みどりの緑陰日記

香港で始めたプレイルームどんぐりから数えて30年、子ども達に絵本や児童書を手渡し続けてきました。絵本や児童書のこと、文庫活動のことなどを綴っています♪

2010年07月

ちひろ美術館へ

7月18日(日) 午後

前職の専門学校講師時代の教え子たちと、荻窪のカジュアルイタリアンレストラン ラ・ヴォーリア・マッタでランチをした後、ちひろ美術館に出かけました。

この4月に保育士として就職した教え子たち、現場に出てみると、想像していたのとは違って、いろいろ難しい壁にもぶつかっているようです。

1学期が終わって、といっても幼稚園とは違って保育園は夏休みがないのですが、気分的にも切り替えの時期。先生と会って話しをいっぱいしたいと言っていました。

ランチに美味しいピッツァやパスタをいただいて元気になったところで、ちひろ美術館に向かいました。

ちひろ美術館ではちょうど「ちひろ・51歳の挑戦」という企画展をやっていました。ちひろさんは51歳の時に、それまで使っていた画材から新しくパステルを使うことにより画風が変化したというのです。

今年51歳になる人にはちょっとしたプレゼントもあって(1959年生まれ)、私も今年末になんと51歳…免許証を提示して絵ハガキをいただいてきました^^;

素材で遊ぶ」では、ちひろ美術館がコレクションしている世界各国の絵本作家の作品が並び、立体的な作品やコラージュの作品など、絵を描く手法の違い、えっ?と思うような予想外の素材を使っての作品などがたくさん並び、絵本製作の可能性の広がりを感じさせてくれるものでした。


ゆっくり時間をかけて、2つのテーマ展示を見終えて、テラスでティータイム。DSCN2564
夏の勢いのある緑が目に優しいテラスで、それぞれがこの4カ月弱の保育者としての日々を振り返り、いっぱい思いを吐き出していきました。

話すことで、自分の今を認識し、今後どうすればいいのか客観的に今の自分の立ち位置を俯瞰して見ることで、少し気が楽になったようでした。

子ども達の笑顔に癒される職場ですが、ちょっと引いてみると女性ばかりの職場でそれはそれでいろいろあるようです。
そういう軋轢はあって当たり前なのかもしれないですね。それをどう受け止め、どう乗り越えて行くのか、まっただ中にいると見えないことも、一旦他者に話すことで俯瞰してみることができて、新しい気づきができる…ちひろ美術館で優しい絵たちに囲まれた後だったので、余計に心を開いて話すことができたのだと思います。

DSCN25655時の閉館時間まで、たっぷり時間を使ってそれぞれがそれぞれの思いを吐露することができました。

実際に保育士になるまでの専門学校での勉強も大事ですが、その後の現場に出てからのフォローアップもかなり重要なのではと思うのです。

今の専門学校では2年間で幼稚園教諭免許と保育士資格の両方を取得するために、スケジュールに追われ、教員もメンタル面に関わることもなく、実習だ、試験だと追い立ててしまっているので、問題有り何だと思うのです。
両方の資格を取るのであれば、多くの専門学校がしているように3年間のカリキュラムが適当なのではないかと、ほんの少ししか勤務はしてないのですが、そう思います。

こうやって自主ゼミと称して、定期的に集まって、保育現場のことを真剣に話題に出来ている子たちはいいのだけど、他の子達はどうしているかしらと思いました。保育士自身が心身ともに満たされていないと、子ども達によい保育が出来ないと思うのですよね…

最後にみんなでちひろ美術館の前で記念撮影。ここには載せられないけど^^;みんないい顔をしていました♪

たくさんいい絵を見て、いっぱいおしゃべりをして、すっきりしたいい笑顔になっていましたよかった…またしばらく頑張れそうですね。

ポプラの会の暑気払い@井荻「よこ田」

7月17日(土) 午後7時〜

ポプラの会恒例の夏の行事。井荻「よこ田」での暑気払い。

もう何年になるのでしょう?シンガポールから戻ってきた年に、芝公園の社宅からも参加しているので、6年続く伝統行事^^です。
3月の年度の締めの会と7月の納涼会の2回、「よこ田」で飲んでいます。

とにかくポプラの会のスタッフ一同、お酒好きの酒豪女子の集まり

飲む量も半端じゃありません^^;

今回もよく飲みました〜
DSCN2554最初は「五凛」まるで水のように、さらさらした飲み口で、飲みやすく美味しい冷酒。

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その次が「へのへのもへじ」
同じ山田錦を使っているのに、香りといい味わいといい全く異なっているのです。

こちらは香りが高く、舌の上でしっかり味わい尽くして飲むという感じ。

DSCN2560締めは熱燗でいただきました。

五臓六腑に沁み渡る美味しさでした♪

DSCN2558


生の岩牡蠣のなんともいえぬ美味しさを
お酒がさらに惹き立ててくれていました。

絵本の活動を開始して20年、ポプラ文庫を引き継いで15年、今のスタッフとは長い人で15年くらい、短い人でも8年くらいのご縁です。

一緒に子どもたちに本を手渡す活動をしながら、ずっとずっとこうやって飲んで、素でいられる仲間ってかけがえのない存在だな〜と改めて思いました!

そうそう「よこ田」の女将さんもtwitter始めているということで、即相互フォローしました♪このblogも読んでもらえるかな^^

わらべうた講習会@東京子ども図書館

7月15日(木)1時半〜4時

東京子ども図書館の連続わらべうた講座の最終回に参加してきました。

図書館司書さん向けの研修現場でも「わらべうたを教えて!」という要望が増えていて、自分が持っているレパートリーだけでは物足りず、上司が必要性を認めてくれて、業務として参加させてもらいました。

6回連続の講座ですが、参加希望者が多く、6回の内3回分参加することになりましたが、2回目の6月3日の講座は次男が学校で怪我をするトラブルで欠席。今回が2回目の参加でした。

1回目の様子(4月8日)はこちら

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クーラーが効かないほど、ずっと身体を動かして遊びました。
平均年齢かなり高い参加者(たぶん45歳とか50歳というのが平均値)
が、まるで子どもになったかのように、歌って踊って動いて!

わらべうたにはそういう魅力があるんだな〜と思います。

今回遊んだわらべうたのラインナップは…

せんぞうや まんぞう   うけとったや うけとった
なかなかほい       ぜんぜがのんの
かくかく かくれんぼ   うっつけ うっつけ
いもいもにんじん     にのぜん かのぜん
こんこんちきちき     はやしのなかから
なかのなかのごんぼちは   じょうりきじょうりき
たまげた こまげた    うちのせんだんのき
しろいねずみ       そうめんやそうめん
いちめど にめど     そうめん にゅうめん
かれっこやいて      ぎっちょ ぎっちょ
こめついたらはなそ    しょうがつみっかのもちつきは

DSCN2543今日は最終回ということもあり、途中のブレイクでは職員の浅見和子さん手作りのクッキーと冷たいお茶をいただきながらの質問コーナーがあり、講師の森嶋瑛子さんにいろいろとわらべうたをする時の注意点や、そのほかいろいろなおはなしをゆっくり伺うことができました。

「ことばは力」わらべうたは母語の持っているリズムや響きをこどもに伝えてくれる。
とても大事してほしいということ。

また遊びの中で何度も繰り返し言われたのですが、身体を触れ合って遊ぶ時に遠慮しないこと。相手をたたいたり、くすぐったりする動きがわらべうたにはたくさんあるのですが、それをしっかりやったほうがいいということでした。

今の子ども達は「やあ!」と言って肩をポン!と叩くことさえも暴力だと訴える子がいる。小さい時にいっぱい遊びの中で叩いたり、じゃれあったりすることで加減を覚えるのに、今はそれをさせていない。
幼児教室でも幼稚園でも、幼い子がちょっとでも相手にちょっかいをかけようものなら、「やめなさい!」と止めに入るお母さんが多いとのこと。

小さい時にお互いにちょっかいを出しあい、叩いたり、押したりすることも大事。そこでちょうどいい力加減を覚えていく。それがないまま育った子が、加減がわからず、キレた時にそれが致命傷になってしまうことなども話題に上りました。

DSCN2544私が子ども時代は、異年齢の子ども達が入り混じって遊び、「はないちもんめ」や「かごめかごめ」「あぶくたった」など、遊びの中心はわらべうたでした。
そんな中には年端のいかない小さい子はミソっ子とかチャマコなどと呼ばれて、みんなが少しハンディを自然とつけて遊んだり、喧嘩になっても囃し言葉で悪口を言い合って、根にはもたずにケロっとしていたこと
など…遊びの中でいろいろなぶつかりあいも上手に昇華していたなぁと思うのです。

今は意図的にわらべうた講座を開催しないと、子ども達はわらべうたで遊ぶこともしないけれど、わらべうたが持っているそういう効用は後世に伝えていきたいこと。

図書館や文庫でもたくさんわらべうたを採り入れていきたいなと改めて思いました♪

ポプラ文庫☆7月

7月15日(木) 午後2時〜4時半

GMポプラ文庫がありました!

私は仕事の一環として参加している東京子ども図書館わらべうた講座と重なってしまい、今回はお休みしてしまいました。

スタッフのみなさんが準備を重ね、当日もたくさんの本の貸出が出来たとのこと。天気にも恵まれて、本の搬入も順調でよかったですね。
(力仕事、お手伝いできなくてごめんなさい)

杉並区からの文庫助成22年度新規購入本前期分も入荷し、この度装備も間に合い貸出できたとのこと。夏休み、いっぱい絵本を読んでもらってくださいね(^_^)ニコニコ

おはなし会で読んだ本を紹介します。

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前半(小さい子のためのおはなし会)   参加者 4人

『くまさん おでかけ』
くまさん おでかけ (幼児絵本シリーズ)くまさん おでかけ (幼児絵本シリーズ)
著者:なかがわりえこ
販売元:福音館書店
発売日:2010-03-03





『じゃぐちをあけると』
じゃぐちをあけると (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)じゃぐちをあけると (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)
著者:しんぐう すすむ
販売元:福音館書店
発売日:2009-06-01




わらべうた   あんたがたどこさ  ももやももや  おふねはぎっちらこ

『でてこい でてこい』
でてこいでてこい (0.1.2.えほん)でてこいでてこい (0.1.2.えほん)
著者:はやし あきこ
販売元:福音館書店
発売日:1998-04-15






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後半(大きい子のためのおはなし会)  参加子ども18人 大人10人

『くまさん おでかけ』
くまさん おでかけ (幼児絵本シリーズ)くまさん おでかけ (幼児絵本シリーズ)
著者:なかがわりえこ
販売元:福音館書店
発売日:2010-03-03





『せかいをみにいったアヒル』
せかいをみにいったアヒルせかいをみにいったアヒル
著者:マーガレット・ワイズ ブラウン
販売元:徳間書店
発売日:2009-02






手遊び

語り 『こしおれすずめ』

『てじな』

てじな (幼児絵本シリーズ)てじな (幼児絵本シリーズ)
著者:土屋 富士夫
販売元:福音館書店
発売日:2007-05-10




絵本が結ぶ人の輪☆環

7月14日(水)午後1時半〜

マイティブックの社長をしているMさんのお誘いで、トルコの絵本についてのミニレクチャーに参加してきました。

Mさんとは、5月に上野の森親子フェスタのJBBYブースでお手伝いをした時に、JBBYの機関紙の編集や、3月に創刊された日本版BookBirdの編集をしている方だよ、と事務局長に紹介されて出会いました。

その時に彼女といろいろお話をしていると、シンガポール駐在経験があることや、同じ大学の出身であることがわかり、その奇偶を喜びあったのです。
その後JBBYの総会で再会し、帰り道に一緒に軽く一杯なんてこともありました。5月9日付の日記に書いているようにMさんのほうが7歳も年下なのに、タメか年下だと思われてたというエピソードも。実はtwitter友だちでもあるのです。

そのMさんにお誘いを受けてトルコ絵本に出会うなんて!
レクチャーされるのは、JBBYのブースで出会ったトルコ絵本の研究者のKさん。

そこには、タイの日本人会バンコクこども図書館で活動されていたチョムプーさんもいらしていました♪

当日のレクチャーには、午前中の図書館での打ち合わせの仕事が延びてしまい、遅れて参加したので、詳しい内容は、チョムプーさんのBlogココナッツカフェをご覧になってくださいね〜

そこには私が時間が間に合わなくて行けなかったトルコ料理のランチの話題も〜(´∀`)

Image1015レクチャーの様子は、日本版BookBirdスタッフblogハミングバードからも見ることができます。

Kさんが紹介してくださった絵本のうち、一番に残ったのが←『5人の子ども 5つのイスタンブル』
物語の入り口は、古い長持の中にみつけた古い帽子。その帽子の持ち主だったオスマントルコの時代の子どもの話にうつり、その子は古い鏡を見つけてその持ち主だったビザンチン時代の子どもの話に…その次はローマ時代、その次は有史以前と同じ場所に住んでいたそれぞれの時代の子どもの様子が描かれ、興味を惹きました。
日本と違って、トルコは時代によって支配者が変わっていきます。イスラム勢力だったり、ビザンチン帝国だったり、ローマ帝国だったり…その時代時代によって、もちろん服装も建物の様子も変化している、そのような壮大な歴史をイスタンブルが持っていることを、子ども達にわかりやすく描いているところが面白いなと思いました。

他にも数冊Image1013、紹介していただきましたが、何分遅れていったために、途中から聞いているので、詳しいことはチョムプーさんのBlogを参考にしてくださいね。


こうやって見ると、子どもの本は私達が知らない国の子ども達の様子を生き生きと伝えてくれるばかりでなく、子どもの本に関わる人たちをつないでくれるものなんだな〜と思います。

Image1014

ポプラ文庫がシンガポールに分室を作った時にポプラ文庫のホームページを立ち上げ、そのキャッチフレーズに「絵本で広がる世界」とつけたのですが、まさにそれを体感する日々。

ポプラ文庫のHPを通して、チョムプーさんと出会ったように、同じ活動をしている多くの友人達に出会いました。

Image1012シンガポール時代に一時帰国した時に実際に大阪で会ったおひさま文庫のおひさまさんや、市川でおはなし会をしているyuzuさん、八尾市で「おはなしバスケット」をしているもりりんさん。もりりんさんの紹介でこの春には若いちえぞうさんにも会えたし♪(ちえぞうさんはチョムプーさんの大学の後輩だった!)

帰国後、実際に会ったのは、焼津で学校司書をしているyoshikoさんや、こひつじ文庫のマーガレットさん。
そして今はtwitter上の大人絵本会で「オトナノトモ」のehonwolfさんをはじめ、たくさんの絵本好きのお友だちの輪が出来ました。


絵本が結んでくれる人の輪
意外と狭いのか、あるいは本当に環になっていて、繋がっているのか、クレヨンハウスでご一緒しているcumakoさんはマーガレットさんと「この本だいすきの会」でのお仲間だということもわかり(^_^)ニコニコ

いろいろなところで素敵な仲間達に出会えるという魅力が絵本のもうひとつの魅力なのかもしれませんね!
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