みどりの緑陰日記

香港で始めた絵本の会から数えて27年、子ども達に絵本や児童書を手渡し続けてきました。保育士養成の場で仕事をしたこともありますが、今は図書館にかかわる仕事をしています。絵本や児童書のこと、文庫活動のことなどを綴っています♪

100年絵本の会にて

ここからしばらく2016年12月の記録を続けます・・

12月14日 19:00〜 @茗荷谷 学下コーヒー

絵本コーディネーターの東條さん、そしてJULA出版局のみなさんが主宰する「 絵本の100年と未来研究会」に参加してきました。

20161214100年絵本テーマは【徹底比較!クリスマス絵本】でした。

当日はJULA出版局の大村さんのお宝絵本をはじめ、みなさんが持ち寄ったクリスマスをテーマにした絵本が勢揃いしました。 

絶版になっているものから、日本では手に入らないもの、懐かしいものから新しいものまで!

私が持参したのは・・・
『クリスマスものがたり』(藤本朝巳/作 パメラ・ドルトン/切り絵 日本キリスト教団出版局 2012)と、『クリスマスってなあに?』(ジョーン・G・ロビンソン/作 こみやゆう/訳 岩波書店 2012)、そして『クリスマス』(バーバラ・クーニー/作 安藤紀子/訳 長崎書店 2007)の3冊
クリスマスものがたり (リトルベル)
藤本 朝巳
日本キリスト教団出版局
2012-11


クリスマスってなあに?
ジョーン・G・ロビンソン
岩波書店
2012-11-08


クリスマス
バーバラ クーニー
長崎出版
2007-11


日本のクリスマスの本で主流なのは、やはりキリスト教国ではないのでサンタクロースとかクリスマスツリーとか、ケーキとか、クリスマスの行事に欠かせない風物詩ではあるけれど、クリスマス本来の意味を伝えようとす20161214100年絵本3るものは、ほとんど無いんだな〜〜〜と、毎年書店などのクリスマス本コーナーに行くとため息が出ます。

いや、まあ、賑やかで、可愛らしくて、いいんだけどね。ここ近年、日本で盛んになった20161214100年絵本4ハロウィンにしろ、クリスマスにしろどちらも宗教的な意味合いが強い欧米のお祭りなわけで・・・それを雰囲気だけでお祝い気分になっちゃう日本人ってどうかなぁという気持ちが、ずっと根底にあるわけです。

最近はキリストの復活をお祝いするイースターまで、お菓子業界がいろいろ卵形チョコレートとか売り出しているし、商売になればなんでもいいという、そういうところがなぁ・・・まあ、日本人の八百万の神への寛大な信仰心として捉えられなくもないけれど・・・

一体、なにを祝っているの?って、すっごく疑問に思うわけなのです。生粋のクリスチャン家庭に育った身にはね。で、このクリスマス絵本っていうのも、すっごく罪作りだなあと、正直感じています。

たとえば・・・海外で、たとえばキリスト教国なのに日本の新嘗祭のような伝統的なお祭りが、その姿恰好だけが20161214100年絵本2真似られて独り歩きするような・・・あるいは仏陀の誕生日(花の日)を仏教徒でないけれど盛大にお祝いするというような、しかも宗教心のないままにどんちゃん騒ぎをするという、そういう違和感だと思ってみてください。

きっと神道の偉い人たちは、新嘗祭のような日本古来の祭礼は、厳かなもので、宗教心もないまま、それを真似るなんてって思うはずです。本来クリスマスもイースターも厳かなもの。ハロウィンはちょっと違うけれど・・・そんな違和感です。20161214100年絵本5

私が子どもの頃、実家が教会だったので、クリスマスの4週間前にクリスマスツリーを飾り、ミニチュアの馬小屋にヨセフとマリア、そして飼い葉おけのなかの赤子のキリストなどの人形を飾ったり(イタリア語ではプレセぺオ、ドイツ語ではクリッぺ)、クリスマスイブにはキャンドルサービスをしたりという当たり前のことが、昭和40年当時はまだ普通の家庭には普及していませんでした。

デパートなどに行くとクリスマスツリーなどの飾りがあったり、おもちゃ売り場にもクリスマスプレゼント用のコーナーがあったと思うけれど、小学校時代の友人たちがうちに来て、ツリーを見て羨ましがっていたのを記憶しています。

たぶん、高校生くらいになると・・・かなりクリスマスがポピュラーになり、クリスチャンでなくてもお祝いするムードになっていったのは、テレビの普及とかもあるのかもしれません。

そんなうんと昔のことを思い出すと、なんだか不思議な感じです。やっぱり日本人があまりにも、宗教に関して垣根が低いのですね。最近はそれも面白いなって思えるようになってきました。
20161214100年絵本6

で、クリスマス絵本に関しても、そんなお話をJULAの大村さんからもお聞きしました。
若い方々にとってもクリスマスって、ミッションスクールにでも通わない限り、ほんとうの意味なんて知る機会も少ないし、サンタクロースの日、プレゼントをもらえるありがたい日、家族や友達ととにかく美味しいご馳走を食べる日、というイメージなのですね。

だから、そんなにぎやかなイメージがそのまま絵本になっている。

もう、それで仕方がないと思うけれど、せめてクリスマスの本来の意味をちゃんと知ったうえで、楽しんでほしいなって思いました。20161214100年絵本7

私が持って行った3冊のうち、『クリスマスものがたり』は聖書に描かれている、キリストの誕生の様子を繊細で美しい切り絵で表現したもの。『クリスマスってなあに?』と『クリスマス』は、キリスト誕生の様子を子どもにわかりやすく描いた後で、欧米に伝わるクリスマスの祝い方、習慣について丁寧に説明してくれています。

クリスマス入門編としておすすめです。

それ以外にも、フェリクス・ホフマンの『クリスマスのものがたり』や、ディック・ブルーナの『クリスマスってなあに』もおすすめです。



もう1月になってしまっていますが、今年のクリスマスの時に思い出してもらえるといいな♪

それから、今回中国からの留学生Sさんから伺ったお話も面白かったです。中国ではキリスト教は長くご法度(今もそのはず・・・命がけで宣教師として行った人の話は聞いたことがありますが)、なので子ども時代にクリスマスというものを知らないで育ったということです。

唯一、子ども時代に手にしたクリスマスっぽい絵本が、「くるみわり人形」、それも抄訳だったそうです。その絵本にクリスマスの風景が簡単に描かれていて、唯一、それがクリスマスに関する情報のすべてだったということでした。

もうひとつ、クリスマスの絵本を見ていて思ったのは、キリスト教が説く「無償の愛」に基づくものなのか、誰かに親切にする、困っている人に手を貸す、というようなテーマも扱われているということ。

それから『急行「北極号」』(クリス・ヴァン・オールズバーグ/作 村上春樹/訳 あすなろ書房 2003)のような、幻想的なイメージのものなども多いな・・・なんて感じました。
急行「北極号」
クリス・ヴァン・オールズバーグ
あすなろ書房
2003-11-10

そこでハタと思ったのが、世界中が日本みたいに他国の宗教に寛大であれば、世界から戦争がなくなるんじゃないかなってこと。クリスチャンとしての狭い了見では、なんだかなって感じていた違和感も、とっぱらったほうが楽になるんじゃないかな・・・なんて思った絵本の勉強会でした。ジョン・レノンが「イマジン」で歌ったように・・・


ところで、12月25日をイエス・キリストの誕生日って思いこんでいる人、多いけれどそれは違います。誕生を祝う日ではあるけれど、いつ生まれたかはどこにも記録されていないんですよ。キリスト教がローマの国教になってから宗教会議で定められたのですから^^→参考までにこちら

誕生日に浜省♪

年が変わったのに、昨年12月に行ったところ、やったことの記録が全然残せていない・・・ということで、後追いで記録しておきます。

12月11日(日)は、実は私の誕生日でした。(57歳になりました^^)

子どもたちが大きくなって、特に下の子達がアメリカに住むようになってからは、誕生日を家族に祝ってもらうことが減っていました。(2015年は長女が学生時代の行きつけのお店に連れて行ってくれました)

そんなわけで、夏に絵本仲間のお友達から浜田省吾のライブに誘われて、ちょうど誕生日でラッキーと思ったわけです。

秋に次女、次男が年末年始は久しぶりに一時帰国したいと言ってマイレージで航空券を12月7日、10日とそれぞれ取りました。クリスマス休暇と年末年始をみんなで過ごせるな〜と思ったのですが、子どもたちがこっそり私の誕生日に大集合しようと画策していることに気付かず・・・

「母さんは自分の誕生日に人生初の浜省ライブに行ってきます!」と家族に伝えたら、「えええええええ〜!」となってしまったのでありました。

まあ、こちらはいろいろすったもんだした挙句、母さんが自分の誕生日に好きなことをして過ごすのもいいんじゃない?ということで落ち着き、次女が帰国した10日の夜遅くに次男が買い出しをし、長男が料理をし、長女がケーキなどを用意してくれて、みんなで祝ってもらいました。(ほんとうにありがとう
20161211浜省
で、12月11日は、夕方からさいたまスーパーアリーナで「SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2016 " journey of a Songwriter" since 1976」 へ行ってきました。

私は中学生時代からユーミンのファンで、高校生の時に友人に誘われてオフコースのコンサートに行ってからは、小田和正のファンで、学生時代にお付き合いしていた人の影響でサザンオールスターズを聞いて・・・今もそこから変わらず私のiPodのなかは、ユーミン、小田さん、桑田さん+サザンで占められています。

ではなぜ浜田省吾?院生時代に寮の隣の部屋の友人が大好きだったこと、それから5歳年下の弟が好きでアルバムを持っていたこと、免許を取って車の運転をするようになった時、カーステレオ用に弟がカセットテープに浜省のアルバムを入れてくれたこと・・・なので結婚までの4年弱、運転をする時に必ずと言っていいほど浜省の歌を聞いていたのです。(もちろんユーミンやサザン、オフコースもだけど)ただ、結婚後はほとんど聞かなくなっていました。

ところが2015年9月にNHKのSONGSという番組に浜田省吾が登場。その番組を見た途端に、学生時代のことがフラッシュバック。懐かしさに胸がいっぱいになりました。そんなことを、たしかFacebookに書いたところ、絵本仲間のお友達からメッセージが来て、「もしチケットが取れたらご一緒しませんか?」とお誘いを受けました。

その年はチケットは抽選洩れ、そしてやっと取れたのが自分の誕生日というわけでした。

最近の浜省は聞いていませんでしたが、コンサートの前半は懐かしい曲が目白押し。(2016年12月11日のセットリスト→こちら)一緒になって歌えました。まだ一緒に歌えるほどではないけど、最近のアルバムも購入してiPodに入れました♪

オープニングから終了まで4時間近く・・・ほとんど立ちっぱなし、踊りっぱなしで楽しかった

会場は10代からなんと70代まで幅広い人たちでいっぱい。一番多いのはやっぱり40代、50代でしたけど^^

そしてすっごくギターも歌声もキレがあるのに浜省なんと64歳!びっくりです。もっと私も頑張れる!と励ましてもらえたようでした♪ 

そして誘ってくださったヒロコさん、ありがとう♪

新年に思うこと・・・

2017年を迎えました。この三が日、新しい年の希望に満ちた穏やかな晴天でした。


 昨年6月にUSでそれぞれ大学、高校を卒業した次女、次男も12月半ばに一時帰国し、このお正月、我が家では2年ぶりに子どもたち4人が勢揃いしました。


次女と次男は、USでの夫の看護を手伝い、一昨年の5月のUSでの葬儀、6月の日本での本葬の後、父親の居ないUSに戻り、学業を続けて来ました。

昨年6月の卒業後、この半年強は父親の死後、それぞれUSで必死に頑張ってきた分、精神的なケアをする期間と定め、少しのんびりとすることを最優先に過ごしてきました。

S_5435613886925
1月にUSに戻ると、次女は就職活動を開始し、次男は大学に進学します。そうすると、なかなかこの時期に日本に戻ってくるのは難しくなります。

93と90になる私の両親も含めて、久しぶりに家族写真を撮りました。こんな風に、みんなで集まれる機会はこの先、どれくらいあるのでしょう。

とにかく、こうしてみんなが元気で集まれたことを、心から感謝したいと思います。20161231有希子ファミリー

大晦日には、連れ合いの仕事で東京に駐在中の姪っ子一家も来てくれました。姪っ子は宣教師である兄の長女です。
大学からUSで生活し、USで結婚し、一昨年、夫の仕事で3人の子どもたちを連れて東京にやってきました。

20161231料理220161231おもてなし
アメリカ人の連れ合いと共に、日本で初めて迎える年末、そしてお正月です。(昨年は弟の結婚式参列のためハワイで過ごしていた)

従弟姉妹にあたるうちの子達との交流するために、東久留米から遊びに来てくれました。

20161231リンゴケーキ
この日のために次女が、おもてなしのメニューを考えてくれて、メインのちらし寿司などは次女が作ってくれました。私も、お節料理の一部を出したり、リンゴのケーキを焼きました。子どもたちがお節料理の謂れを英語で20161231お料理3伝え、日本の伝統について伝えることもできました。


そして2017年元旦。


20170101お正月4
20170101お正月3夫の好きだった地元のフレンチレストラン、ラ・メゾン・クルティーヌのお節料理と、私の作った祝い肴、煮しめに紅白なますなどと、お雑煮でお祝いしました。

次にお正月に家族が揃うのは何年後になるのでしょうか。そう思うと、久しぶりの大人数の食事作りにも精が出ました。

20170101お正月
2日の午後には次男がUSに戻っていきました。


2週間後に次女もUSに戻ります。そうすると作る料理の量もうんと減ります。

それは切なくもありますが、子どもたちがそれぞれの場所で、自分たちの進むべき道をみつけて自立していくことを、遠くで祈ること、それが親の役目なのかなと思います。 

新しい年、新しいスタートをきるひとりひとりの歩みを守りたまえと、祈り続けたいと思います。 
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

緑陰本棚
   
greenkakoをフォローしましょう
livedoor プロフィール
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ