池田篤 ソロ The Embrace of Life
1.East Of The Sun
2.Donna Lee)
3.Autumn Leaves
4.Giant Steps
5.I Hear A Rhapsody
6.Billie's Bounce
7.Embraceable You
8.Parker's Mood
ついに聴いてしまった。。。。
そして私は崩壊してしまった。
ＧＷ２日目
午前４時になろうとしている。
深夜家族が寝静まったゼロアワー頃からずっと。
聴いている。。。。繰り返し。
最初
師匠のEAST OF THE SUNのイントロが
流れ出した瞬間、私の中からも堰を切ったように
いろんなものが流れ始めてしまった。。。。
とめどなく。
ヤバイ、これはやばいぞ。。。と思いながら。
瞼を閉じ師匠の音色、フレーズが頭の中に
溢れ始めると
スターダストの光景が鮮明に、色々な出来事が
瞼に駆け巡る。。。。
２００４年から８年間毎月通い続けた、
阿佐ヶ谷スターダスト
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俺にとつてジャズはなんだろうと考えてみれば
マイルスでも、コルトレーンでも。マクリーンでも
ペッパーでもキャノボールでもない！
池田師匠、等身大の池田篤そのものが
やはり俺のジャズのすべてだ。
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８年間毎月通い詰めたお陰で、このソロのＣＤのフレーズが
理解できるようになってきた。
師匠のソロのフレーズは師匠の言葉そのもの、聴き手への会話
そのものだと思う。
師匠は毎回、毎回、いろんな方法で、アプローチで、意図で
物語を語りかけてきた、と思うのだ。
ジャズスタンダートというテーマの中で
ＳＡＸ一本でメロディと自らのリズムだけを表現手段とした
究極の音楽劇だったと思う。
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そして何よりも今回の作品は、師匠が７ヶ月にも及ぶ
闘病生活の直前、大手術の２日前、なんと２日前に
録音されたものなのだ！
師匠はどういう思を胸に吹いたのであろうか。
否、無我だったのか。
しかしこのＣＤのソロステージは、
曲がりなりにも８年間通った者から語らせていただくのなら
穏やかである。
何よりも穏やかであり、そして確信に満ちている
私はこの言葉そのものだと４時間繰り返して聴いて
思いました。
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７ヶ月の闘病生活後の直ぐのライブ、赤坂Ｂｂで
池田さん曰く
「僕のソロはスターダストで終わった。。。」
この言葉、池田篤ファンにとって非常に複雑な思いがする。。。。
しかし一つの時代が過ぎたことは確かだ。
池田師匠は新しい境地に向けて既に出発されていることも確かだ。
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最後にＣＤのライナーノーツから引用する。
そして
私は思う、このＣＤはすべてのジャズを目指す方々の
バイブルだと思う。
聴くべし聴くべし。。。明日に向かって聴くべし
そして練習すべし！
私はこれを譜面に落とすぞ！
以下、池田さんのライナーノーツより
「４９年間生きてきた証を何の飾りも付けずに吐き出すように
吹くことができました。
それは最後かもしれないと思って挑んだこのステージで、
いとも簡単に実現したのです。
その後経験した療養生活で、思いがけない程の
熱い励ましをいただき、沢山の愛に触れさせていただきました。
次々と身に降りかかる物事に対し、常にポジティブに
強い精神力を維持できたのは、みなさんから頂戴した
その力があってこそでした。
この作品の発表をきっかけに、また新しく未来に向かって
今を生きる音を表現し続けていきたいと思っています。
１９９６年から１６年間、私の最大の理解者の一人で
いつづけて下さった「スターダスト」のママ、
益田順子さんにこの作品を捧げます。」
