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1972年に初来日し、大阪公演は「スリー・ドッグ・ナイト」と同様に大阪府立体育館で行われました。
しょせん体育館ですので、ちゃんとした楽屋もありません。
ところが、それが幸いして、いい目ができました。
開演直前、たまたまステージ近くの通路に居たのですが、通路の一部が金網で仕切られていて、ふと気がつくと金網の向こうのドアが開いて派手な服を着た長髪の人物が出てきました。
まさかと思ったのですが、誰かが「マークーーー」と叫ぶとこちらを向いて手を振ってくれました。
マーク・ボーランでした。
金網越しとは言え、2〜3メートルの距離から「楽屋を出てステージに向かうマーク・ボーラン」を目撃できたのはラッキーでした。
会場は、体育館フロアの一部に1mくらいの高さのステージを設けただけですので、とても見やすかったのですが、私は最前列でしたので、下から見上げるようなことになり、ちょっと首が疲れた記憶があります。
メンバーはギター&ボーカルのマーク・ボーラン、パーカッションのミッキー・フィン、そしてベースとドラムスの4人だけでした。時期によっては、もっと人数が多かったようですが、来日時はこの4人でした。
一応、当時のT.Rexはマークとミッキーの2人組バンドと言うことになっていましたが、実際には作詞作曲演奏ボーカルの全てをマーク一人でこなしていました。
雑誌等でみた写真ではミッキーは横でボンゴを叩いているだけでした。
まさか、ボンゴを始めから終わりまでポコポコだけではないだろうと思っていましたが、実際はそのまさかでした。
現在の日本の2人組ロックバンドの代表格「B'z」に例えると、
ステージで中心になるのはボーカルの稲葉浩志ですが、 松本孝弘もリードギターを演奏し、しかも作曲を担当しており、まさに2人組と言えます。
一方、T.Rexはと言うと、
稲葉浩志が自作の曲をギターを弾きながらで歌い、松本孝弘は横でボンゴを叩いているだけ。。。
そんな姿を想像していただければ、それがT. Rexのライブです。
さて、演奏の方ですが、
ギターはマーク一人であり、バックはベースとドラムス(プラス有っても無くても変わらないボンゴ)だけですので、とても単調です。
盛り上がりも、聴かせどころもありません。
主なヒット曲は演奏してくれましたので、それはそれで良かったのですが、どの曲もマークのギターソロがとても長いのです。
レコードではこのあたりで曲が終わるなと言う箇所に来ても、マークのギターが延々と続いて、曲がなかなか終わりません。
マークは独創的な曲作りでは天才的なミュージシャンだと思いますが、ギターの演奏(特にアドリブによるソロ)だけとってみると、とても5分も10分も聴かせられる力はありません。
レコードではギターの多重録音等で素晴らしい演奏を聴かせてくれます。
しかし、実質3人の演奏では、どうがんばっても無理です。
せめて、サブのギター一人でも加わっていれば素晴らしいステージになっただろうと思います。
とは言え、
私のように、じっくり観察している観客は少数派で、大多数のファン(ほとんど女性)はノリノリでコンサートは大いに盛り上がりました。
やはり、マーク・ボーランはカッコ良かったです。
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来日と同じ時期の英国ツアーのライブをCDで聴くことができます。
演奏曲目も来日時と似ています。
| ベスト・ライヴ | |
| T.レックス | |
| ロープライス ¥1,350 | |
| 新品 ¥2,039 |
彼らのスタジオ録音盤は、途中でレーベルを移籍した関係もあり、最近では1枚で主なヒット曲を集めたCDは入手しにくくなっています。少し古い編集盤ですが、現在でも入手可能なのは
| ベスト・オブ・T・レックス | |
| T.レックス | |
| ロープライス ¥1,000 | |
| 新品 ---- |
日本でのヒット曲のひとつ、「メタル・グルー」のmidiはこちらで聴くことができます。
なお、マーク・ボーランは1977年に交通事故で他界してしまいました。
残念です。
