みどりの緑陰日記

香港で始めた絵本の会から数えて27年、子ども達に絵本や児童書を手渡し続けてきました。保育士養成の場で仕事をしたこともありますが、今は図書館にかかわる仕事をしています。絵本や児童書のこと、文庫活動のことなどを綴っています♪

諏訪→白州→八ヶ岳お楽しみツアー

20160820諏訪花火あっという間に1か月経ってしまった、夏の思い出を記しておきます。


8月20日(土) 茅野・今井書店での「わたかぶ」セミナーのあと、遠方組は集まって夕食会・・・ですが、私たち一緒に行った二人と今井書店店長のしっぽさんと3人で上諏訪20160820諏訪温泉温泉へ。

そうなのです。今年初めて、茅野市内のビジネスホテルではなく、ちょっと贅沢に諏訪湖畔の温泉に宿「しんゆ」を取りました。

豪華なコース料理の夕飯のあとは、諏訪湖畔の花火を見ました。諏訪湖祭湖上花火大会とは別に上諏訪温泉では夏の間、毎日花火(サマーナイトファイヤー)があがるのです。 この日、東京を出発する時から大雨で、茅野も降ったり止んだりのぐずついた空模様だったのですが、花火の時間には雨も上がって、湖に映る花火と合わせてダブルで楽しむことができました



20160820諏訪温泉220160820諏訪温泉3夜は女子三人、川の字でおしゃべりも楽しかった♡まるで箸が転がっても可笑しい年頃の女子中高生みたいに、他愛のないことから、人生のディープな部分まで、わいわいとしゃべり倒しました。その上夜も朝も、温泉にも浸かって・・・夏の疲れを癒す至福の時間となりました。



翌8月21日((日)お天気は快晴♪
朝食のあと、まずは諏訪大社上社へ。4月の御柱祭木落しで運ばれていった御柱が建立されているのを確認してきました。諏訪大社・・・歴史上、とても古い神社だそうで 山そのものがご神体とのこと。境内は緑陰も濃く、神聖な雰囲気が漂っていました。

自然の息吹、生きとし生けるものを大切に思う心20160821諏訪大社3が、古代の人々に信仰の気持ちを醸成したんだなと感じました。20160821御柱4

その後、茅野市内に戻って、4月に木落しを見た坂を上から見学しました。




川の向こう側から見ていた時は、短い坂に見えていましたが、上から見ると結構長い上に急です。ここを御柱に乗って20160821木落し2降りていく(落ちていく)のですから、勇壮なはずです。

真っ青な空にアルプスの山々が眩しかったです。
20160821木落し


9時半に今井書店の前で集合。昨日、今井書店のセミナーに参加した遠方組+地元のみなさんと、やぶファン(薮内正幸美術館ファン)ツアーです。



まずは、10人乗りマイクロバスと今井書店の車に分乗して一路白州 台ケ原にある酒蔵、七賢へ。
20160821七賢
昨年も来ましたが、古い住宅部分が公開されていて(北原家住宅)、明治、大正時代の地方の名士のお宅の様子がよくわかりました。20160821七賢4

11時半に七賢のレストラン臺眠へ。こちらも去年も来たところ。


今年も・・・去年と同じ「甲州豚の塩麹漬け焼き定食」をいただきました。美味しかった♪
20160821臺眠3IMG_7257-ts
団体だったので、なかなかお料理が出て来なくて、ひやひやしました。キッチン、大忙しだったみたい!





食事の後、いよいよ今回の旅の一番の目的地、薮内正幸美術館へ。

「どうぶつのおやこ」展を見学して、館長の竜太さんのトークをみんなで聞きました。これもまた贅沢なひとときでした。ただ・・・温泉宿泊組の私たちは・・・昨夜の夜ふかしが効いて、竜太さんのお話が子守唄にも聞こえた時間でした

IMG_7290-ts見学終了後、美術館前で館長の竜太さんもご一緒に記念撮影

「やぶファン」つまりは薮内正幸美術館ファンクラブを立ち上げようと、しっぽさんと、動物写真家のさとうあきらさんと現在準備中。今回、このツアーに参加してくださったみなさんは、一様に「やぶファン」になります!と言ってくださいました。
薮内正幸さんの原画を見ると、これは人類の財産としてきちんと保存しなければって思ってくださる方、多いのですよね。
そのことを一人でも多くの人に伝えたいなって思います♪

20160821小さな絵本美術館220160821小さな絵本美術館薮内正幸美術館の見学が終わったのが3時前。帰りのあずさの時間まで十分な時間の余裕があったので、今度はそこから原村にある八ヶ岳小さな絵本美術館へ。

ちょうどスズキコージ展をやっていました。


やっぱり、ススキコージさんのパワフルな絵は、こうした自然の中で鑑賞するのが気持ちいい〜って思いました。見終わったあと、みんなで顔はめもやって、楽しかった〜♡

IMG_7304IMG_7299
 今回、マイクロバスの運転をしてくださったのは、動物写真家で絵本『みんなのかお』の作者でもあるさとうあきらさん。腰痛もあるなか、安全運転でみなさんを案内してくださいました。
さとうさん、ありがとうございました。

ツアーの集合写真もみんな、さとうさんが撮ってくださいました。ブログには解析度を落して、縮小して掲載しました。(一緒にいったメンバーにしか顔が判別できないよね^^) 

みんなのかお
戸田 杏子/さとうあきら
福音館書店
1994-11-10

 

茅野・絵本・児童文学研究講座2016へ

820日(土) 茅野市の今井書店主催の茅野/絵本・児童文学研究講座2016「私たちもかぶをうえまし20160820今井書店2た」に参加してきました。

 

2013年から参加してきた「蓼科絵本セミナー」は昨年第10回の区切りを迎え、今年から名称も改められてリ・スタート。

 

今年は、次女の幼稚園時代のママ友で、シンガポール転勤前の文庫スタッフで、帰国後彼女の活動「おはなしラッコ」でご一緒させていただいた月夜さん(HN)と参加しました。今井書店では、横浜から信州へ家族旅行中だったY子さんや、千葉在住で茅野のイベントでは常連の保育士ごま先生、糸魚川からAさん、仙台からはSさん、千葉からはKさん、そして当日朝急遽参加を決めたという代官山蔦屋書店のYさん、横浜在住の動物写真家のさとうあきらさんと、遠来の客と、やはり次女の幼稚園時代のママ友で今は世田谷区内の幼稚園の園長をしているGさんは蓼科の別荘滞在中ということで駆けつけてくださって・・・地元の方々(保育士さんが図書館司書の方々)と合わせてたくさんの参加者でした。

ここからは、講演を聞きながら書いたメモから・・・

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14:00〜 第一部は「かがく絵本のたのしみ」 講師は福音館書店月刊誌編集部長の山形昌也氏。

 

山形さんの幼少期の体験

2歳〜4歳の間、親の転勤でニューヨークへ。やっと日本語を話すようになったところへ、いきなり英語漬けの日々。なんとか英語でコミュニケーションができるようになった4歳で帰国し、いきなり幼稚園へ。同じ顔をしているのに言葉が通じない。カルチャーショックを和らげ、日本語を獲得するのに役立ったのが絵本だった。 

 

 

アメリカの幼稚園で読んでもらった絵本を日本語で読んでもらうという経験が言葉の獲得に役立った。

 

そんな子ども時代に読んでもらって今でも印象に残っている思い出の1冊が赤羽末吉画の『スーホの白い馬』。この絵本に大人になって再会し、絵本の力を感じた。



 

福音館書店では、「たくさんのふしぎ」の編集を16年。

 

科学絵本とはなにか?科学絵本って面白い。自分が生きている、その自分を取り巻く世界を知るためのきっかけ。

科学絵本というと、妙にハードルが高いと感じる大人も多い。お勉強のための、知識を得るための絵本だと勘違いしている。いや、子どものための科学絵本は楽しくなくては。生きているってことは、こんなに素晴らしいと感じられるような絵本であってほしい。

そんな中で一番すごいなと思ったのが五味太郎さんの『みんなうんち』。あの単純化された絵本で生物の条件って何なのかを語り尽くしている。つまりは自己増殖能力・代謝能力を持っていることが生物の条件。「みんな食べ物を食べるから、うんちをするんだね」という簡単なメッセージの中に、科学的な真実がきちんと詰まっている。



 

また、科学絵本ではなく物語絵本として出版されている『しずくのぼうけん』なども、かこさとしさんの『かわ』と同じく、水の循環を子どもたちが理解しやすく伝えている作品。



 


(かこさとしさんの名作『かわ』が9月に絵巻絵本になるというので、一足お先に紹介してくださいました。全長7mの絵巻になって、川の源流から海までたどれます。


物語絵本は、読んでもらった子どもが物語の中に入り込みむことによって心をはぐくむが、科学絵本は心の外側、自分の周りのモノの見方、感じ方をはぐくむ絵本だと位置づけられる。

 

そういう視点を持てると、この世界への感じ方が変わってくる。自分の住んでいる世界を知りたいという知的欲求、自分はなぜここに存在するのだろう、自分を取り巻く世界とは何だろう?大人は物事の道理を学習してしまって、身の回りのことを新鮮に感じることができない。いろいろなことが当たり前だと思っている。「何だろう?」「何故だろう?」と感じることが大切。人と人との出会いも60億分の1×60億分の1の確率で出会っている。それを当たり前と片付けずに知ろうとすることが科学する心。

心に沸き起こる感情を客観的に分析してみる、客観的な足場、つまりは宇宙・自然の法則を客観的な視座に据えることが科学する心。

 

その上科学絵本は、実際の生活の中で実体験できるというところが、肝要。

『かいちゅうでんとう』などは、すぐに体験できる。遊びの中で追体験することで、自分の生きる力として体得していく。

 

福音館書店「かがくのとも」を振り返ってみると、第1作目が『しっぽのはたらき』(川田健/文 薮内正幸/絵 1972)。


 

その絵を担当した薮内正幸さんの『どうぶつのおやこ』は出版されて50年になる ぬいぐるみの親子ではなく、生きている動物の親子の姿を子どもに伝えたいからこそ、薮内正幸氏の真実の絵が生きてくる。




 

福音館書店の「かがくのとも」は作者からの持ち込みは殆どなく、8割は編集者が「こんなテーマで作れば面白いだろう」とテーマを決めることから始まる。そこから作者を探し始める。専門分野の方に声をかけ、まずは第一稿を2か月から半年で書いてもらう。専門知識だけではなく、子どもたちへのメッセージがどのように込められているかが重要なので、かなりバッサリと書き直しをしてもらう。またそのイメージに合う画家を探し、作者の方々と取材に何度か出かける。絵を描くにしても、資料写真を見て描くのではなく、自分の目で見て感動することが大切で、その上で描いてもらう。動物や昆虫を編集部で飼うこともある。年に1回しかない産卵など、タイミングがずれた場合は次の年まで、取材が持ち越しになることもあり、月刊「かがくのとも」1冊を作るのに、最短でも3年ほど、長い物では7年かけているということ。

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20160820わたかぶ3それでもすべての絵本が、ハードカバーになるわけではないとのこと。いや、ほんとうに子どもに手渡すということを、真摯に考えての厳しさ…妥協しないところがすごい。山形さんが現役編集者として最後に手掛けた「かがくのとも」が『ねじ』を読んでくださいました。

この『ねじ』、ハードカバーにならないかなぁ
 

  

 

15:15〜 第二部は「子どもと絵本〜物語絵本の大切さ〜」 講師は元福音館書店専務取締役の田中秀治氏。

 

田中さんは、「かがくのとも」の編集を経て、年少版「こどものとも」や、「こどものとも0.1.2」の編集も長く手掛けてきた方。月刊絵本の意味、異議を熱く語ってくださいました。20160820わたかぶ4

以下は、メモから・・・

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物語絵本と科学絵本は、子どもの本の両輪。科学の積み重ねがあって、ファンタジーの世界も広がる。

そして月刊絵本の意義は、毎月親子で楽しめる絵本であるということ。幼稚園や保育園を通して購入することで、親が選ばない多彩な作品に出会える。しかも安価で…(子どもを連れて図書館へ行くという家庭は、全子育て家庭のうちの何割だろう…図書館の登録率が2,3割という中で…だからこそ、子どもの本にあまり興味のない家庭であっても、園から届けられるということにすごく意味がある)

そして子どもたちが「読んで!」と持ってくる。その時に読んであげてほしいと。時間は後戻りできない。その時に読んであげなければ…

絵本の大切さをまとめると…

1)親子で、あるいは身近な大人と絵本を楽しむことで、親は子どもに愛情を伝えている。絵本を慈しみをこめて話しかけることは、愛情表現。読んでくれている間は、自分に気持ちが向いている、それがわかるのが子どもにとっては大切。

2)子どもたちの成長を育てる。とくに感性や考える力を育てる力を絵本は持っている。生まれてから5,6年の間は、感性や考える力の基礎を作る。それは、ことばであり、ものを見る力であり、楽しみ感じる力。子ども時代にどんなことばを耳にするのか、口にするのか、目にするのか、体験するのか…基礎を作る時期だからそこ、そこで出会うものはとても大事である。その人の底辺を創りあげるものであるから。

耳から聴くことばが、幼児期は特に大切。ことばは気持ちを表現し、相手に伝える。外には出ない内なることばが、豊かであるかどうかが、人としての生き方をも豊かにしていく。6歳までに出会うことばの質が大切。 

考える力の元、知識の羅列ではなく、考える道筋を大切にする…絵本で培われるもののひとつ。

子どもに与えてほしくない絵本

1)子どもだましの絵本 子どもだからこれくらいでいいだろうといういい加減な作りの本(文章も絵も)感性の土台をつくる時期だからこそ、大切に選ぶべき。
石井桃子さんも「子どもだからこそ、一番良いものを与えなければないない」と言っている。その時期には後戻りが出来ない。人生のいちばん最初に出会う絵本だからこそ、最高のものでなければならない。


2)絵と文章のバランスが取れていない絵本 たとえば『どうぶつのおかあさん』が、まるでぬいぐるみのような可愛いデフォルメされた絵であったらどうだろうか。生命の躍動を感じることが出来ない。薮内正幸さんの絵はまさに動物生態学の入り口となる真実の絵である。
その作品が、ファンタジーなのか、リアリティのある物語なのか、そこをきわめて、それに合う画家さんが絵を描く。そのバランスがとても大切。

20160820わたかぶ4たとえば『おおきなかぶ』(A・トルストイ/作 内田莉莎子/訳 佐藤忠良/画)は、彫刻家である佐藤忠良さんの絵だからこそ、おおきなかぶを抜くというリアリティが生きる。これを『ぐりとぐら』(中川李枝子/作 山脇百合子/絵)のような絵で表現したらどうだろう?
逆に『ぐりとぐら』が佐藤忠良さんの絵だったら、あの昔話の世界が伝わっただろうか。
そのように絵本の絵と文章のバランスは、ほんとうに大切。

絵本画家の堀内誠一は、ひとりでそれを描き分けられる天才的な画家であった。




こすずめのぼうけん (こどものとも傑作集)
ルース・エインズワース
福音館書店
1977-04-01


同じ画家なのに、絵本のテーマによって、絵の描き方もタッチも画材も変えて、描き分けている。物語を知って、ふさわしい絵を描く、絵本はそのバランスが大切。


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実は、この2つ前の投稿で(馬鹿も休み休みに言えよ)絵本の良し悪しをそこまではっきり物申してよいのかという疑問をぶつけられて、気持ちが折れそうになっていたのですが、いや、子どもだからやっぱり手渡す絵本は最高の品質のものでなければだめなんだ、子どもを馬鹿にしたり、上から目線でビンタするような(そう豪語していた絵本作家がいた)絵本は、手渡すべきではないし、それが大ヒットして、ましてや図書館にたくさん置かれて、不用意に親がそれを子どもに読むということは、やはりおかしいことなんだと確信を持ちました。


子ども時代は一度しかない。その時間は巻き戻せない。後戻りは出来ない。そしてこの時に獲得することばや感性、それを元に育つ考える力は、人生の土台を作るものだからこそ、妥協はしてはいけないということ。この「わたかぶ」講座で再確認しました。

自分の原点を見つめなおし、足場を固める…そんな講座でした。

この講座を企画してくださった今井書店のしっぽ店長。そして山形さん、田中さん、ほんとうにありがとうございました!


8月の思い出(その1)追記あり♪

いつの間にか8月もあとわずか・・・台風10号の接近で降る雨の音を聴きながらブログを書いています。(と、ここは8/29に書いて・・・撃沈。ブログ記事は30日に完成させました・・・そして31日に追記)

1つ前のブログを投稿した時は、わずか2日間で2000のアクセスがあり、びっくりしました。良くも悪くも例の作品は注目されているのですね。続編がどれくらい売り上げを伸ばしているのかはまったく知らないのですが・・・

今年もほんとうに暑い夏でした。そしてまだまだ残暑残りそうです。それでも去りゆく8月を振り返って、とくに絵本関連のことなどをまとめておこうとおもいます♪


8月1日(月) I区N図書館での館内研修を担当。「図書館を使った調べ学習支援」がテーマ。夏休みに入って大勢の子どもたちが宿題をしにやってきます。学校のお便りに「N図書館に行けば、なんでも相談できます」なんて書かれているのは嬉しいことですが、一番最初に子どもたちの対応にあたるのは、パートのスタッフさんたち。スタッフみんなが「調べ学習」の意義を知って、どのようにインタビューすればよいか、 知っておけば、専門知識のある児童担当が不在の時でも心強い・・・ということで研修をしてきました。
スコールが襲う変な天気の中でしたが・・・曇りがちで涼しくてよかった・・・

8月3日(水) 18:30〜銀座教文館ナルニア国での拡大版ブックトークの会に参加しました。2016年上半期に出た子どもの本のレビューでした。仕事で毎月新刊本のチェックはしているのですが(→こちら) 、見落としていた本もありました。見落としていた本を読まなきゃ!20160803アフリカンナイト

ナルニア国のブックトークの会では、ファンタジー研究会や絵本研究会でご一緒しているお仲間や、地元のママ友とも会えた〜♪

私はそのまま神谷町に移動。カフェバー・ブルーバオバブにて開催のおとな絵本プロジェクトの「アフリカンナイ20160803アフリカンナイト8ト」へ。 読み手にはならず、ひたすら絵本を読んでもらうのを聞くって、なんだか心地がいい。アフリカにボランティアで行っていたという方がアフリカ20160803アフリカンナイト2のダンスを披露してくださったり・・・アフリカの豊かな文化の一面を絵本を通して改めて知ることが出来ました。アフリカ子どもの本プロジェクトのことも宣伝してきました♪

神谷町あたりは、シンガポールから帰国した後、1年半芝公園にある社宅に住んでいた頃は庭だった場所。東京タワーの真下の芝少年サッカー場で毎週末サッカーの練習をしていた次男について自転車で通っていたエリア。久しぶりに間近で東京タワーを見上げました。
あの頃は、ほんとうに便利な所に住んでいたんだな〜としみじみ!

8月5日(金)大事なことを記すのを忘れてた〜(8/31夜に追記)
この日はT市にある図書館2館を訪問。S図書館ではイベントの打合せ、その後T図書館まで足を運びました。古い公営住宅の中にある図書館ですが、書架のあちこち、コーナーなどのちょこっとのスペースに色々なテーマ展示が!とくに夏休みの自由研究用に工作の本と共に実際に作った作品が飾ってあったりと、子どもたちの興味を引く工夫がされていました。
20160805竹子2
仕事のあとは、神楽坂の外見は高級料亭、中は大衆酒場とギャップのある「竹子」へ・・・くまこさんと待ち合わせして二人で飲みました。5月のくまこさん主宰のほろ酔い絵本会以来の再会♪積もる話を飲みながら・・・20160805竹子

お互いに昨年の5月以降、怒涛の日々でしたからね・・・くまこさんと一緒のお酒は、癒されます〜

その後、えほんうるふさんおすすめの飯田橋に出来た新しいバーLEOに行こうと、うるふさんに連絡を取ると・・・なんと「店にいるよ〜」とのこと。

ここは、なかなかのイケメンマスターがひとりで切り盛りしているバーなんだそう。

さて期待通りのイケメンマスターに、2階で待ってらっしゃいますよ〜と言われて、狭くて急な階段を昇っていくと、かおるんさんとなつめさんという大人絵本会常連のお二人が〜
20160805レオ
お二人に会うのも久しぶり。5月の西荻OKATTEであった、かおるんさんのスープのイベント以来でした。ここでは、まさに女子会モードで盛り上がりました

→ LEOの看板!


8月6日、7日の日中は、バテていました。家の片づけをするつもりでいて、体が利かないような疲れが溜まっていました。出かける用事を諦めて、ひたすら通信教育で受けている「絵本・児童文化研究センター」のレポートを作成していました。

7日夜・・・折れそうな気持ちを鼓舞して、代官山蔦屋書店でのトークショーへ。『”ひとり出版社 ”という働き方』(河出書房新社 2015)の著者西山雅子さんと、ここのところ注目の絵本を出版し続ける広島のひとり絵本出版社きじとら出版の小島明子さんの対談でした。


きじとら出版の小島さんのおはなしは、肩に力は入ってなくて、それが魅力的でした。

広島県熊野町出身の小島さんは中学・高校時代、英語が得意で、それを活かし、また広島を離れようとしてICU20160807代官山蔦屋書店2へ進学。ところが帰国子女が多いICUで自分は英語が出来ない(ICUに合格するという時点で凄いと思うけど!ネイティブスピーカーと比較するとということかしら)、そこで広島へ帰ることに・・・でも”都落ち”と思われたくない・・・ということで広島大学大学院へ進学・・・教育学部で修士号取得。それもまた普通では出来ないことなのに・・・研究者には向いてないということで県庁職員として就職。(これもなかなか出来ることではない)ところが、仕事がとてもきつくなり、退職して結婚、子育てに逃げ込む・・・が、子育て中は社会から切り離された感じが強くて、自分探しのために翻訳に挑戦し始める・・・そして3度の挑戦の『きょうはおおかみ』で板橋区立いたばしボローニャ子ども絵本会主催のいたばし国際絵本翻訳大賞を受賞します。ところが出版不況の余波で、大賞をとっても出版される気配がない・・・ならば自分で出版社を作ろうと、県庁の退職金をつぎ込み「きじとら出版」を設立・・・
きょうは、おおかみ
キョウ・マクレア
きじとら出版
2015-03-13


世界のまんなかの島 ~わたしのオラーニ~
クレア・A・ニヴォラ
きじとら出版
2015-03-13


ご本人は、消極的消去法でこうなったとおっしゃいますが、いやいやそのしなやかで、自ら人生の流れを創り出す生き方は、ある意味理想的なのではと思いました。 

8月11日(木)山の日 長女が帰省。家族で家飲み。子どもたちと一緒に食事を作って、わいわいとお喋りに花を咲かせるものの・・・ビールと広島に住む弟のお土産の獺祭と、神戸・北野のローテローゼで購入したサマーワインと、ミックスで飲んだら・・・不覚にも二日酔いに。翌12日は一日中ぐったり。

8月13日(土)なんとか体調も回復して、午前中はS区N図書館へ。おひざのうえのおはなし会(赤ちゃんおはなし会)のあとのちょこっと子育て講座のお手伝いへ・・・

13日の午後から14日(日)、15日(月)にかけて、長女の指揮で大掃除・・・10月から文庫活動を開始できるように、あちこち片付け、子どもの本を集約させました。(とりあえず、書架に入れただけで、整理はまだ手付かず・・・)断捨離をして、不用品をあちこちに売りに行ったり、寄付をしたり。最終的には時間切れでしたが、一歩前進です。

8月18日(木) 児童サービス基本編の研修「児童の資料と蔵書構成」「児童の発達と読書」2ユニットを担当する

8月19日(金)代々木にある青少年オリンピックセンターで開催された日本子どもの本研究会全国大会に参加。朝10時からのはじまりの会は、のまりんこと野間成之先生の紙芝居講座へ。ランチタイムはのまりん先生とご一緒しました。人気者ののまりん先生を独占してしまって、のまりんファンに羨ましがられました♪
20160819子どもの本研究会
午後はさくまゆみこ先生の基調講演「子どもの本を窓にして世界を知る」へ。子どもの本を通して世界を知ることのできる本の紹介と、そしてそれを手渡していくことの重要性を力強く語ってくださいました。
子どもたちは自分では海外へ飛んでいくことはできない。伝える人がいなければ、遠い国でどんなことが起きているかを知ることはできない。広い世界を知ることは、自分の見えている世界だけがすべてではない・・・という生き方の多様性に繋がっていく。だからこそ、手渡す役割を担うおとなは、広い眼をもって、本を選び手渡していくことが大切なんだな・・・と改めて思いました。

8月19日(土)〜20日(日)は4年連続の参加になる茅野・今井書店主宰蓼科絵本セミナーへ。翌日は、白州・薮内正幸美術館ツアーへ。その合間に4月に見学した御柱祭木落しで運ばれた御柱を見に諏訪大社へ。
ここはたっぷり書き記しておきたいので、改めて記事にします♪
とにかく充実の二日間でした


8月23日(火) 19:00〜おとな絵本プロジェクト怪談ナイトへ。4月の御柱祭ツアーに一緒に行った仲間が久々20160823怪談ナイトにこの会で大集合!怪談絵本ばかりを集めた夜のおはなし会でしたが、おとなが聞く分にはちっとも怖くなく、子どもにはどうかなぁ?と思っていた岩崎書店の怪談シリーズがやはり面白いと感じました。



8月25日(木) 7:00〜朝活絵本@水天宮・芸術家の村を担当!「行きて帰りし物語」の3回目は、異世界へ行っ20160825朝活絵本て帰って来る物語を取り上げました。紹介したのは、『かいじゅうたちのいるところ』(モーリス・センダック/作 神宮輝夫/訳 冨山房)と『めっきらもっきらどおんどん』(長谷川摂子/作 降矢なな/絵 福音館書店)20160825朝活絵本2
新しい参加者の方が3人も来て下さって嬉しかった♪朝活も6回目・・・ということは半年経ったのね〜



そして25日夜は、池袋・鈴ん小屋にてチームほうれい線のライブへ。こはみんこと小浜14034999_1087653854650217_584565993616673778_n田知子さんと、リリー武志こと世古武志さんの、抜群の歌唱力と観客を喜ばせる演出、まさに一流のエンターテイメントに感激しました。14088630_1087653804650222_2541904255800953614_n










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8月27日(土)14:00〜 ブックハウス神保町×千代田図書館 座談会「絵本のこれまで・これから」に参加。
『つちはんみょう』の作者、舘野鴻さんと元福音館編集者の澤田精一さん、ブックハウス神保町の茅野さん、偕成社の若手編集者丸本さん、そして千代田図書館の吉崎プロデューサーと学校支援担当の大垣さんの座談会は、最初はどこに行っちゃうのか・・・って思ったけれど、絵本の本質的なところに迫る話で、とても面白かったです。





8月28日(日) 13:30〜 I市でのとよたかずひこさんのイベントのお手伝いへ!市のボランティア団体の方々20160828とよたかずひこさんが主催のイベントでしたが、多くの親子連れやボランティアの方々が参加し、大盛況でした。
私は絵本販売のお手伝いをしたのですが、地元の書店さんが持ってきた絵本は完売!参加者のひとりひとりに丁寧な絵入りのサインをしてくださって、全てが終わったら夜の19時半になっていました。途中、ボランティア団体さんととよた先生との懇談会を挟んでいますが、それでも公演終了後、合計3時間はずっとサインをしていらした計算に。20160828とよたかずひこさん2
ひとりひとりのお子さんの名前を呼んで、1冊1冊手を抜かずに絵を描いて色をつけて・・・そのお姿に誠実な先生のお人柄が滲んでいました。

地元駅に帰ってきたら20時半。そこからあと2週間でアメリカに戻ってしまう次男と食事に出かけました。これからの大学進学のこと・・・(次女と同じ大学に合格していましたが、そこを蹴って違う大学を目指すことに・・・)将来のことなど、6月半ばに一時帰国して以来、ゆっくりと話すことができました。
父親を昨年天国に見送って以来、精神的にタフな日々を送り、立ち直れずにいたようでしたが、日本でのんびり過ごす中で元気を取り戻したようでした。


8月30日(火) 19:30〜 『もりモリさまの森』(理論社)刊行記念田島征三さんトーク&サイン会「森の生き物た20160830田島征三さんちに代わって話しましょう」に参加してきました。
もりモリさまの森
田島 征三
理論社
2016-07


田島征三さんが20年以上前から取り組んでこられた日の出町ごみ処分場反対運動を題材に、画家の田島さんが初めて取り組んだ童話です。反対運動を前面に出した原稿を、理論社の担当編集の方が子ども向けの作品とするために、何度も何度も書き直しを依頼し、お話を整理していったのだそうです。そんな裏話を伺うことが出来て、面白かったです

暑い暑い8月でしたが、充実した日々でした・・・ 今年度から始めた絵本・児童文学研究センターの通信教育の課題が積み残しで、やらなきゃいけないこと満載ですが、なんとか暑い夏を乗り切ったかな。あとは10月の文庫開催に向け、着々と準備を続けたいと思います。
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