みどりの緑陰日記

香港で始めたプレイルームどんぐりから数えて28年、子ども達に絵本や児童書を手渡し続けてきました。保育士養成の場で仕事をしたこともありますが、今は図書館にかかわる仕事をしています。絵本や児童書のこと、文庫活動のことなどを綴っています♪

2012年03月

1年の締めは・・・

3月17日(土)18:30〜

毎年恒例ポプラの会の年度の締めくくりの会を、井荻の旬亭「よこ田」で開催しました。2004年から続いている伝統の^^行事です。ポプラの会は、私の渡星前はひとつだった文庫の様々な活動が、シンガポール在住中に有機的に分離しそれぞれが活発に活動をする中で、それら3つの活動(ポプラ文庫・絵本の会・おはなしラッコ)をゆるやかに繋ぐ会です。 

この会には、3つの活動に普段携わっているもののほか、元スタッフとか、バザーの時だけ参加という手作り上手な人とか、いろいろ集まってきます。みんな日本酒大好きな猛者のような集団なのですが、今回はポプラ文庫の代表のNさんと、会計のSさんが急遽参加できなくなり残念!いつもはこの二人が飲むペースを引っ張っていってくれるのですが・・・というわけで、今回は飲む量が少なかったかも^^

 お料理は春を感じるコースでした。DSCN5104

春の山菜の天婦羅(うど、こごみ、蕗の薹)の画像だけ撮りそびれました!
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DSCN5108どれもこれも美味しかったです♪

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若竹煮も繊細なお出汁がうれしい一品でした。


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いただいたお酒は、島根のお酒、純米無濾過原酒「天穏

それからDSCN5112奥能登の宗玄「純米生酒


どちらも豊潤で、春のお料理を引き立てる美味しいお酒でした♪
そしてこの時期の〆は、さくらアイス。
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もう、とっても大満足な会となりました。

NさんとSさんが居なくて。ちょっと物足りなかったけれど・・・

DSCN5107手作りスタッフのKさんが、次年度のバザーにどうかしら?とミニチュア家具の試作品を!これはお人形遊びをする女の子には絶対喜ばれる!その精巧さにもびっくり。

引き出しも扉も全部開きます^^秋のバザーがもう楽しみなのでした♪



JAXAからのミッション「発想力」を身につけろ!

3月17日(土) 14:00〜 @ゲートシティ大崎

DSCN50733月17日、18日の二日間行われたJBBY/JPIC共催の「子どもの本の日フェスティバル」の中のイベント、BookBird日本版創刊2周年記念「JAXAからのミッション『発想力』を身につけろ!」のお手伝いをしてきました。

というのも、BookBird日本版を発行しているマイティブックは大学の後輩にあたる友人が運営している会社で、 片腕となる社員が妊娠中で 、実質社長である彼女がひとりで切り盛りしているのです。
このイベントの打ち合わせの時も同行し、今回は受付と司会のお手伝いをさせていただきました。DSCN5072

講師はJAXAの主任研究員、小口美津夫さん。若い頃はロケット開発の研究をされ、今は宇宙空間で人が生活するために、さまざまなものをリサイクルするシステムなどの開発・研究をなさっています。

当日は朝から冷たい雨が降っていたにもかかわらず、会場には86名の子ども達と付き添いのお母さん、お父さんでエアコンを冷房に切り替えるほどの大盛況。

DSCN5074また講師の小口さんの語り口は、軽妙洒脱、楽しくて判り易く子ども達だけでなく、大人もぐいぐい惹き込まれて行きました。

印象に残ったのは、宇宙までの距離。遥かかなたに宇宙があるようなイメージでしたが、地球の大気圏の外はもう宇宙空間。そう考えるとたった100km先は宇宙なんですよね・・・という発想力。

子ども達には、この発想力がとても大切なんだと言うことを、小口さんは何度も語ってくださいました。DSCN5076

子ども達をより一層惹きつけたのが、実験でした。JAXAの研究所から運んでくださった真空装置。宇宙空間に見立てて、プロペラ飛行機が真空の中で飛び続けることができるか・・・まず子ども達に予想を立てさせます。

空気がある中ではぐるぐると回っていたプロペラ飛行機の模型。装置の中の空気をどんどん抜いて真空に近づけると・・・子ども達の立てた予想、仮説が正しかったかどうかを確認します。そしてどうしてそうなったのかを考えさせます。

DSCN5089今度は同じ装置で、ロケットの模型でも実験。
どうしてロケットエンジンならば、空気の無い所でも飛べるのかも考えさせます。

そうやって宇宙空間について具体的なイメージをさせていくのでした。
お話は一方的にするのではなく、子ども達の中に入って行って、発言させ、自分達で考えさせます。幼児から中学生までの子どもたちはみんな夢中です。

限られた条件の中で、考え、発想し、生み出す・・・という宇宙開発に関する研究に子どもたちは興味深々の様子でした。
DSCN5103子ども達にとって、宇宙がぐんと近くなった時間でした。

この子ども達の中から将来宇宙について研究する人がきっと生まれるのでは!と、わくわくしながらお手伝いをさせていただきました。

私にとっても、知的好奇心を大いに刺激されたよい機会でした♪






GMポプラ文庫☆3月

3月15日(木) 10:00〜 14:00〜16:30

DSCN50573月のポプラ文庫は、蔵書点検のために返却のみ。
グランドメゾン杉並での出張文庫も丸3年が過ぎ、4年目の活動に入ります。それを前に利用者の皆さんから感想や要望を伺おうと・・・午前中に茶話会を企画しました。

パーティールームを予約し、温かい飲み物や茶菓子を用意してお待ちしていたのですが・・・残念ながらスタッフのみでした。GMスタッフのUさんが参加してくださって、いろいろGM側の様子を聴かせてもらえてよかったです。

午後は、返却とおはなし会のみでしたが、たくさんのお友だちがおはなし会を楽しみにして来てくれました。前半の小さい子の会も、赤ちゃんだった子達がそれぞれ成長し、絵本の読み聞かせに集中できるようになっていました。

後半の幼稚園児、小学生は、素話を含めて長いおはなしをしっかり聞けるようになっていて、読み手が支えられていると感じました。

4月からは、小学生のためのおはなし会を始めようと思います。
2時15分から小さい子、3時から幼児、4時15分から小学生です。お楽しみに♪DSCN5060

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小さい子の為のおはなし会

導入    二羽のことり  
わらべうた  ととけっこう   ここはてっくび
       ここはとうちゃん    めんめんすーすーDSCN5061
絵本   『いいおかお』松谷みよ子/瀬川康男  童心社
いいおかお (松谷みよ子あかちゃんの本)いいおかお (松谷みよ子あかちゃんの本)
著者:松谷 みよ子
販売元:童心社
(1967-04-15)





わらべうた  とっちんかっちん いっぽんばし とうきょうとにほんばしDSCN5062
絵本  『おうちにかえろう』三浦太郎 
おうちへかえろ (とことこえほん)おうちへかえろ (とことこえほん)
著者:三浦 太郎
販売元:童心社
(2008-09)




わらべうた    ずくぼんじょ
           さよならあんころもち


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幼稚園児・小学生のためのおはなし会

導入    二羽のことり
わらべうた ととけっこう  ミトンくま「くま吉」登場
素話    『くまさんのおでかけ』中川李枝子作 おはなしのろうそく1より
ミトンくまさんタイム
わらべうた くまさんくまさん
絵本    『あさになったのでまどをあけますよ』荒井良二 偕成社
あさになったのでまどをあけますよあさになったのでまどをあけますよ
著者:荒井 良二
販売元:偕成社
(2011-12-02)





絵本    『とこやさんにいったニッセ』DSCN5065
とこやさんにいったニッセ
著者:オロフ ランドストローム
販売元:偕成社
(1993-11)

素話   『とりのみじい』「子どもに語る日本の昔話2」こぐま社より
子どもに語る日本の昔話〈2〉子どもに語る日本の昔話〈2〉
著者:稲田 和子
販売元:こぐま社
(1995-12)DSCN5066





黒井健絵本原画展に行ってきました♪

3月14日(水) 18:30〜@松屋銀座

DSCN5054画業40周年記念 黒井健 絵本原画の世界〜物語との出会い」展の初日にどうしても行きたくて、仕事帰りに寄ってきました。

黒井健さんの絵本との出会いは、長男が生まれた時に先輩からいただいた『でんぐり でんぐり』でした。


でんぐりでんぐり (けんちゃんとあそぼう 2)でんぐりでんぐり (けんちゃんとあそぼう 2)
著者:くろい けん
販売元:あかね書房
(1982-03)





その頃から黒井健さんの絵本は、子どもの表情が豊かで注目していたのですが、『ころわん』シリーズをはじめ可愛い絵を描く画家さんというイメージでした。それが新美南吉の『ごんぎつね』、『手ぶくろを買いに』で、独特の世界観を表現できる画家として広い年齢層の人を惹きつける画家へと成長されたという印象を受けました。

クレヨンハウス「子どもの本の学校」の講師でいらした黒井さんのお話を伺ったのは1993年のこと。パステルや色鉛筆で直接着色せずに、その色を油を沁み込ませた布でこすりとって、ステンシルの要領で山の稜線などを描いて行く画法を画像で見せていただきました。(油ぼかし技法

子ども達が小さい時に大好きだった『あのね、サンタの国ではね・・・』が、ぼろぼろになってしまったので、その時買い直してサインもしていただきました♪(その絵本には、上の3人の子ども達の名前に宛てて黒井さんのサインが!)
あのね、サンタの国ではね…あのね、サンタの国ではね…
著者:嘉納 純子/黒井健
販売元:偕成社
(1990-11)


原画展では、黒井健さんが『ごんぎつね』の絵本を描いたことが、彼にとって大きな転機であったことがわかりました。
「25歳で絵を描いて一生を過ごしたいと決めてみたものの、自分が何を描きたいのかもわからない、絵の具もどれを使ったらいいのかわからない。ただ絵を描きたいだけ、それも洋画や日本画ではなく、イラストレーターとして。1970年頃に耳にした「イラストレーター」という言葉が、私にはカッコよくきらびやかに輝いていました。印刷出版される絵を描くことが夢でした。(中略)「私は絵本に向いていないのでは?」当時の絵雑誌の絵は可愛く明るい色彩であることを期待され、それに応える絵を描けるようになっていました。でもその生まれた思いはしだいに大きく膨らんでいき、私を押しつぶし始めました。絵を描けないほどに。新美南吉作「ごんぎつね」。この名作に絵を描く機会を与えられ、私の迷走していた心は、はっきりとした意志を持ったような気がします。すぐれた文学の持つ感性に感動して、その何か深い部分と対話しながら絵を描いていることは私にとって心震える時でした。文章作品の感性と、絵を描くことで対話し教わることは、私の心に見えなかった扉を開き、それ以降の絵を大きく変えてくれました。」(図録「黒井健の情景」より
ごんぎつね (日本の童話名作選)ごんぎつね (日本の童話名作選)
著者:新美 南吉
販売元:偕成社
(1986-09)

手ぶくろを買いに (日本の童話名作選)手ぶくろを買いに (日本の童話名作選)
著者:新美 南吉
販売元:偕成社
(1988-03)

この二冊は、それまでも他の画家が絵をつけていた新美南吉の世界をより一層深め、文字の向こうにある情景を伝えてくれたのではないでしょうか。
ちょうど2月に@ehonwolfさん主宰のtwitter大人絵本会で、『手ぶくろを買いに』がお題本に取り上げられたところ。(大人絵本会の様子はこちらに@ehonwolfさんによってまとめられています。)

今回の原画展では、この二冊以外にも是非見てもらいたい絵がいっぱい。
イーハトヴ詩画集 雲の信号イーハトヴ詩画集 雲の信号
著者:宮沢 賢治
販売元:偕成社
(1995-09)

私のイーハトヴ―黒井健Note Book私のイーハトヴ―黒井健Note Book
著者:黒井 健
販売元:偕成社
(1997-10)


宮沢賢治の世界を描いた『雲の信号』『私のイーハトヴ』に描かれた風景は、1999年から2004年まで滞在したシンガポールの生活を支えてくれた絵本でした。熱帯の国で、ちょうど思春期の嵐に翻弄される子ども達と対峙しなければならなかった私を・・・DSCN5052

絵本で見ても美しい絵ですが、原画が持つ力・・・それは格別でした。6時半から見始めて、気が付いたら8時近く。閉店直前まで釘づけになっていました。
会場には、黒井健さんの長女・凪さん制作のフェルト人形があちこちに!これも注目です。外にも二人展のコーナーが。こちらはゆっくり見ることができなくて残念でした。

会期は3月26日(月)まで・・・あと2回、見に行く予定です♪機会を作ってくださった松屋の文化催事の皆さま、ありがとうございます

保手浜孝木版画展へ

3月13日(火) 19:00〜

120313_184900阿佐ヶ谷、パールセンター商店街の中に、とても不思議な、そして隠れ家のような喫茶店Cobuがあります。入口はスミレという洋品店。そのお店の奥に、喫茶店があるのです。そこを会場に保手浜孝さんの版画展があり、会期最終日、しかも片付け30分前に滑り込みセーフで見てくることができました♪

Cobuに到着して、すぐに山口に在住の保手浜さんにかわって版画展の準備をなさった「人形と保育の会」の高田千鶴子先生が会場へ・・・

高田千鶴子先生のミトンくまさんは、ポプラ文庫でも大活躍。勤務先の会社が受託している図書館でもあちこちでミトンくまさんを、小さい子のおはなし会で使わせていただいています。

保手浜さんの版画展と高田先生とのご縁について、詳しいことは「保育と人形の会」のブログにもあるので、そちらをご覧ください♪

保手浜さんの版画は、『版画のはらうた』で、多くの人がファンになっていることでしょう。
版画 のはらうた版画 のはらうた
著者:工藤 直子
販売元:童話屋
(1992-10)

版画 のはらうた〈2〉版画 のはらうた〈2〉
著者:くどう なおこ
販売元:童話屋
(1996-09)

版画のはらうた〈4〉版画のはらうた〈4〉
著者:くどう なおこ
販売元:童話屋
(2008-06)





力強い線の中に、人に寄り添う暖かさを感じる作品ばかり。高田千鶴子先生と一緒に見ることができて、感動的な時間でした!120313_190215

→サイン帳の一番最後にひとこと書かせていただきました♪一番印象的な作品、「together」、二匹のくまが手を繋ぎながら一輪車に乗っている様子が、二匹が一緒に楽しそうに笑いあっている声が聞こえてきそうで、こちらまで楽しくなる作品でした。


高田千鶴子先生の本のご紹介。
手ぶくろ人形の部屋―作ってあそぶ・作って演じる手ぶくろ人形の部屋―作ってあそぶ・作って演じる
著者:高田 千鶴子
販売元:偕成社
(1982-06)

この本は、保育専門学校勤務時代には、学生さん達の副読本としても購入してもらい、みんなでミトンくまを作りました♪実は、私が幼児教育科の学生の時にも、この本を使って作成しているというロングセラーです!
いっしょにつくろう―絵本の世界をひろげる手づくりおもちゃいっしょにつくろう―絵本の世界をひろげる手づくりおもちゃ
著者:高田 千鶴子
販売元:福音館書店
(1994-10-31)

ぐりとぐらのお人形を私はこの本を見ながら、3ペアほど作成しました♪

たのしい手ぶくろ人形たのしい手ぶくろ人形
著者:高田 千鶴子
販売元:新日本出版社
(1991-02)



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