みどりの緑陰日記

香港で始めたプレイルームどんぐりから数えて30年、子ども達に絵本や児童書を手渡し続けてきました。絵本や児童書のこと、文庫活動のことなどを綴っています♪

2011年10月

生命の記憶 田島征三さん

10月15日(土) 16:00〜 @クレヨンハウス

クレヨンハウスの「子どもの本の学校」には、たしか93年くらいから参加(第3期から)しています。99〜03年までの5年間シンガポール滞在中は除いて、13年近く通っている計算になります。田島征三さんのお話は、その間何度か伺っています。一度目ははたしか東京都の奥多摩・日の出町にお住まいでゴミ処分場反対運動をしながら『ゴミをぽいぽい/やまからにげてきた』を出版されたころでした。
やまからにげてきた;ゴミをぽいぽい (絵本・こどものひろば)やまからにげてきた;ゴミをぽいぽい (絵本・こどものひろば)
著者:田島 征三
販売元:童心社
(1993-02)



田島さんのオフィシャルHPのプロフィールを見ると、その後98年には癌を患い、日の出町から伊豆へお引越しとあります。しかも「ゴミ処分場からの化学物質飛散により・・・」とある。身を持って環境汚染と闘い、身を持って世に問いかけられたその思いが伝わってきます。

そして今、新潟・十日町の廃校になった小学校を舞台に「絵本と木の実の美術館」で精力的な活動をされている田島さん。

今回は、そこでの創作活動を中心に、木の実や流木を使った作品の集大成『生命の記憶』のことなどをおはなししてくださいました。
生命の記憶―田島征三作品集1990‐2010生命の記憶―田島征三作品集1990‐2010
著者:田島 征三
販売元:現代企画室
(2011-02)





田島さんが、流木や木の実を使ったアートを精力的に始めたのは、谷川晃一さん・宮迫千鶴さん夫妻に伊豆への移住を勧められてから・・・伊豆の海岸沿いや森の中を日々の散歩で歩いてそういう素材に出会ったからだそう・・・
「自然の創造物に宿る生命の記憶が深く心に届いてほしい」

そう語る田島さんの作品には、たしかに生命への想い、連綿と受け継がれてきた森や木々の生命への畏敬の念が伝わってきます。

新潟での「絵本と木の実の美術館」での活動に加えて、瀬戸内にある国立ハンセン病療養所「大島青松園」での大高静流さんとのセッションでのライブペインティング様子などをスライドで見せてくださいながら、ご自身のアートについて熱く語られたあっという間の1時間半でした。

お金がほしい!@教文館ブックトークの会

10月15日(土)14:00〜

教文館ナルニア国でブックトークの会がありました♪
日記が前後しましたが、ブログに記録を残します。

今回は、関東学院小学校司書の徐奈美さんが小学校高学年向きのブックトークとして「お金がほしい!」というテーマでたくさんの興味深い本を紹介してくださいました。

シナリオは徐さんが昨年出版された『今日からはじめるブックトーク―小学校での学年別実践集』に掲載されています。
このブックトークのねらいは、「お金がほしいと思うことは、子どもにだってあります。お小遣いに頼る年齢ですが、少し視点を広げて考える機会にしたいです。」とありました。大人の私も改めて読んでみたいな〜と思いました。
今日からはじめるブックトーク -小学校での学年別実践集- (シリーズ学校図書館)今日からはじめるブックトーク -小学校での学年別実践集- (シリーズ学校図書館)
著者:徐 奈美
販売元:少年写真新聞社
(2010-06-25)






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『絵くんとことばくん』
絵くんとことばくん (たくさんのふしぎ傑作集)絵くんとことばくん (たくさんのふしぎ傑作集)
著者:天野 祐吉
販売元:福音館書店
(2006-01-20)





『ピトゥスの動物園』
ピトゥスの動物園ピトゥスの動物園
著者:サバスティア スリバス
販売元:あすなろ書房
(2006-12)





『お金もうけは悪いこと?』
お金もうけは悪いこと?お金もうけは悪いこと?
著者:A. クレメンツ
販売元:講談社
(2007-08-11)





『「ビミョーな未来」をどう生きるか』
「ビミョーな未来」をどう生きるか (ちくまプリマー新書)「ビミョーな未来」をどう生きるか (ちくまプリマー新書)
著者:藤原 和博
販売元:筑摩書房
(2006-01)





『世界を動かした塩の物語』
世界を動かした塩の物語世界を動かした塩の物語
著者:マーク カーランスキー
販売元:BL出版
(2008-10)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

『その手に一本の苗木を』
その手に1本の苗木を―マータイさんのものがたり (児童図書館・絵本の部屋)その手に1本の苗木を―マータイさんのものがたり (児童図書館・絵本の部屋)
著者:クレア・A. ニヴォラ
販売元:評論社
(2009-11)




『フェリックスとお金の秘密』
フェリックスとお金の秘密フェリックスとお金の秘密
著者:ニコラウス ピーパー
販売元:徳間書店
(2008-07)


紹介していただいた本の中で特に気になったのは、『世界を動かした塩の物語』と『フェリックスとお金の秘密』。
前者は、塩=SALE(ローマの言葉)をもとにしてお給料=SALARYという言葉が派生したということ、つまり昔ローマの兵士は塩でお給料を支払われていたほど、塩は貴重で価値があるということ、それを歴史的にひも解いてくれている本でした。
後者は、お金がないことで夏の旅行が取りやめになってしまったフェリックスが、お金を稼ぐことを体験します。最初はアルバイトから始めて、鶏を飼って卵を売ったり、さらには株取引も始めます。お金の仕組みを学びながらも楽しめる一冊です。

意外にも大人は子どもにお金儲けの話はしていないなぁと思います。(私が無頓着だからかな)しかし一方で子ども達が自立していく中で、自分で自分の食いぶちを稼ぐ、あるいは自分で必要なものは親に頼らずになんとかするというのは、とても大事なことなんですよね。
小さい時からそういう意識を持っておいてもらうことは、とても大事なことなんだと思います。

『今日からはじめるブックトーク』には、上記以外にも関連する本が紹介されていました。次の2冊は手に取ってみたいと思いました。
歯みがきつくって億万長者―やさしくわかる経済の話 (チア・ブックス)歯みがきつくって億万長者―やさしくわかる経済の話 (チア・ブックス)
著者:ジーン メリル
販売元:偕成社
(1997-06)





新装版 レモンをお金にかえる法新装版 レモンをお金にかえる法
著者:ルイズ・アームストロング
販売元:河出書房新社
(2005-05-21)


10月のGMポプラ文庫

10月20日(木)14:00〜16:30  @GMマルチルーム

DSCN3838今月のテーマは「身体を動かそう」と「ハロウィン」

季節の本のコーナーには魔法使いや、魔女の絵本、おばけの本などが並びました。

DSCN3839薄曇りの肌寒い一日でしたが、雨も降ることなく、たくさんのお友だちが文庫に来てくれました。

DSCN3840← 文庫会場のマルチルームを中庭から見た所。
      
→  窓から見える中庭の木々も秋の色が濃くなってきました。


 

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小さい子のためのおはなし会

わらべうた  ととけっこう
おはなし   「くまさんのおでかけ」中川李枝子作 おはなしのろうそく1より
わらべうた  このこどこのこ  ここはとうちゃんにんどころ
        ここはてっくび
絵本     『あそびましょ』
あそびましょ (ちいさなしかけえほん)あそびましょ (ちいさなしかけえほん)
著者:かどの えいこ
販売元:あかね書房
(1997-10)
DSCN3841




わらべうた  いっぽんばしこちょこちょ 
        とうきょうとにほんばし
        とっちんかっちん
絵本     『 はねはねはねちゃん』
はねはね はねちゃん (0.1.2.えほん)はねはね はねちゃん (0.1.2.えほん)
著者:なかがわ りえこ
販売元:福音館書店DSCN3843
(1998-04-15)





リトミック   ながいながいながいね
わらべうた  さよならあんころもち


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大きい子のためのおはなし会

わらべうた  ととけっこう
おはなし   「くまさんのおでかけ」中川李枝子作 おはなしのろうそく1
くまさんタイム
わらべうた  くまさんくまさん
絵本     『はしる』阿部肇 堀内誠一 かがくのとも 福音館書店
はしるDSCN3844
 







絵本    『シナの5にんきょうだい』
シナの五にんきょうだいシナの五にんきょうだい
著者:クレール・H・ビショップ
販売元:瑞雲舎
(1995-10-26)DSCN3845



手遊び   
絵本    『みんなびっくり』
みんなびっくりみんなびっくり
著者:長 新太
販売元:こぐま社
(1983-01)
DSCN3846

DSCN3847
『シナの5にんきょうだい』は、長いおはなしだったけど、最後までしっかり聞いてくれました。

『みんなびっくり』も、大笑い♪

真剣な子どもたちのまなざし!私たちへのなによりの応援です。

おはなしラッコ☆10月

10月14日(金) 10:30〜

お天気の崩れが気になっていましたが、薄曇りで暖かい1日。ラッコにくるお友達も元気に集まることができました♪

今回は4組のお友達が、お兄ちゃん、お姉ちゃんの幼稚園行事で参加できませんでしたが、今年5月に生まれた最年少のMちゃんが参加してくれました。5か月のMちゃんと比べると、1才半〜2才のお友達はうんとお兄さん、お姉さんです。そういえばラッコに初めて参加したころは、みんなこんな感じだったのね・・・ずいぶん大きくなったなぁ〜とママ達も感慨深く思ったのではないかしら^^

それともうひとつ。今月3日に亡くなられた元永定正さんへの追悼の想いをこめて、今回は『もこもこもこ』と『わ』の2冊を読んだこと。『もこもこもこ』が大好き♪というお友達もいっぱいいて、こんなに幼い子どもたちの心を捉えている絵本を作った元永さん。天国で小さな子どもたちを見守り続けてほしいと思いました。

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オープニング  ○○ちゃんとお友だち  Mちゃん初参加なので自己紹介
パネルシアター まんまるちゃん
手遊び      こぶたたぬききつねねこ
パネルシアター まんまるちゃん
手遊び      ぱんだうさぎこあら
絵本       『むくむくもごもご』松竹いね子/ましませつこ こどものとも0.1.2  
                         2011年11月号      福音館書店
 mukumuku






わらべうた    このこどこのこ   とっちんかっちん
           いっぽんばしこちょこちょ とうきょうとにほんばし
           ここはてっくび
絵本       『もこもこもこ』谷川俊太郎/元永定正
 もこもこもこ (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)もこもこもこ (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)
著者:谷川 俊太郎
販売元:文研出版DSCN3834
(1977-04-25)





DSCN3835わらべうた    えんやらもものき
           じぃーじぃーばあ
           にぎりぱっちり
           ちゅっちゅこっこ
           ももやももや
           おてんとさん
           もどろもどろ
絵本       『』元永定正  こどものとも0.1.2 2010年9月号
wa2011-10-14 112659






輪つなぎあそび  みんなで輪つなぎを作って遊びました。 細く切った折り紙の片っ端に両面テープ。
            子どもたちは剥離紙をママに外してもらって輪にして貼るだけ。
            長くつながるのが面白かったですね♪
リトミック  「ながい ながい ながいね だれのおみみDSCN3836
       うさぎさんの おみみは ながいね♪」
       「ながい ながい ながいね だれのおくび
       きりんさんの おくびは ながいね♪」
       「ながい ながい ながいね だれのおはな
       ぞうさんの はなは ながいね♪」
       リトミックは楽しくて、子どもたちから繰り返しリクエストされました。
       こちらは月夜さん(@ehonekun)の指導で楽しみました♪
わらべうた   さよならあんころもち

軽井沢旅日記 2.絵本の森へ

10月10日(月)

DSCN3801朝、ホテルの客室の窓から浅間山がくっきりと見えていました♪
                                   DSCN3802
DSCN3803
← 客室の前の木立からは柔らかいキラキラと朝陽の光が零れてきて綺麗でした。



昨日の渋滞を教訓にと・・・早目に朝食を済ませ、予定より早くホテルをチェックアウト。今日の目的地は軽井沢絵本の森美術館です。

実は今回の旅の目的はこの美術館を訪れることでした。
仕事で、木葉井悦子さんの絵本について調べ物をしている時に、この美術館には木葉井さんの部屋があることを知り、また絵本学会初代会長の吉田新一さんの蔵書を集めた「吉田新一文庫」があることを知り、どうしても来てみたかったのです。
今年5月に結婚25周年を迎え、銀婚旅行に来たいとお正月に夫に提案していたのでした。しかし5月の時点では3.11の後で自粛ムードもあり、一旦取りやめていたのです。

さて、ホテルを早く出たのはよいけれど、昨日とは打って変わって渋滞は無し!(昨日渋滞を引き起こしていた車は、連休最後の日はもう帰路についたのでしょうか?)

オープンの9時半より30分以上前に目的地に到着。

駐車場に車を止めて、付近を散策していたら、実は夫が行きたかった「軽井沢高原文庫」がすぐお隣だと発見。こちらは9時オープンだったので、10分ほど開館を待って、10月1日から展示の始まった「本の虫・虫の本〜ヘルマン・ヘッセ&どくとるマンボウ昆虫展」へ。DSCN3808


中学の国語の教科書に掲載されていたヘッセの「少年の日の思い出」を再現したクジャクヤママユ蛾の展示や、北杜夫さんの虫コレクションが、彼の文章と共に展示されていました。虫屋の夫も大満足の展示。虫屋仲間も高く評価しているというこの展示・・・客は私たちだけで、じっくりと展示を読み、見ることができました。

軽井沢高原文庫の庭には堀辰雄の山荘が、旧軽井沢から移築されて保存されていました。DSCN3805

こちらの中にも、所狭しと虫の標本が^^DSCN3807

まさに「風立ちぬ 今は秋」・・・爽やかな秋の風の中に佇む山荘の風情・・・素敵でした。


DSCN3804また、反対側の庭には野上弥生子が書斎として使っていたという茶室も。





軽井沢高原文庫での夫至福の時を過ごした後は、いよいよ私が来たかった念願の軽井沢絵本の森美術館へ。
DSCN3810DSCN3811
「美しきガーデンミュージアム」と呼ばれているだけあって、お庭がとてもきれいでした。

ピクチャレスク・ガーデンではシュウメイギクがとてもきれいで、秋のそよ風に揺れていました。

ここでは私はゆったりと時間をかけて絵本の展示を見ることができました。

木葉井悦子さんの部屋では『かさじぞう』の原画を、第2展示室では「四季の絵本展」を、そして吉田新一文庫の絵本や児童書を研究する者には垂涎の資料類を見ることができて、幸せ♪

絵本の森美術館はムーゼの森の一部。絵本の森美術館を見終わったあとは、同じムーゼの森の中にあるエルツおもちゃ博物館へ。くるみ割り人形や、ドールハウスなど、木の玩具の魅力にたっぷり触れてきました。

その後、歩いてすぐのタリアセンへ。
軽井沢高原文庫も含めて、こちらには塩沢湖の周辺にペイネ美術館や深沢紅子野の花美術館などが点在している風光明媚な公園でした。

DSCN3812DSCN3813←塩沢湖畔に佇む睡鳩荘。ここはヴォーリス設計の朝吹家の別荘。今回はペイネの絵が展示されていました。

→深沢紅子野の花美術館。この建物は元は旧軽井沢にあった軽井沢郵便局だったのだそう。軽井沢ナショナルトラスト運動によって、移築保存されているのです。

1階はイタリアンレストラン「ソネット」になっていて、ここでランチ♪

食後、2階の深沢紅子さんの野の花の絵を見ました。ここには絵本『きいちごだより』など古矢一穂展をやっていました。
きいちごだより (日本傑作絵本シリーズ)きいちごだより (日本傑作絵本シリーズ)
著者:岸田 衿子
販売元:福音館書店
(2001-06-30)





DSCN3814DSCN3815
塩沢湖に沿って周遊できる散歩道があり、そこをのんびり散策。どんぐりがたくさんの実を落としていました。




DSCN3816
普段はペイネ美術館になっている「夏の家」は、今回は建物の公開になっていて、ペイネの絵の展示は睡鳩荘。DSCN3817

昭和8年に建てられたこの「夏の家」は、旧帝国ホテルを設計したライトのスタッフだったアントニン・レーモンドの別荘で、中庭にはプールもあったそう。当時の別荘文化を垣間見ることができました。


DSCN3818曇りがちだった昨日とは打って変わっての快晴!
青空が眩しいくらいでした。DSCN3821





最後は、タリアセンの入り口を出たところにある有島武郎の別荘「浄月庵」へ。
ここは有島武郎が愛人波多野秋子と情死した別荘なのでした・・・

今はライブラリーカフェ「一房の葡萄」になっていました。ここでティータイム♪DSCN3827

文化的な刺激をたっぷりもらった秋の一日でした。

4時の新幹線には十分時間があったものの、駅前が渋滞するのではないかと2時半すぎにはタリアセンを後にしました。でも今日はやっぱり道路がまったく混雑してなくて、たった15分で駅へ。レンタカーを返却して駅舎の中にあるカフェでほっと一杯。

DSCN3828軽井沢高原ビール♪

今回は結局運転を全部夫がしてくれて、途中で飲むことができなかったので、新幹線の時間まで、ホッとして飲んだのでした。

フルーティですごく飲み易いビール。最高でした☆ 
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