直接だれそれに聞いた方が絶対楽しいよね、と思ってし
まったのだわ。でも、松谷さんのように知らないヒトのところに飛び込んで行って聞く
ほどのバイタリティもないし、そうやってどうしたいとかいう志みたいなものもない。
自分が楽しみたいだけ。なので、とりあえず、自分のまわりの人々に、だけ。

聞いたのは「河童に遭ったことある?」ということ。
唐突だが(笑)。
なぜそれを聞いたかと言うと、河童に遭ったヒトの話がたくさん載っていたのよ、松谷
さんの本に。しかも、家からそれほど遠くないところに住んでいるヒトも遭っているし。
だから、もしかしたら、父あたり、遭っているかもしれないなあと思ってさ。それに、
先日聴いていたラジオでも河童の話になっていたし。
「そんなものに遭うわけないだろう!架空の生き物なんだぞ!それは!」
むー。身もふたもない回答。でもさ、近くに住んでいるヒトが遭ったって書いてあった
よ。
「どうせ、大きなカエルと見間違えたんだろう!」と、父。
「大きなカエル・・その方がこわくね?」と、ぽこさんは言っておった(笑)。
そんな父なので、怪奇現象の類いには遭ったことはない。

母は、ある。高校生くらいの頃、母は、高田馬場に住んでいて。家にはお風呂がついて
いなかったので、今は亡き祖母とお風呂屋さんに通っていたのね。で、そのお風呂屋さ
んに行く途中、観音寺(小滝橋の辺りのお寺です)のところで、ヒトダマを見たのだそ
うな。でも、別に怖くなかったそうで、帰りも同じ道を通って帰ってきたのだそうな。
「あれってリンかなんかでしょー」と、ぽこさん。
まあ、そうかもしれないが、私とぽこさんがふたりで見たとしたら、絶対、帰りは違う
道通ってくると思うけどなー。

夫は、UFOを見たことがある。
大学時代の夏休み。北海道の新得にある農業試験場で合宿して勉強していた時のこと。
夜、クラスの友達らと飲み、「さすがにこの辺りだと星もたくさん見えていいねえ」と、
いい気分になってお外を散歩していたら、白からオレンジ色の光を放つ物体がすすすっ
と飛んで、電車のスイッチバックのような妙な動きをした後、また、すすすっと飛んで
消えてしまったのだそう。その場にいた5人ぐらいのヒト、みんな見たそうだ。人工衛
星とは明らかに違っていたと(夫もクラスメイトもサイエンスの世界のヒトなので、あ
んまりトンデモなことは言い出したりするタイプではなかったと思われるが)。

そういった話をしていたせいで、ぽこさんは「ひとだまなんてリンでしょー」とか言っ
ていたくせに、怖くなり、下に降りるのに誰かついてきてほしいと言っておったわ(笑)。
ちなみに、我が家の誰もおばけは見えない(と思う。いるかいないかわからないけれど)。
ぽこさんにいたっては「そういうものが見える」お友達に見てもらい、「絶対、そうい
うの見えないタイプだから」と太鼓判を押されたそうである。そのお友達に言わせると、
ネガティブなヒトのところに寄ってくるのだと。ぽこさんはネガティブとは対極にいる
ヒトだから(お花畑)、その手のものは「とてもじゃないけど、危なくて近寄れない」
のだそうな。最強ですな(笑)。・・って前も書いた気がする。
ひこうきぐもSRXくんいつもの