みどりの緑陰日記

香港で始めたプレイルームどんぐりから数えて30年、子ども達に絵本や児童書を手渡し続けてきました。絵本や児童書のこと、文庫活動のことなどを綴っています♪

EMS3期の学びを終えて


 9月26日(土)

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秋雨の降る一日でしたが、この日EMS(EssentialManagementSchool)3期を修了しました。





その後、修了レポートフェスも10月3日、4日、5日、6日、10日と4日間行われ、それも終了。次は11月末から始まる4期の募集も始まっています。(→こちら)



 

2期の学びを終えたのが4月25日のこと。(その時のブログ記事→こちら



なぜ、2期続けて学んだのか?2期の時は、学んだことを頭で理解しようとしていて、実践に移すことなく終わっていたからというのが大きいかな。



そして最終学歴ではなく、最新学習歴を更新していくというEMSの考え方が、還暦を契機に学び始めた私にとって刺激的だったということも。



2期の学びの途中で、新型コロナウィルス感染拡大が起き、時代が大きく変革する中で、今所属しているコミュニティの中にだけいてじっとしているのではなく、新たな出会いから起きる変容がほんとうに面白い。「井の中の蛙大海を知らず」だったなあ・・・と。


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さて、実はこの修了式の日は嬉しい再会の日でした♪






3月から始まったオンライン絵本会で一緒に研修部を担当しているあーちゃんとたかたかさんが、我が家を訪ねてきてくれたのです。



あーちゃんとは、おとな絵本プロジェクトや、あーちゃんちで続けられている「語りba絵本」でご一緒しているけれど、2月1日にあーちゃんちへ伺って以来、コロナ禍で4月よりオンラインになったため、リアルあーちゃんに会うのは約8カ月ぶり。


たかたかさんとは、実は小樽・絵本児童文学研究センターの同期で2018年11月の修了式で同席していたはずなのです(この記事の時→こちら)。でもその時はテーブルも違っていて会話を交わすこともないままでした。


お二人ともオンライン絵本会に関わったことで、3期からEMSに参加。オンライン絵本会を立ち上げたのが、EMS0期のミッキーさんで、初期のオンラインサポートや絵本会メンバーのほとんどがEMSのFellowだったというご縁があり、3期はチームこそ違いましたが、いっしょに学びました♪






土曜日の朝はEMSの同期で元シルク・ド・ソレイユのパフォーマー、Umiさんのオンラインフィットネスのクラス。あーちゃんもたかたかさんもUmiFitを受けています。






9月最後のUmiFitでは、9月いっぱいでクラスをやめる人もいることと、UmiさんがWWOOF
World Wide Opportunities on Organic Farms)を使って日本一周旅行に出ることから(フィットネスクラスは各地からオンライン実施)、クラスのあとにオンライン茶話会が行われました。


フィットネスの時間帯は、私は耳だけ参加にしてブランチの準備。
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そして茶話会が始まる午前10時少し前にあーちゃんとたかたかさんが到着。茶話会が始まると同時にカメラON。3人一緒に登場したので、みんなに驚かれました(PC画面にはUmiFitのメンバー)







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たかたかさんは、午後はチームでの修了お祝いBBQがあるということで北海道からの上京(娘さんが都内在住)、午前中の2時間だけでしたが、やっぱりリアルに会える時間がいかに貴重で大切かを実感しました。(TVでやっていた平野レミさんのレシピ、へコパンキッシュを作りました→こちら






夜は、EMS3期の修了式。私はチーム11、「未知なる道を歩んでいこう」と「3密」をもじって「3ミチ」とチーム名を名付けて15人のチーム。年齢も住んでいる地域も、仕事も違う仲間たちがほんとうにお互いをリスペクトしながら学び合うことができました。

まだオンラインでしか会ったことがないのですが、みんなで会いたいね〜と。首都圏在住メンバー以外に、北は札幌、そして東日本大震災の被災地石巻、金沢、そして受講中に豪雨災害に見舞われた熊本人吉から参加していたメンバー。それぞれの地をメンバーで尋ね歩けたらいいですね〜



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←チーム11、3ミチのメンバー@修了式




その上、3期ではチームのFA(Facilitation Assistant)やレビュアー(スクールタクトというシステムで提出されるリフレクションにレビューする)も務めさせていただき、一参加者だけの時とは違う深い学びをすることができました。




さて、今度は学んだことを実生活の中で生かす時なのかも。構想しているトワイライトステイ(放課後預かりと子ども食堂を兼ねた活動)を4年後の定年退職後に始められるよう、準備を一歩ずつ進めていきたいな・・・


板橋区立美術館のボローニャ展へ

8月の終わりに…

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7月の終わりにも一緒に安曇野ちひろ美術館へ行った大学の後輩でもありJBBYで一緒に活動をしている松井紀美子さんにお誘いいただいて、板橋区立美術館へ「ボローニャ絵本原画展」を見に行ってきました。




公共交通機関を使うのが怖いので・・・車で一緒にいける!というのがありがたい。今回も松井さんがJBBY会報誌の取材のお仕事だったので、板橋区立美術館学芸員の松岡さんのお話を一緒に聞かせていただきました。



「ボローニャ絵本原画展」とは、児童書専門の見本市であるイタリア・ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェアが開催している絵本原画のコンクール入選作品の展覧会。


2020年1月半ばに選考が行われるのですが、今年はその直後にイタリアでも新型コロナウィルス感染によるロックダウンが行われ、3月30日から開催されるはずだったボローニャ・チルドレンズ・ブックフェアは、5月に延期になり、その5月開催も中止になりました。


展示を待つばかりだった原画たちは、ボローニャでは陽の目をみずにいたのですが、このように例年よりも遅れて日本での公開がされたということに、心から敬意を表します。



119937910_3348516738563906_5186581557697396965_oコロナ禍の中での展覧会、今年は特に「触って「視る」ボローニャ展」として、ボローニャ展入選作品の中から5作品が木製パネルの触察図を制作して展示、その他イタリア全国視覚障がい者教育機関連盟から出版されている「触る絵本」からの選りすぐりの18冊も展示されるという目玉企画があるのですが・・・急遽触れない展示になっています。


(ただし、視覚障がい者向けには、電話で予約をすれば別室で触る絵本を体験できるという特別対応をしてくださるそうです。)


準備を進めていたのに急遽、変更するというのはいかに大変だったか!



お話を伺っていて、その苦労が伝わってきました。それでも、さまざまな工夫を凝らしての展示になっていて、展示もとても見ごたえがあるものでした。



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今回、なによりも素敵なのが入場券や案内パンフレット。イラストレーター、オオノ・マユミさんの作品です。







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チケットは、展示を見ている人物像が切り抜きになっていて、半分に折って立てることで、立体的なオブジェクトになるのです。





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館内には可愛らしいマスクのイラストや、ソーシャルディスタンス(和製英語ですね・・・フィジカルディスタンスのほうがいいですよね)を取りましょう、手を洗いましょう!といったメッセージのあるカラフルなイラストがたくさん。


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それもすべてオオノ・マユミさんの作品です




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新しい生活習慣・・・ということが、言われていますが、こんな風にポップに表現されていると、つい暗くなりがちな気持ちも前に向けますね♪





図録の「ILLUSTRATORS ANNUAL 2020」の中の、ボローニャ国際絵本原画展2020審査レポートは読みごたえがありました。2020年の応募者2,574名分のイラストレーションの中から、75〜80名まで絞っていく作業。フランス、日本、イギリス、イタリアから集まった審査員5名が、お互いの立場や価値観を超え、また時には議論をしながら選考していく過程を会場の動画で見ました。図録には、その時にどんなところを評価していったのかという想いが、おひとりおひとりが選んだ作品とともに書いてありました。


5人の方はそれぞれ業界の最前線に立つ出版社から2名、世界的に有名なイラストレーターが1名、子ども向け雑誌の編集者が1名、児童書の分野の学術的権威の方が1名と、それぞれ打つ選考基準が違う中、一致していたのは「美しさは重要な側面ではあるものの、単に美しいイメージを求めるのではなく、つくり手の世界観がまとめ上げられていて、確固たるスタイルがあり、生命のエネルギーが感じられ、同時に、物語として、深く、強烈なパワーを兼ね備えているもの。応募時に提出された5枚のイラストレーションの中にとどまらず、その外側にもさらなる発展性を感じさせるような作品」ということだそうです。(図録p21)



インタビューの際にも、アジアの作家の作品に素晴らしいものが増えていること、社会的なテーマを持っているものがいくつか選ばれていることが特徴として挙げられていました。

例えば香港のKIN CHOI LAMの作品「未来を夢見て」は2014年に香港で行われた雨傘運動(民主的な選挙を求める抗議運動)がテーマになっていて、観る者に大きな問いをかけてきます。またドイツのPHOOLAN MATZAKの作品「ホームレス」はまさに格差社会を描き出しています。


日本から審査員になったブロンズ新社代表の若月眞知子さんは「子どもたちも日常に、世界で起こっている、戦争や飢餓や貧困、喪失、環境問題、人権差別を、テレビやスマートフォンで目撃しています。グローバル経済と、自国主義への急カーブの時代に、これらの社会的なテーマを、どれだけ子どもたちに理解できるよう明快に表現できるか。人生でいやおうなく直面する社会問題にも、希望をもって乗り越えていく勇気を、絵本の中でも表現していきたいものですね。絵本作家にとっても編集者にとっても、試されるテーマだと思います。」(図録p70)と述べていらっしゃいます。


子どもの本だから、といって「甘い」「やさしい」「かわいい」そんなテーマばかりではなく、子どもたちに「生きる」ことの本質を伝えるような力のある作品も手渡したいという、メッセージを感じる展示でした。

8月22日に始まったこの展示、今週末9月27日(日)で終了です。まだ行っていない方はぜひ!

オンライン講座いろいろ☆時代の変革期を目撃してる

COVID-19の広がり以降、通っていたEMS(エッセンシャルマネジメントスクールこちら)がオンラインになり、こちらのブログでも何度も紹介しているオンライン絵本会(→こちらにもかかわって、オンライン漬けの日々。


フィットネスもオンライン、そして読書会も、デジタル時代の子どもの本の研究会もオンライン。


次男が7月に帰国した後は買い物も任せることが多く、週に1度も外出しないことも多いのに、毎日、なにかしらのオンラインのイベントに参加していて結構忙しい。


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こんなにオンラインでのイベントが日常に溢れているのに、すぐにはオンライン化しなかったんです。何が?って。





これまでクレヨンハウスの子どもの本の学校や、教文館ナルニア国、ブックハウス、そしてJBBY主催の講座には足繁く通っていたのですが、子どもの本に関するイベントがオンライン化するのには、時間がかかりました。


子どもの本に関わる人たちは、ほんとうに子どもの育ちを真剣に考えている人が多く、たとえば「スマホでの子守りは脳の発達にもよくない」という意見も聞きます。(参考→スマホに子守りをさせないで


もちろん私自身も、スマホ依存症になるほどの長時間、親も子も実際に目を合わさず、スマホ画面ばかりみつめたり、生のことばで語り掛けずにスマホでYoutubeばかり見せることは、子どもたちが小さければ小さいほど避けた方がいいと思います。


ただし、親の監督下で一日のうちに短時間、オンラインで絵本や音楽に触れて、その時間を契機に親子のリアルな時間を楽しむことができるのであれば、それはそれで素敵なことじゃないかなって思います。


昭和生まれの私からは想像も及ばないほど、平成生まれの我が子達はデジタルネイティブで、PCだけでなくさまざまなデジタル機器を扱い、複雑な音楽だって生み出す。


GIGAスクール構想が前倒しで実施されることにもなるのですから、スマホさえ遠ざけておけばいいっていうのは短絡すぎます。だからこそ、オンライン絵本会はその水準を下げないために、念入りに何度も打合せをし、許諾してくださった作者や出版社にとってもプラスになるように、その作品世界をどう表現するか、ひとりひとりが切磋琢磨しています。


数年前に次男が卒業したアメリカの高校は、教科書はすべてタブレット一台。レポート提出も学校からの連絡もタブレット一台で済んでいました。きっと日本もGIGAスクール構想が進めば、子どもたちの持ち物はタブレット一台で済むようになると思うのです。


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今の幼児が小学校、中学校へ上がるころには、そんな変革が起きていることでしょう。
コロナが収まったら元の世界に戻る?そんなことはないと思います。ペスト流行のあとにルネサンスが起きたように、COVID-19が収まったあとには全く違う価値観の時代になっているはず。まさに時代の変革期を目撃しているのです。
(画像のクレヨンハウスは8月初めに術後検診で近くの病院に行った帰りに立ち寄った時のもの)





先進国の中で一番デジタル化が遅れていた日本も、COVID-19のおかげで、このままではダメだという動きは始まっています。(緊急事態宣言下でのオンライン授業が出来たのは、全国的にみるとたった5%らしいし、9月時点で児童生徒へのデジタルデバイスの配布率も5%と、まだまだ遅れてはいますが・・・)


「子ども向けのおはなし会でオンラインなんてとんでもない」とか、「オンラインで絵本で読むなんてけしからん」、なんて、3月に始めた時には多くの子どもの本に関わる人たちがSNS上でも声高に叫んでいました。

もちろん、子どもたちと対面で、生の声で読んであげるのが最も良いことはわかっています。でも、それが出来ない今、それを放置しているのは、怠慢だともいえます。まだ多くの地域で、おはなし会を再開できずにいるのですから・・・


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まずは届けること。オンライン絵本会では、読んでもらった絵本を実際に購入したり、図書館に借りに行っているという子どもたちの声も届いています。




オンラインで読んでもらったあとに、きちんと親子で向き合って、もう一度生の声で読んであげてほしいなと思うし、そのように促していくことがとても重要です。






と、前置きが長くなりましたが、そんなわけでいろんな講座も3月あたりから軒並み中止や延期になりました。オンラインで開催してくれたらいいのになあ〜と願っていましたが、なかなかオンライン化されませんでした。ところが7月に入ってCOVID-19の第2波が来る頃から、さすがに「コロナが収まったら再開」なんて言っていたら、いつまでたっても始められないぞとなって、子どもの本に関する講座がオンラインで開催されるようになってきました。

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私が参加した最初のオンライン講座は、クレヨンハウスの子どもの本の学校。





7月4日(土)16:00〜 第29期 原ゆたかさん(→こちら
・・・原さんの講座を聞くのは初めて。デビューまでの日々や、『かいけつゾロリ』が当たってからのこと、そしてそれ以外の作品について丁寧に話してくださいました。

それから8月15日(土)16:00〜 第30期 いとうひろしさん(→こちら
・・・学生時代の児童文学研究会時代のエピソードやその頃に描いた絵本のゲラから、これから出る絵本のゲラまで、惜しげもなく画面の向こうでクローズアップで見てくださって、ほんとうに贅沢な時間でした。

9月13日(日)16:00〜 第29期 増田裕子さん(→こちら
・・・「トラや帽子店」の活動で、香港在住中の1990年に長男が当時通っていた日本人幼稚園に来てくれたのをきっかけに、帰国後もコンサートに言っていたころからメンバーの増田裕子さんの歌に惹かれていました。今は「ケロポンズ」というユニットで活躍中。オープニングはアコーディオンで「まえがみチョキチョキ」を弾き語り。パネルシアターをやったり絵本を読んだり、最後は電子ピアノでライブ。「にじ」や「Happy Song」などを熱唱。PC画面の前で手拍子を打って歌いました♪

(9月12日(土)は岡田淳さんだったのに・・・オンライン申し込みそびれた?メールチェックしそびれてたのか、いや申し込んでいたのにZOOMのURL、連絡来なかった。問い合わせなきゃ・・・残念)

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いずれもZOOMのウェビナーで、会場(普段は100名入るところを3分の1に減らして)とのハイブリッド中継です。










8月22日(土)15:00〜は、ブックハウスカフェにて、友人の広子さんが講師になって、「平和絵本イベント」が行われました。まだまだオンラインイベントが少ない中での実施はとても嬉しかったです。



それからJBBYも9月からオンラインセミナー始まりました。オンラインサポートできます!と手を挙げて、リハーサルからお手伝いをしています。

9月3日(土)は「国際アンデルセン賞の現在(いま)と未来ー2020年の受賞者を中心に」(→こちら)で、会長のさくまゆみこさん、国際アンデルセン賞国際選考委員の土居安子さん、そして絵本研究者で作家の広松由希子さんが講師でした。


スタッフ含めて120名の参加者をこの日はZOOMミーティングでハンドリング。ミュート&ビデオオフで、さらに参加者のみなさん全員にビデオの設定で「ビデオオフの参加者を非表示にする」にしてもらって、画面上に講師だけが出るようにしていただき、落ち着いて参加できる環境をキープで来たかなと思います。(オンラインサポートをするメンバーは15名ほど・・・裏方のパワーあってこそのオンライン講座の成功です)


次は9月27日(日)14:00〜からJBBYオンラインセミナー#2「国際アンデルセン賞受賞作家 赤羽末吉の生涯と作品:デビュー作『かさじぞう』から読みとく」(→こちら)も開催されます。こちらは、参加希望者も多いので、ZOOMのウェビナーで開催されます。私も初のウェビナーのオンラインサポートでどきどきしています。こちらは、まだまだ参加者募集中です。ぜひぜひご参加ください!
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